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オーストリアがボスニアヘルツェゴビナを併合した。セルビアの人たちは怒り、仲が良かったロシアに助けを求めた。だが、ロシアは助けなかった。
なぜならオーストリアとの関係が悪くなることを恐れたし、tradeのためバルカンの地域はロシアにとって大切な領地だったから。
と、アメリカの現地校で先生が "すごく簡単に言うと" こうだと教えてくれました。
間違ってることはないと思うのですが
誰かもう少し詳しく教えてくださいませんか。

A 回答 (2件)

「ボスニア危機」という言葉を初めて知って興味を抱き、調べてみました。


アメリカの先生が教えたことは、本質とはかけ離れていると思いました。
笑えるのは日本の高校世界史教科書には載っていませんでしたが、世界史の中ではかなり重要な出来事のようにも感じました。以下、インターネット情報だけで調べて私が気づいたことです。

 ボスニア危機とは、オスマン帝国が弱体化する中で多民族が暮らすバルカン半島で1908年に起きたオーストリアのボスニア併合に端を発した戦争勃発の危機のことであり、半年間の危機的状況ののち戦争は回避された。

 ここでの登場人物は、以下のようになる。
・オーストリアに併合されてもなんら問題ない≪アドリア海に面した≫ボスニア
・ボスニアがオーストリアに併合されたら困る内陸部に位置するセルビア
・セルビアのバックにいるロシア
・ボスニアを併合した内陸部に位置するオーストリア
・オーストリアの支援者のふりをしながらバルカン半島の領土がたくさん欲しい狡猾で最低野郎の国である、いわば暗黒帝国と断言していいイギリス・フランス
・領土的野心は持っているもののオーストリアに対する善良な支援者ドイツ

 ボスニアがアドリア海(地中海の一部)に面した港を持っているということがポイントだと思います。
 併合によりセルビアの反発を予想していたオーストリアはロシアと密約したうえでボスニアを併合しますが、ここでオーストリアが想定していなかったのはイギリス・フランスが黒海から地中海への出口になる海峡の通航権をロシアに対して認めなかったことです。(※)
そのため、オーストリアとロシアの密約が反故となり関係悪化し戦争の危機に直面するが、ドイツがロシアに対して戦争も辞さない態度をとったことから、戦争は回避された。

※イギリス・フランスがロシアの海峡通航権を認めなかった詳細な内容やオーストリアとしては、イギリス・フランスが当然このような対応に出ることは予想できた気がするのですが、何故想定外だったのか、ということはわかりませんでした。
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例えばWikipediaの以下の解説が参考になるでしょう。



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9 …

その他、Googleあたりで「ボスニア危機」といったキーワードで検索すると第一次世界大戦に至る歴史解説をしているWebページが幾つも見つかると思います。

参考まで。
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