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第二次大戦の日本潜水艦についてですが、魚雷はどのようにして命中させていたのでしょうか?
自分の考えでは
1.海面へ浮上したのち目標へ向け魚雷発射
2.水中から目標の下にもぐりこみ垂直に魚雷発射
のような感じなのかなと思うのですが・・・。
正しいご解説をどうかお願いします。

A 回答 (5件)

潜水艦の潜水中は、水上航海中に充電した電池で航行します。


このため、基本的に原子力潜水艦を除き、現在の自衛隊が
保有する通常型潜水艦を含め、潜水艦が潜水して行動が
できる時間はあまり長くありません。
このため通常は水上を航海し、会敵したり、待ち伏せや
敵がいそうな海域などで潜水します。

潜水艦は水中では目視で敵を見つけられません。
そこで、ソナー(水中聴音機)という機械を使い、
音で水上航行する船を探知します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B4%E9%9F%B3 …
もちろん、見ないでそのまま攻撃すると、
味方であれば大変です。
そこで潜望鏡で見える深さまで浮上して確認します。
確認したら、あとは水中聴音機と潜望鏡からの情報から
敵の位置を推定し、魚雷を発射して逃げます。
相手が潜水艦に気が付いていなければ、ほぼそのままの
向きと速度なので、「沈黙の艦隊」のような
難しい予測をする必要はありません。
よほど自信がある場合を除いて、魚雷は複数を扇状に発射し、
命中の確認は水中聴音機の音で判断します。



通常の魚雷は射程が短いのですが、日本の酸素魚雷は
非常に射程が長いので、1942年9月15日、伊19潜は空母ワスプを
撃沈した時に外れたはずの魚雷が、9km先の戦艦・駆逐艦に
命中するという戦果をあげました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8F%B7 …



魚雷は高価で、装備する数にも限りがあるので、
通商破壊活動中の時に非武装の輸送船だと、
艦砲で攻撃することもありました。
日本の場合、太平洋は米軍が目を光らせていましたが、
特に序盤のインド洋ではかなり余裕があったので、
降伏勧告で乗員を退避させて火をつけるなどで
弾薬を節約した逸話もあるそうです。
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この回答へのお礼

潜水艦が潜航できる時間は短いのですね。
魚雷発射までの行程がよくわかりました。
潜水艦にも興味がそそる戦果や逸話があったのですね。
詳しいご解説をありがとうございました。

お礼日時:2015/10/07 23:04

たいていの場合相手の船の煙が遠くから見えるので相当早いうちに相手を発見することが出来ます。


 相手を見つけたら潜行してソナーの音を頼りに近づきます。
射程距離には言ったら潜望鏡だけを出して相手を確認します。(ぐずぐずしていると相手に発見されます)
艦長が潜望鏡で相手を確認して、相手までの距離、相手のスピードなどを計算して発射します。発射したらすぐに潜行して爆発音を確認します。
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この回答へのお礼

潜水艦には艦長の熟練の指示が必要不可欠であるということですね。
爆発音で着弾を確認するというのは初めて知りました。
ご解説ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/07 23:14

通常は潜望鏡で標的を確認、距離と速度、進行方向を測定後、発射角を調整して魚雷を発射します。

本数は標的によって異なり、大型艦に対しては中心線を基本に数度ずつ角度をつけて扇型に複数本(最大で4本程度)を使うことが多かったようですね。
 反撃を喰らうことの少ない標的に対しては近距離まで接近して浮上して攻撃することもありますが、その場合は高価で搭載本数も限られている魚雷ではなく、搭載砲を使うことが大半だったようです。
 なお、日本に限らず魚雷は基本的に水平方向に向けて発射します。潜水艦から垂直に発射できる兵器で実用化されているのは現代の戦略核ミサイルくらいですかね。
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この回答へのお礼

目標の船体の下に潜り込んで魚雷発射というのは無理なんですね。
高価な魚雷を反撃を食らうことの少ない目標に使わないように搭載砲があったんですね。(プラモデルだと「こんなちっさい砲が何の役にたつんだ?」と思っていました。なぞが解決できてよかったです。)
ご解説ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/07 23:12

1でも2でもありません。


潜水艦には、潜望鏡が付いていて、その先端だけちょろっと海面から出して目標を定め発車です。
魚雷は、潜水艦の船先と船尾に装填。魚雷発射管を用い、管に装填 した魚雷を高圧空気または水圧で押し出す方法です。
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この回答へのお礼

魚雷発射は高圧気圧や水圧を利用するのですか!
てっきり戦車砲のような火薬を使っていると思っていました。
ご解説ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/07 22:57

潜水艦の長所は水面下に隠れて行動できることですから、


浮上して魚雷攻撃というのは考えにくいですね。
でもそういう攻撃方法もあったようです。

大戦中の潜水艦が浮上したら備え付けの砲と機銃での攻撃になります。
実際に、相手が弱い輸送船などなら高価な魚雷よりも砲撃で対応するでしょう。

当時の魚雷はまっすぐにしか進みませんので、
発射の際には船体を相手に照準しないとなりません。
ですが、船体を垂直にして攻撃するような事はありません。
というか、そんな無茶な姿勢したら潜水艦もタダでは済みませんよ。
(三次元行動できる潜水艦ですが戦闘機とは違います)

詳しいわけではないですが、
直進しかできない魚雷での「魚雷戦」はショットガン式になります。
ある程度の角度をつけて扇状になるように船体の方向を調整しながら1本づつ撃つ。
高速の軍艦相手だと見越し角算定が難しいので多数を発射するけど
鈍足の輸送船相手なら腕のよい艦長だと1発で仕留めるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

確かに船体を垂直にして魚雷攻撃はむりですよね。
魚雷は斉射するのではなく数発ずつがおおいのですね。
ご説明ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/07 22:55

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