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OPアンプ一個とOP3個の計測アンプの違いを教えてくれませんか?同相除去比が違うとかありますが、生体計測用のアンプとして、やはり1個のOPアンプだと測定は難しく、OP3個入りの計測アンプにした方が良いのでしょうか?お教えください。

A 回答 (2件)

OPアンプ1個の回路とは添付図の左の回路、3個とは右の回路のことと思います。



同相除去比は左の図では R1:R2=R3:R4 であれば理論上は無限大、右の図では R4:R5=R6:R7 かつ R1=R3 であれば無限大です。つまり抵抗が適切な値ならどちらも同じです。
しかし左の図では2つの入力の入力インピーダンスが違います。すなわち、反転入力(Ei1)の入力インピーダンスは R1、非反転入力(Ei2)のそれは R3+R4 になります。この値が違うことで入力信号線に誘起するノイズレベルに差が生じ、これが同相除去比が低下する原因と思います。
一方右の回路では反転、非反転の入力インピーダンスは同じですからノイズの誘起量も同等になります。
小生このように考えています。
「OPアンプ一個とOP3個の計測アンプでの」の回答画像1
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。その通りですね。ということは、生体計測などでは、OPアンプで差動増幅する前にボルテージフォロアでバッファを入れてインピーダンス変換している回路を見かけましたが、そういう用途では、もったいない使い方になるのですね。

お礼日時:2016/07/14 22:46

CMRRうんぬんの話もありますが、


それ以前のもっと重要な点として、#1の方もふれられていますが、OP1個の回路と、計装アンプでは、入力インピーダンスが違います。
OP1個の回路だと入力インピーダンスが抵抗値になってしまいます。
どのようなセンサーをつなぐかによりますが、基本的には、センサーの出力インピーダンスはそんなに高くないことが多いでしょうから、
入力インピーダンスが低いアンプをつなぐと、センサーの出力電圧自体が変化してしまって、正確に測ることができなくなってしまいます。
計装アンプは、オペアンプ直受けで、入力インピーダンスが非常に高いので、微小な信号(振幅が小さいというよりむしろ出力インピーダンスが低い信号の意味で使うことのほうが多いと思われます)を増幅するのに向いています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。その通りですね。ということは、生体計測などでは、OPアンプで差動増幅する前にボルテージフォロアでバッファを入れてインピーダンス変換している回路を見かけましたが、そういう用途では、もったいない使い方になるのですね。お二方の意見は非常に納得しています。

お礼日時:2016/07/14 22:46

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