質問です。

シュレディンガーの猫

の理論を超簡単に解釈すると、要するに、

この世界とは別の世界、つまりパラレルワールドが存在するということで理解してよろしいでしょうか??

ご回答お願いします。

このQ&Aに関連する最新のQ&A

A 回答 (8件)

シュレーディンガーの猫の思考実験は、次のとおりです。



 まず、蓋のある箱を用意して、この中に猫を一匹入れます。箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れて置きます。
 もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫は死にます。
 しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残ります。
 「一定時間経過した後、猫は生きているか死んでいるか」と言う問題です。

 ラジウムは、原子番号88の元素で元素記号は Raです。安定した同位体は存在せず、天然には4種類の同位体が存在します。
 ラジウムはアルファ崩壊してラドンになります。アルファ粒子は、陽子2個と中性子2個(ヘリウム4の原子核)からなります。アルファ粒子は不安定なラジウム核のアルファ崩壊にともなって放出されます。
 この様に、ラジウムはアルファ崩壊して、原子番号と中性子数が2減り質量数が4減るので、ラドンとなります。

 実験に使用するラジウムの全ての粒子の状態を正確に把握出来れば、実験時間内に一つでもアルファ崩壊を起こすか否か計算出来ます。その場合、猫は生きているか死んでいるか結論が導けます。それが、果たして可能なのでしょうか。

 量子力学では、粒子は波として表現し計算します。
 ドブロイは、物質を物質波の方程式①「λ= h/mV」(λ=波長・ h=プランク定数・m=物質の質量・V=物質の速度)と表現しました。


 この様に、全ての物質は波長と速度で表され計算されます。これを波動関数と言います。しかし、この「ドブロイの物質波」の方程式は、次の様な困難(=不確定性原理)を抱えています。
「不確定性原理」は、②「h/2π(パイ)m<Δx×ΔV」と表現されます。
h=プランク定数=6.629069×10^-34J*s(ジュール×秒)・π(パイ)=円周率3.141592・m=物質の質量(単位:㎏)・x=波長(単位:m)・V=速度(単位:m/秒)です。
 言葉にすると、「物質の位置を正確に確定しようとすると物質の速度が不確定になり、逆に物質の速度を正確に確定しようとすると物質の位置が不確定になる」です。

 この「不確定性原理」により、ラジウムの波長と速度を正確には確定出来ません。その為、量子物理学では、ラジウムのアルファ崩壊の過程を正確に計算することが出来ず、アルファ崩壊が実験時間内に一つでも起こったかについて、イエス・ノーの結論は出ません。
 ただ、確率的に、ラジウムのアルファ崩壊は60%起こり40%起らなかったとしか言えません。つまり、ある現象が起こったか起こらなかったかと言う相容れない2つが重なり合った状態として結論を表現するしかありません。

 冒頭に戻ります。量子力学では、アルファ崩壊が起こった確率が60%・起こらなかった確率が40%なので、実験後猫は60%死んでおり40%生きていることになります。しかし、猫が死んでいるか生きているかはお互いに相容れません。生きているか死んでいるかしかないのです。

 この様に、実験に使用するラジウムの全ての粒子の波長と速度を正確に記述することが出来れば、その中で所定時間内にアルファ崩壊する粒子があるか否か計算し結論が出ます。実験後、猫は生きているか死んでいるかはっきりします。
 しかし、量子力学の手法では「不確定性原理」により、ラジウム全ての粒子の波長と速度を正確に記述することが出来ず、所定時間内に実験に使用するラジウムの中の粒子がアルファ崩壊を起こすか否かは確率でしか表現出来ません。従って、猫は60%死んでおり40%生きていると言う矛盾した結論となるのです。

 シュレーディンガーは、量子力学の確率的表現を巨視的に見ると矛盾に陥ることを「シュレーディンガーの猫」の思考実験で表現しました。

詳細は
http://www42.tok2.com/home/catbird/syuredelinnga …
を参照下さい。
    • good
    • 1

もとは、波動関数の収縮に関する解釈において、もし、ミクロの世界でそんなことが起こるとなると、マクロの世界でシュレディンガーの猫みたいなことになるから、ミクロの解釈自体がおかしいよね!っていいう、思考実験だったと思います。

ところが今では、

・ 量子論が確立され、広く理解されることで、電子スリットの実験然り、波動関数の収縮の本質的な謎は解決していないにせよ、観測による収縮が現象論としては常識になったこと。



・ マクロの現象でも、量子論的現象が起きること。(つまり猫とまではいかないいが、電子等だけの現象でないこと)

などから、むしろ、量子論の神秘を説明する、逆の思考実験になっています。
    • good
    • 2

論理学における不完全性定理、


物理学における不確定性原理において、
決定論的な客観的存在は否定された。
(完全な公理系は無矛盾ではあり得ない、
あるいは存在の有する相補的不確定性の
決定化は無=無限不確定に還元する)

原理的な確定=本質的な因果律が存在しない事は、
物理学的な状態Aが、Bに変化する確率は、そのAが
Bになる複数のプロセスの全てを足したものとなる事から、
明らかである(=経路積分)。

それは、ミクロなレベルの話だけではなく、2本のスリットを
通してその向こうのスクリーンに電子を飛ばした場合、1個
単位で電子を飛ばしても、スクリーンに次第に描かれるのは、
2本の帯ではなく、干渉縞模様である事にも表れている。
即ち、スクリーンに1つずつ消えていく電子が、それ以前に
消えていった電子の場所を覚えていて、皆で協力しているか、
1個の電子が、2つのスリットをそれぞれ通った可能性同士が
干渉しているか、である。
    • good
    • 0

私はデコヒーレンス派です(^^;



シュレディンガーの猫の箱は外界からの影響も当然受けています。
デコヒーレンス理論によれば、外界からの熱揺らぎは、波動関数を
収縮させてしまうだろう考えられています。

デコヒーレンス理論は波動関数の収縮を具体的に計算しようと
考えている点で、私には好ましいですね。
正しいかどうかは知らんけど。
    • good
    • 0

要するにあなたは全く理解出来ていないと言うことでしょう。


多分ヒュー・エヴリットⅢ世型の量子論の多世界解釈を誤って理解したようです。
この解釈によると宇宙は刻々可付番無限数の世界に分かれ、我々はどこの世界にいるか分からない。
なお、アニメがお好きなら「ノエイン」をご覧下さい、バカバカしいが結構面白い。
    • good
    • 0

シュレディンガーの猫での一番の間違いは、箱を開けるまで猫が2つの状態の重ね合わせになってるという解釈。

少し考えれば、箱の中の観測器が観測している時点で確率は収束していることが分かる。
ところがこれが、今度は観測問題になってくる。観測とは何か、何を持って確率は収束するのか、という話。ここで古典的に『観測は人の行い』という暗黙の前提を用いると、上記の猫が重ね合わせた状態云々となってしまう(つまり間違い)。

人が居なくても(介在しなくても)観測は行われるし確率の収束は行われる。箱の中の観測器で確率は収束しているのは確かだが、その観測のどこでどのようにして確率が収束していると言えるのかは、まだよく分かっていない。
つまり、私たちはまだ自然界でどのように確率の収束が行われているのか分かっていない、ってのがシュレディンガーの猫の話の本当のところだと思います。
    • good
    • 0

シュレディンガーの猫の思考実験が述べているのは、量子力学的不確定性が観測により確定すると解釈すると、量子力学的不確定性がマクロな現象に関連付けられた場合に、マクロな現象にも量子力学的不確定性が存在し、観測によりそれが確定すると考えられるので、それがマクロな現象に対してパラドックスとなると言う事です。


その解釈の中で、多元宇宙などの考えを適用する場合もありますが、この思考実験がそれだけを解決方法として、求めるわけでは無いです。(コペンハーゲン解釈の「重ね合わせの状態」に対する問題提起である事は確かです)
実際問題、実験的には、猫に作用する機械自体がマクロな存在ですから、その機械が観測者と同等と考えれば、猫に作用する前に、量子力学的不確定性は収束してしまうと考える事が出来ます。
つまり、猫はあくまで、その機械が作用した時点で、状態が確定している事になります。
つまり、パラドックスは無い事になります。(猫に対して、量子力学的不確定性が存在すると考えた前提自体が間違っていたと言う事になります)
ただし、これは量子の重ね合わせの状態の説明にはなりません。
その説明は、いろいろな学説があると言う事です。(多元宇宙を考えるのも、その一つです)
    • good
    • 1

パラレルワールドの証明ではなく、EPRパラドックスの欠陥を指摘したものです。

    • good
    • 0

このQ&Aに関連する人気のQ&A

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人が検索しているワード

このQ&Aと関連する良く見られている質問

Q多世界解釈 パラレルワールド 宇宙の数は?

多世界解釈の仮定のもとに宇宙が分岐していくとしてその宇宙の総数を知りたいのですが、
そういったものを推定計算した論文だとかはないんでしょうか。

Aベストアンサー

 補足、承りました。#5です。

>無限同士で1:2とかそれ以外の確率も発生しうるんでしょうか?

 発生し得ますよ。3つから1つをランダムに選べば、それが1/3の確率「だった」世界で、選ばれなかった2つを合わせた世界が2/3の世界です。
 正三角柱を転がしてもそうなりますね。底になった1面の世界が1/3、2面見えている世界が2/3です。

 前には言及しませんでしたが、一つの世界を選び終えた途端、それが存在確率100%の世界で、それまであり得た残りの世界は全て0%の存在確率の世界です。だから、上では「だった」と強調してみました。

 ですから、SFであるような、そうした他世界(並行世界と言い換えているようです)に行くことはできません。もう、0%という存在しない世界ですので。

 しかし、その0%の世界の立場では、そこがそこにいる人にとっての100%の存在確率の世界で、こちらの世界が0%の世界だということになります。
 あり得る全ての分岐した世界群は、互いに平等、相対的です。

Qパラレルワールド

このような質問をしようかどうか迷い、また、どこでしたらよいのかさえわからずに質問するのですが・・・

パラレルワールド(平行世界・多元宇宙?)は存在するのでしょうか。
学問的にそのような研究はされているのでしょうか。(証明されているかは別として)
科学者の方はどのように考えてらっしゃるものなのでしょうか。

小説や映画などでは、結構あって個人的には好きなのですが、科学的にはどうなのでしょうか。

このような質問に答えてくださる方がいらっしゃったら、宜しくお願いします。

Aベストアンサー

 
  パラレル・ワールド(平行世界)は、人間の想像で古くから構想されていたものです。従って、哲学的に考察されて来ましたし、当然、物理学でも、そのようなものが問題になります。
 
  古代のギリシア・ローマの哲学者のなかには、世界が基本となる粒子でできていて、その並び方や組み合わせが、この現在の世界なら、「時間」が「永遠」であれば、遙か未来には、粒子が、現在の配置や組み合わせとまったく同じ世界ができるであろうということを考えました。世界は幾らでも永遠の時間のなかで再現され、無限に再現されるのだという考えです。ニーチェの「永劫回帰」は、或る程度古典学者だったニーチェにこの古代の考えに連関しています。(時間が永遠であれば、というのは、インド哲学・仏教哲学でも、考えられ、インドにも平行世界の考えがあります)。
 
  しかし、キリスト教では、この世界は神が創造し、開始があり終末があるとされます。しかし、ここから、では神が意志すれば、この世界とまったく同じ世界があるのではないかという考えが出てきます。また終末の後にできる世界は、この世界とどう違うのか、確かに違うかも知れませんが、それも平行世界だと云えないこともありません。
 
  この神が世界を存在させているという考えには、「瞬間瞬間」の世界の創造という考えがあり、これだと、世界の創造は、瞬間瞬間に行われていることになり、無限の数の世界があることになります。ただ、一つの世界系列だけを神は造っているということになりますが、本当にそうかどうか分かりません。つまり、瞬間瞬間に世界が新しく成立しているなら、別の可能性の未来へと分岐して行く世界があってもおかしくないのではないかという考えが出てきます。
 
  インド哲学では、「時間の最小単位」というものが古代から考えられていて、仏教ではこれを「刹那」と言います。この刹那と刹那のあいだに飛躍があり、世界と世界のあいだが刹那で、修業して刹那に入り込むことができれば、分からないことは何もなくなり、また、何かを自由に生み出すこともでき、また刹那から、別の世界に行くことも可能であると、インド古代の古典ヨーガ派の基本教典『ヨーガ根本聖典』に記されていますが、わたしは、修行が足りないので、そんな段階までは知りません。
 
  理論物理学の「多世界分岐」とか、漁師力学的な世界の分岐と拡散は、このキリスト教の神による世界の瞬間瞬間の創造に似ています。世界が、複数の(または無限の)可能な未来があれば、その可能性の数だけ未来が実現し分岐して行くという話で、わたしたちは、一つの世界のわたしたちであるので、他の世界は分からないのです。また、理論物理で考えられている世界の分岐や平行世界は、互いに、影響関係がないものとされていますが、それは影響関係のある平行分岐世界の理論を造れば、理論構成は可能であると思いますし、そういう影響関係にある世界が分岐して造られるというのが、「ない」とは云えません。
 
  「ない」とは云えないので、「ある」のではなく、少なくとも「構想」できる、ということです。また、「時間」とか空間とか、世界とは何かという問題を、哲学でも物理学でも考えて行くと、平行世界がある方が自然だという考えになります。
 
  物理学だと、唱えられているのは、量子力学的な「多世界分岐」と、宇宙論での「多世界解釈」になりますが、両方とも関係があると云えますし、今後の物理学の展開で、もっと色々なものが出てくる可能性もあります。
 
  なお、あまり真面目に書くと、空想・妄想だと考えられますので、かなり控えめにしているのですが、それでもかなり、空想と紛らわしいことを書いてしまっているように見える、以下のような質問の回答があります。これらの質問のわたしの「回答」を参照してください。
 
  >No.189866 質問:もう一つの地球
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=189866
 
  >No.208052 質問:タイムマシーンに乗って
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=208052
  

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=189866,http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=208052

 
  パラレル・ワールド(平行世界)は、人間の想像で古くから構想されていたものです。従って、哲学的に考察されて来ましたし、当然、物理学でも、そのようなものが問題になります。
 
  古代のギリシア・ローマの哲学者のなかには、世界が基本となる粒子でできていて、その並び方や組み合わせが、この現在の世界なら、「時間」が「永遠」であれば、遙か未来には、粒子が、現在の配置や組み合わせとまったく同じ世界ができるであろうということを考えました。世界は幾らでも永遠の時間のなかで再現され...続きを読む

Qパラレルワールドについて

私たちが住んでる世界とパラレルワールドの世界とは時間軸が違ったりするのでしょうか?

例えば、現時刻が
現実世界→10月13日
パラレルワールド→10月14日
ということです。

Aベストアンサー

>私たちが住んでる世界とパラレルワールドの世界とは時間軸が違ったりするのでしょうか?

 違ったりするんじゃない?
 だってそれがパラレルワールドの意味だから。

Q親殺しのパラドックスパラレルワールド

中学1年です。

親殺しのパラドックスってあるじゃないですか。
説明は省きますが
あれって過去に行った時点で、別の未来(時間軸?)が出来る。
つまり、親を殺したとしても普通に生きていける

→パラレルワールド

って事になるんですか?

YES/NOの質問ですが、解答お願いします。

Aベストアンサー

タイムマシンなどなくても、相対性理論において、相対運動するごとに互いに相手の時間が遅れます。
即ち、運動ごとに異なる時空が派生していると言えるのです。
「1つの宇宙」「共通の時空」という考え方自体が、もはや古いのです。

素粒子レベルにおける経路積分での、「素粒子の相互作用において、Aの状態からBになる確率は、途中の色々な可能性のそれぞれの確率を足したもの」=素粒子は複数の経路を経る、というものもあります。
それは原理的な話にとどまるものではなく、完全に1個、2個と数えられる電子を、1個ずつ二本のスリットに向けて発射すると、その向こうのスクリーンには、二本線ではなく干渉縞が描かれる=電子が2つのスリットを同時に通り、自分で干渉し合うのです。

即ち、「この世界」は“1つのもの”ではなく、無数の世界の重ね合せの産物なのです。
無限不確定性の潜在としての認識可能性=自我仮説に対する相補的対発生として、時空仮説は得られるのです。
全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った)補完だと言えます。

Q素粒子と明在系と暗在系とパラレルワールドについて

はじめまして。

最近、物理系の雑学の本を読んでいます。
物理に関する知識が全くないので、何がどう関連しているのかわかりません。
簡単な言葉でご説明を頂けることを望んでおります。


物質の基本構造を明らかにするために、物質をどんどん細分化していくと、その構成要素として素粒子の世界に到達するそうですね?

それで、物質は3種の素粒子(陽子、中性子、電子)とそれに作用する4つの力(電磁力、強い力、弱い力、重力)によって成り立っているそうですが、この素粒子について、

実証派は「波または粒子」
実在派は「波と粒子」

いずれにしても素粒子は、波の性質と粒子としての性質を持ち合わせているそうですが、

粒子ということは、実体があるということなんでしょうか?
波ということは、実体がないということなんでしょうか?

フォン・ノイマンが「人間の意識が観測した瞬間に波束が収縮する」というような、量子力学の観測問題への見解の一つを述べられたようですが。。。
何らかの物理量の周期的変化が媒体を伝わるときに表われる現象が波だと思っていたのですが、物理量ということはエネルギーと解釈して良いのでしょうか?
水面に石を投じた時、石の落ちた一点を中心に、波形が全体へと一様に伝わっていくものなのかと思っていましたが、波束が収縮するということは、何らかの条件があった時には、波が特異的に集まる(?)ということなのでしょうか?
それが、計測方法を変えると粒子が飛んできたように一点に集まって見えてしまうということなんでしょうか?


電子を一個ずつ打ちだして二つのスリットを通し、その先でどの場所に電子が到達したかを検出する実験で。。。

測定器を使って観測しない時は、上のスリットを通った世界と下のスリットを通った世界が同時に存在し、干渉しあう。
測定器を使って観測すると、上のスリットを通って上の測定器に痕跡を残した世界と、下のスリットを通ったので上の測定器に痕跡を残さなかった世界のどちらか一つだけが選択されるそうですが、


この選択された世界が明在系ということでしょうか?
選択されなかった世界が暗在系ということでしょうか?

そして、これが、複数の世界が干渉し合いながら存在し、同時進行しているというパラレルワールドなんでしょうか?


話が前後してしまいますが、
波と波動では、定義というか言葉の意味が変わってしまうのでしょうか?

今読んでいる量子論と超弦理論の雑学本には、波という言葉は見かけますが、波動という言葉は見かけません。

でも、波動関数という言葉はあります。

時々、耳にする「波動」という言葉は、物理の教科書にでてくる「波」とは違うものなのでしょうか?

見当違いの質問をしていましたら申し訳ありません。
わかったようで、わからないのです。
なんとも不思議な世界を垣間みてしまったように感じています。
宜しくお願い致します。

はじめまして。

最近、物理系の雑学の本を読んでいます。
物理に関する知識が全くないので、何がどう関連しているのかわかりません。
簡単な言葉でご説明を頂けることを望んでおります。


物質の基本構造を明らかにするために、物質をどんどん細分化していくと、その構成要素として素粒子の世界に到達するそうですね?

それで、物質は3種の素粒子(陽子、中性子、電子)とそれに作用する4つの力(電磁力、強い力、弱い力、重力)によって成り立っているそうですが、この素粒子について、

実証派は...続きを読む

Aベストアンサー

こんにちは。

独学で物理の勉強ですか? 物理の面白さを知ってもらえたら嬉しいです。そこで一言。読む本を選ばないと「トンデモ科学」を勉強してしまうことになります。基本からちゃんと書いてある本を読んで下さい。そうすれば体系づけて物理が理解できます。もちろんいろんな分野の関連も分かります。

さて、いくつかコメントしたいと思います。


>物質は3種の素粒子(陽子、中性子、電子)
50年くらいの前の概念ではそうですが、現在はクォークとレプトンが物質を作る主要な素粒子と考えられています。陽子や中性子はクォークからできておりもはや「素粒子」ではないとも言えます。これに対して電子はそれ自体、レプトンと呼ばれる種類の素粒子です。レプトンには電子のほかに、ミュー粒子とタウ粒子があります。さらにこれら3つのレプトンに対応するニュートリノ(電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノ)もレプトンです。


>4つの力(電磁力、強い力、弱い力、重力)
力はある種の粒子の交換により生じると考えられています。これら4つの力に対応して、光子、中間子、ウィークボソン、グラビトンがあります。このうち中間子はクォークから成り立っています。ウィークボソンにはWとZがあります。


>粒子ということは、実体があるということなんでしょうか?
>波ということは、実体がないということなんでしょうか?
何を持って実体と呼ぶかにもよりますが、波でも実体のある波もあります。「素粒子が波や粒子である」という時の波は「素粒子の存在確率が波のように広がっている」という意味です(「波動関数の確率解釈」と呼ばれるメジャーな解釈によると)。「確率波」や「確率振幅」などで検索してみてください。一方、「素粒子が粒子である」という意味は「素粒子を観測すると、ひとつふたつと数えられる」という意味です。


>何らかの物理量の周期的変化が媒体を伝わるときに表われる現象が波だと思っていたのですが、物理量ということはエネルギーと解釈して良いのでしょうか?
「物理量」という言葉が「観測量(オブザーバブル)」を意味するとすれば、波のすべてが物理量の周期的変化ではありません(直接は観測できない波がある)。上記の「確率波」はそれ自体それ自体観測できません(「観測量」ではない)が、「確率波」はその2乗が粒子の存在確率を与えるものです。

また波でも伝わる(進行する)波だけでなく、ギターの弦の波のようにじっとしている波(定常波)があります。確率波でも静止している粒子の波は定常波です。

物理量、すなわちエネルギーではありません。さまざまな物理量があります。質量、運動量、角運動量などなど。


>水面に石を投じた時、石の落ちた一点を中心に、波形が全体へと一様
に伝わっていくものなのかと思っていましたが、波束が収縮するということは、何らかの条件があった時には、波が特異的に集まる(?)ということなのでしょうか?
上に述べたように、波には進行波も定常波もありますから、伝わっていくものとは限りません。確率波の収縮とは、観測以前には空間的に広がっていた粒子の存在確率が、観測によって粒子の位置が空間の一点に定まる、すなわち広がっていた確率波が収縮するという意味です。


>それが、計測方法を変えると粒子が飛んできたように一点に集まって見えてしまうということなんでしょうか?
飛んでいるにせよ(進行波)、止まっているにせよ(定常波)、観測によって粒子の位置が一点に定まります。すなわち確率波は一点に集まります。


>フォン・ノイマンが「人間の意識が観測した瞬間に波束が収縮する」というような、量子力学の観測問題への見解の一つを述べられたようですが。。。
観測問題はかなり奥が深いです。観測を行なったとき、どの段階で確率波の収縮が起こるかは議論の分かれるところです。観測機器が観測したときなのか、観測機器からの情報が人間の(たとえば)目に入ったときなのか、目に入った情報が脳に伝えられて意識されたときなのか。

さらには、このような瞬間的な収縮は無限大の速さで起こり当然ながら光速を超えるため、確率波の収縮自体がおかしいという考えもあります。その場合、粒子のもつ波は確率波と解釈する「確率解釈」でなく、別の解釈が与えられます。


>測定器を使って観測しない時は、上のスリットを通った世界と下のスリットを通った世界が同時に存在し、干渉しあう。
これは「波動関数の多世界解釈」と呼ばれるひとつの解釈で、エヴェレットらによって主張されているものです。


>この選択された世界が明在系ということでしょうか?
>選択されなかった世界が暗在系ということでしょうか?
「明在系」「暗在系」という概念は量子力学の解釈問題・観測問題の研究者であるボームによって創出されたものです。

確率解釈では観測の結果は確率的ですが、このような一種の曖昧さが起こるのは実は我々が知らない(まだ理論化されていないような、永遠に知ることができない)「隠れた変数」があるからであって、完全な理論が確立されればすべての現象は決定的である、という考え方があります。ボームはこの「隠れた変数」派のひとりであり、「粒子の波は(確率波ではなく)実体を持ったパイロット波というものである」「パイロット波は粒子の存在・運動をガイドする一種の場である」」と考えました。

このような「隠れた変数」が存在するという考え方は、我々が知覚できる世界=明在系以外に、我々が知覚できない世界=暗在系が存在するという考えにつながります。そしてこの考え方が一人歩きして(科学者の手を離れて)「あの世」の存在や霊魂やUFOの正当性に使われています(これは科学ではなく、ドンデモ科学です)。

なお、ボームらの「隠れた変数」による量子論は、ベルの定理およびその実証としてのアスペらの実験により、明確に否定されています。


>そして、これが、複数の世界が干渉し合いながら存在し、同時進行しているというパラレルワールドなんでしょうか?
普通、先に述べたエヴェレットの「多世界解釈」において、実際に観測された世界と観測されなかったが存在する世界をもってパラレルワールドと呼びます。ボームの明在系-暗在系はパラレルワールドと呼ぶことは少ないです。


>話が前後してしまいますが、
>波と波動では、定義というか言葉の意味が変わってしまうのでしょうか?
同じです。


>実証派は「波または粒子」
>実在派は「波と粒子」
実証派は実際に観測される物理量(観測量)を基準に解釈を行ないますから、粒子の波の「確率解釈」に組する人々です。この「確率解釈」派の最たる人々が「コペンハーゲン派」と呼ばれる一派です。現在では「確率解釈」は正しいが「コペンハーゲン派」の考えは行き過ぎであるという研究者が多いようです。

実在派は粒子が確率に従うような曖昧なものではない、人間の観測にかかわらず物理現象は実在するという考え方の人々です。したがって「隠れた変数」派です。


超弦理論なども非常に面白い話ですね。しかしこれは霊魂などの「不思議な世界」ではなく、素粒子としてなぜ多くの種類のものがあるか(なぜ多くの種類のクォークと、さまざまなレプトンがあるのか)に答えるものです。現在ではより一般的な「M理論」が研究されています。

こんにちは。

独学で物理の勉強ですか? 物理の面白さを知ってもらえたら嬉しいです。そこで一言。読む本を選ばないと「トンデモ科学」を勉強してしまうことになります。基本からちゃんと書いてある本を読んで下さい。そうすれば体系づけて物理が理解できます。もちろんいろんな分野の関連も分かります。

さて、いくつかコメントしたいと思います。


>物質は3種の素粒子(陽子、中性子、電子)
50年くらいの前の概念ではそうですが、現在はクォークとレプトンが物質を作る主要な素粒子と考えられて...続きを読む


人気Q&Aランキング

おすすめ情報