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昨日から、Amazonのトップには"Solidarité"という単語とともにフランス国旗が、YouTubeのトップには"We stand with Paris"という文とともにフランス国旗が掲載されています。
Google翻訳を使ったところ、"Solidarité"は"連帯"と訳出されました。これらは二つとも同じような意味内容を表しているのでしょうか。
ご教示くださいますようお願いいたします。

A 回答 (3件)

外国語カテなので、もう少し踏み込んで考えてみます。


"We stand with Paris"は、「われわれはパリとともに立つ」、つまり「支持する」、「応援する」という意味です。具体的に、今回パリで起きたテロに際しての立場表明です。世界の共通語として、英語で書かれていると思います。"Solidarité"は、同じ観点と目標のもとに、大勢の人間が結束、連帯するという「理念」を表す言葉です。近年、宗教や人種が絡んだ様々な国際問題が起きるようになってから、欧米のメディアにはこの「連帯」を表す言葉と、「寛容」を表す言葉(英:tolerance)がよく見られるようになりました。価値観が同じなら、国境や人種、宗教の違いを越えて、寛容さを持ち、連帯すべきであるという考え方です。その「連帯」の理念に基づき、今回のテロに際してパリとともに立ちあがるという行為、立場表明が出てくるわけです。では、なぜこの「連帯」を表す語は英語でなくフランス語で出たかというと、それは、単にテロがフランスで起きたからではなく、この理念が、ほかでもないそのフランスで最も早く形成されたからでしょう。英語にも"Solidarity"、ドイツ語にも"Solidarität"という語がありますが、どちらもフランス語の"Solidarité"が入ってきたものです。"Solidarité"の語源を探れば、やはりギリシャ語やラテン語に行きつきますが、近代的な政治的、道徳的理念を表す語としては、フランス語の"Solidarité"が一番古く、伝統があるということです。連帯の理念発祥の国フランスと、それを表すフランス語に敬意を表して、あえてフランス語で書いたのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。
なるほど。連帯の理念発祥国はフランスだったのですね。
YouTubeは英語でしたが、Amazonがフランス語の"Solidarité"を使ったのは、Amazonはアメリカを代表するような大企業で、フランスがアメリカに自由の女神を送るくらい昔から仲のよい国同士であるためかなとも思っていました。
また、聞いた話なので正しいことか定かではないのですが、国家間の条約のような正式な調印文書はフランス語で行われているらしいので、そのことも関係しているのかなとも思っていました。

お礼日時:2015/11/18 16:35

お礼ありがとうございます。



>聞いた話なので正しいことか定かではないのですが、国家間の条約のような正式な調印文書はフランス語で行われているらしいので、そのことも関係しているのかなとも思っていました。

それもあり得ます。英語よりもフランス語の方が細かく正確な表現ができるため、公式文書では通常フランス語版も作成され、英語版の解釈が明確でない場合はフランス語版によって判断されます。またイギリスでは、中英語期にフランス語を母国語とする人たちを政府の要職につけたため、政治の現場ではフランス語が公用語で、その結果、政治、法律関係のフランス語が大量に英語に取り込まれたという歴史もあります。
公文書のフランス語について、下のサイトに興味深いエピソードがありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/ …
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。
添付していただいたブログを読んでみました。何カ国語かを勉強した経験がある化学者のブログは興味深いものですね。その一文に"形容詞の語尾変化などがない英語では、解釈があいまいになることがみられ、一義的な解釈が必要な場合には、フランス語版を正本にすると規定することもある。"というものがあったのですが、英語が一義的に解釈できないところがあるのには困りますね。国際条約ですから、解釈を誤ると大変なことになってしまいます。実際に"アメリカとイスラエルが決議の英語版のみ読んでいて、フランス語版を無視していたため、自分たちに不利な条件が記載されていることに気づかなかったのは、中近東情勢では有名な話だ。"というような問題が起こっていますし。これを読んで僕は、日本国憲法の解釈について思いました。日本語には形容詞の語尾変化などがあるにも関わらず、解釈でどうとでも取れてしまうというのは凄く危険なことですね。日本国憲法は国の最高法規なのですから。

お礼日時:2015/11/18 23:50

We stand with Paris.



は「我々はパリを支持する」「我々はパリと同じ立場である」といった意味ですから「Solidarité:連帯」と同じ意味でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。
どちらも同じ意味と思ってよいのですね。
余談なのですが、どこの国のAmazonを見てもトップはフランス語で"Solidarité"と表記されているのに対して、YouTubeはどこの国の言語に変えてもトップは英語で"We stand with Paris"と表記されていました。

お礼日時:2015/11/15 22:10

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