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戦時下の供出や徴用等について質問です。
また戦後の供出についても併せて質問です。

私の母の郷里の話なので、すべての地域や農家の方々に当てはまるのかわからない話です。
亡くなった祖母から生前に色々昔の思い出話しをしてくれた事があります。
戦時中は金属類などの供出だけでなく、米や穀物も(たぶん軍用米に)供出があったので、農家といえども食べ物には不自由したらしく、芋のつるまで煮て食べていたという話でした。
本題から少し逸れますが、女学校の生徒や国防婦人会の婦女子なども薙刀や竹槍の訓練などもし「アメリカが攻めてきたら本当にこんなんで勝てるんかいのうぅ」と陰で皆で話していたそうです。しかし、負けたら奴隷にされると思い込んでいたらしく必死だったという話でした。
本題に戻りますが、結果として軍隊に取られなかった男子の一部は徴用といって、軍需工場等で働かされたという話も残っています。体験談を聞いた訳ではないので詳しい話はさっぱりとわかりませんが、とにかくそういうものもあったという事でした。

また、これは母(昭和17年生まれ)の話ですが、戦後間もなくの話ではなく、昭和30年代でも米などを作っている農家でも農協に供出があったという事なのです。
おかげで、お腹はすかした事はないが自分たちが作った米を持って行かれるものだから、ご飯を炊くときでも麦と米の混合だったそうで、弁当などに持たしてくれる分には(麦の方が軽いのでおひつの上の方に浮いて、下が白米になる)おひつの下の方から白米をすくって持たしてくれる。それでもどうしても麦の部分も残るものだから、農家の貧乏人の子だったのに麦ご飯はやっぱり恥ずかしかったと言います。
人の記憶なので、一部に勘違いや認識違いがあるかもしれません。
しかし、このような昔の日常生活等の事を是非詳しく知りたくなりました。

この辺りの事情をできるだけ詳しく書かれてある書籍やサイト、また、当時の事をご存知の方がいればご教示を頂ければ幸いです。

A 回答 (2件)

こんばんは。

わたしの地元の、先ほど回答させていただいた話と共通点が多い話になりますが……。
私の親戚の農家(というより曽祖父-祖父一家なんですけれど)は、様々なものを作っていたため、食べるに困るほどの食糧難にはならず、食べるものにだけは困らなかったそうです。もっとも、当時の奥様が、男の子を9人も出産なさり、表彰されていたり、五人兵隊へいっており、さらには血縁の者に旅館経営者がおり、兵隊さんがたに宿泊所を提供していたため、普通の農家さんよりも供出しなければいけない量が少なくされていたのかもしれません。
芋のつるなどは、おかずにはなったそうで、畑作の最中に捕まえた虫や蛇、カエルなんかと同じで立派な食料であったそうです。芋のつるは家ではあまり食べず、ご近所さんでほしい方がいれば差し上げていたそうですが……。食料事情については、当方の家はお弁当にしろなんにしろ、食べ物に関しては一段と豪華であったようで、ほかの家の子たちは芋ひとつやよくて麦飯、日の丸弁当はかなりよく、それにおかずがついていた時なぞはなにか家の祝い事でもあったのかと話題になるほど豪華なものだったと聞いています。
国防婦人会の竹槍訓練などに対しては、鉄砲を持っている相手に斬り込みは効果がないから、基本的には兵隊さんの支援を、どうしてもダメならなるべく市街地や森林に引き込んで白兵戦に持ち込んで戦うのだと真剣に勝つ方法を模索していたようです。なにせ中国での敵兵の日本人婦女子に対する暴行はかなり新聞にのったり、戦地から帰ってきた人から聞いていたようで、『鬼畜米英』なんかが来たら暴行されたあと殺ろされると考えていたようです。実際、沖縄などでは逃げる市民をターキー撃ちの感覚で撃ち殺していたなんていう話すらありますから、真実とまではいかないまでも負傷して帰ってきた兵隊さんからそういうことを聞いて、鬼畜米英の印象がより強くなった結果なのだと思います。

長々と失礼いたしました。
私が暮らしているど田舎のお話ですので、あまり参考にはならないかもしれませんが、書かせていただきました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
度々ご回答いただき厚く御礼申し上げます。
大変参考になる話をお聞かせ頂きありがとうございます。
祖先がいるから今の私どもがいる事を考えると、どうしても今の私たちには馴染みの薄い事でも色々と知りたくなります。同じ体験はできませんが、やはり知識として知っておくだけでも意味のあることだと思うのです。

お礼日時:2016/04/15 22:30

これはやはり、本で調べるのがいいでしょう。

以下のような本が参考になりそうです。

中西宏次『戦争のなかの京都』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g12662955/
森田敏彦『犬たちも戦争にいった』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g16270980/
田中仁『ボクらの村にも戦争があった』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g14554955/
井上こみち『犬やねこが消えた』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g12490595/
中村哲『写真で見る消えた大阪の宝』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g12779975/
永江雅和『食糧供出制度の研究』
http://www.honyaclub.com/shop/g/g15515583/

また少々とっつきにくいですが、論文でもよければ、以下のものはネットでただで読めます。
「敗戦直後農業者意識の高揚と消沈 : 特に栃木県米供出をめぐって」
http://ci.nii.ac.jp/els/110001044667.pdf?id=ART0 …
「戦時食料供出と農村統合1940~1944」
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10 …
「占領期新潟県の米穀供出問題」
http://www.senshu-u.ac.jp/~off1009/PDF/211-228.pdf
「戦後食糧供出問題と農民運動」
http://ir.acc.senshu-u.ac.jp/?action=repository_ …

ちなみにこういうときは、図書館に資料調査を頼むのが意外と便利です。お住まいの県(または都道府)の県立図書館に電話やメールフォームで、「戦争中、または戦後の供出・徴用について書かれている本を教えてください」などと依頼すれば、本にくわしい司書が調べてくれます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
様々な書籍等をご紹介頂きありがとうございます。
是非、県立図書館にお願いして調べてみようと思います。
やはり好奇心と同時に祖先の事を思うと、当時の暮らしや文化や民俗などを詳しく知りたくなります。

お礼日時:2016/04/15 22:33

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