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虫歯が進行したため
右上奥歯(3根管)の神経をとりました。

これまでの治療過程は
6日に抜髄完了(2回に分けて神経を取り除きました)。

寝付けないほどの激痛が出たため
10日に再診療。
その際は、3本とも根の先に炎症ができているとのことで
その部分を取り除いて頂きました。

その後、強い痛みは出ず、少しの痛みがずっと続く感じで、
詰め物部分を押すと少し痛い感じもありました。
で、6日の際に予約を入れていた14日に診療していただいた際
膿が出ているとのことで、取り除いていただきました。

膿が出ているということは
歯根嚢胞なのでしょうか?
それ以外の可能性もあるのでしょうか?

たぶん膿が出ているのは1根管だけです。

CTは抜髄治療が始まる際に撮ったのみで
その時点では、歯根嚢胞のような影はありませんでした。

膿が出ているとのことで、不安感がかなり強まっており
質問させていただきました。

あと、この状態での転院は難しいでしょうか?
(自費診療のところに変えようかと…)

まだ、抜歯や歯茎切開等は言われていませんが
可能なら、それを避けたいと思っております。

A 回答 (1件)

まず、おことわりしておきますが、歯医者ではありません。


お口の中を拝見していないため、錯誤があるかもしれませんので、
あくまでもアドバイスとして参照する程度にしてください。



一般的には、「歯の神経をとる」と「神経が無いから痛まない」と
考える方が多いようですが、麻酔なしで神経を取られると激痛です。
手足の普通のケガでも受傷直後でなくても痛むことがあるように
その名残が多いと術後の痛みとなります。
実は、歯の神経を取る(抜髄)手術で痛みが出る危険が大きいのが
歯の中に細菌が入ることによる感染です。
今回は排膿(膿が出ること)があるので、明らかに感染です。



>虫歯が進行したため(中略)神経をとりました

どの程度かによって状況は異なります。
既にかなり大きなむし歯で感染していたかもしれません。
抜髄の術式で感染したかはわかりませんが、排膿がある場合
病巣が根管口から先の根尖にあるので、根管内の消毒に
徹してもすぐに改善しないことがあります。
しかし、あせって根管をいじると悪化することが多いので、
詳細は担当医に説明を求めていただいたほうがいいです。



>2回に分けて神経を取り除きました

担当医が「2回に分けた」と説明されましたか?
一般的な抜髄は1回で術式を完了させます。2回に分けるのは、
 ・普処(単治)
   むし歯が大きかったり痛みが強いなどの理由で、処置が困難なので
   むし歯に薬を入れて一時的な消炎を図る(神経にはさわりません)
   1回目は抜髄ではないので、本当の抜髄は1回です。
 ・失活抜髄
   麻酔が使えない等の理由で、薬(現在は販売中止している)
   を使って神経を失活させる(殺すこと)
   薬が超危険なため、現在は特別な事情がないと行いません。
 ・残髄
   本来は1回で終わったつもりでしたが、神経が残っていたもの。
   「2回に分けた」ではなく「1回で終わっていなかった」です。
 ・断髄が奏功しなかった
   断髄(神経をあえて一部保存する方法)を試みたけど
   経過不良で抜髄となるもの。普通は断髄の説明があります。
   断髄は乳歯や根未完成の場合に多いのですが、(うちの地域では)
   年齢制限はありません。
   結果的には2回ですが、一回目が断髄なので抜髄は1回です。
などが考えられます。
いずれも、通常の抜髄とはやや異なりますが、「2回に分けた」とは
言いにくい面があり、この点について担当医の説明には疑問があります。



>膿が出ているということは歯根嚢胞なのでしょうか?

本来の歯根嚢胞は、以前に神経を取った歯に起こります。
過去の感染性異物による「膿のふくろ」なので、
短期に形成されることはあまりありません。
ただし、有髄歯(神経がある歯)と思っても、深在性のむし歯や
それに対して行った処置が奏功していないで神経が自然死すれば
神経を取っていない歯でも形成されていることはあります。
(神経は死んでいるので抜髄ではなく感染根管処置になります)
レントゲンやCTで確認した時点で、嚢胞が無ければ
おそらく歯根嚢胞ではありません。



>それ以外の可能性もあるのでしょうか

前述のように歯根嚢胞の可能性は極めて低いです。
普通に「抜髄の前後に細菌感染があった」と考えます。
既述ですが、むし歯が小さく見えても今回の処置前に
感染していたかもしれませんし、どんなに慎重に行っても
術中・術後の感染はありえます。
感染経路の特定は困難なので、現状の改善を重視してください。

一般的に、このような質問に対して「RD(ラバーダム・
ゴムの膜を張って患歯のみ露出させることで感染のリスクを減らす)
をしない医院はヤブ」との意見が多いようです。
残念ながら、RDで完全に感染を予防できるものではなく、
歯が崩壊しているとできない。患者は開口を強制させられる
クランプ(ゴムを留める金具)が歯ぐきに食い込むと痛いなど
実際にやると大変です。知り合いはあまりの評判の悪さに断念して
現在はZoo(簡易開口器で乾燥させる器械)を使用しています。



>この状態での転院は難しいでしょうか?

そんなことはありません。
理由を明確に先生に説明すれば問題ありません。
個人的にはむしろセカンドオピニオンを受けたほうがいいと思います。
ただし、現在の担当医の処置が間違っているとは断言できませんので
同じ処置になるかもしれませんから、転院の必要性は明言できません。
保険診療では、歯の神経処置は手間のわりに料金が安いので、
真剣さに欠ける歯科医がいることは事実です。
ただし、自費の診療所はマイクロスコープ(簡単に言えば拡大鏡)や
高価な薬剤を使用することで回復が早い可能性はありますが、
現状でお奨めかといえば微妙です。
上顎大臼歯は根が3本あることが多いのですが3根4根管などざらにあり、
湾曲や上顎洞との関係で、最もやりにくい歯です。



>抜歯や歯茎切開等は言われていませんが可能なら、それを避けたい

排膿があっても腫脹(はれ)が無ければ切開することはまずありません。
腫脹があり、波動を触れる(例えるならブクブクした感じ)なら
むしろ切開・掻把をしたほうがいい場合もあります。
よほどの理由(歯槽膿漏や破折、、髄腔底穿孔など)が無ければ
抜髄後に抜歯することは非常にまれです。



ご質問の回答としては、こんなところでしょうか。

ところで、「CTは抜髄治療が始まる際に撮った」のであれば、
CTが自費か他に疾患があるのではありませんか?
(以前より緩和されたといえ、保険でCTを算定する要件は、埋伏智歯や
 顎関節症、顎裂、腫瘍、その他通常では確認困難なものなどになるので
 抜髄などの病名だけでCTを撮影しての保健請求は無いはずです)
そこまでその歯科医院で費用をかけておられるなら、
個人的には、あえて転院される必要性は疑問です。
(安易に保険でCTを撮られる医院は…)
あるいは他に疾患があり、それが遠因であれば回答は異なります。
その点が少し気になります。

長くなりましたが、おだいじになさってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

非常に参考になり
これまでの不安が緩和されました。

抜髄に関してはお医者さんからは
出血量の関係で2回に分けて抜いたと言われました。

ネットを見ていると歯根嚢胞以外で
抜髄絡みで排膿がある場合の情報が無かったのですが
感染の結果なんですね。
ひとまず、何も分からなかったものが分かってきて安心しました。

CTに関しては
かかりつけの医院のHPにCTを導入しているという記載があるので
撮ってもらったのはCTだと思っているのですが
ネットで他のことを調べてるうちに、CTじゃなくてレントゲンなのかも…とも思えてきました。
未だにどちらかは分かりませんが。

お礼日時:2015/04/18 20:57

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