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前回の質問の続編です。

私はこの動画を見ると、やはり涙が止まらなくなります。
しかしそれは、感動しているのではありません。悲しいのです。

悲劇だと思うからです。

suaraの透き通った感性がより涙を誘います。

さて、特攻隊の死を美しいと思いますか?

A 回答 (10件)

悲劇の中の美学。


その時代の趨勢の中での精一杯が破滅。
その悲しさに込められた真心が
その次への送りバントとして生きた。
その真心の美しさ。
真心を悲劇へとつなげてはならない。

真心には想定を超えた展開を促す美しさがあると思います。
それが命と引き換えならばばおさらです。
そこにしらけたら人間放棄ですね。

ただしそれは悲劇を繰り返さないための悲しい美しさです。
教訓にして進歩しなければ
それこそ彼らの犠牲は無になるような気がします。
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この回答へのお礼

スズメさん、こんばんは。

彼らの「真心」と「命」は権力者の「面子」のために利用されたのですよね。
こんな理不尽な話しはないです。

>真心には想定を超えた展開を促す美しさがある、命と引き換えならなおさら

そうですね。人の心を動かすのは「真心」。為すべきは、差し違えるのではな
くて、できるだけ長生きしてその人生を捧げることだと思っています。

お礼日時:2016/11/06 03:33

No.1のoozora2000です。


「特攻隊の死を美しい」と言うと、特攻隊や戦争を肯定し、美化していると受け取られ勝ちだと思います。
しかし、私は断固として、特攻隊や戦争を肯定し、美化しているものではありません。
私が言いたいのは、戦争を始め、特攻隊を創設・実行させた国家のあり方は、絶対に間違っていた。
しかし、そのことと、いざ特攻隊に選ばれて、それを受けざるを得なかった人たちの気持ちは混同してはならないということです。

一体、彼らに他に選択肢があったのでしょうか?
勿論、彼らも若い身空で、将来に対する色々な夢や希望もあり、生き抜きたいという気持ちは当然あったと思います。しかし、戦雲急を告げる中で、周囲の状況もあり、結局は「お国の存続のため」いやむしろ「家族が将来生き残れるため」には、今自分を犠牲にするしかないという気持ちに傾いて行かざるを得なかったのではないでしょうか?その間の苦悩や葛藤は、およそ想像に絶するものがあります。 

確かに、学徒動員などで、高学歴で特攻隊員になった者が多かったと言われているのですから、当時のカリキュラムに、世界情勢や平和についての学問さえあれば、彼らがこの戦争を無意味だと悟るのは容易だったでしょう。しかし、国家戦略に反するそうした教育はなされる筈もなく、情報がなかったわけですから、彼らが、他の道を選ぶのは先ず無理だったと考えざるを得ないのではないでしょうか?

現代の私達は、この時代の人々のことを「対象化」して、色々批判をすることが出来ます。
戦争を遂行した人々のことは、勿論、肯定・美化することは出来ませんし、
特攻隊員はじめ戦争に従軍した人々の行為にも意味を求めることは困難です。

しかし、もしあなたが、その場に行き当たったら、どうしますか?
戦争を遂行する政治家だったり、はたまた召集令状を受け取ったばかりの立場だったら?

ところで、私は、相手が、どんな時代の、どんな人間であっても、
その人の生きた国や民族や性別や年齢にとらわれることなく
その人を「対象化」せずに、その人になりきる気持ちを持っています。
例えば、可愛い女の子を見つけた男性の中には、「へえい!かのじょーー」と声をかける奴もいるでしょう。
それは、彼女のことを「対象化」して見つめているからです。それに対して、私は、その彼女自身に自分がなりきってみたいという気持ちを抱きます。ですから、文末の質問①や②にあるように、AKB48の総選挙での彼女たちやドラマのヒロインを見ていても、彼女らを対象化せず、彼女ら自身に感情移入することが出来るような気がするのです。又、③でも書きましたが、こうした凶悪事件に対して、犯人のことをとんでもない奴だと差別化しているだけで、そこに至ってしまった(あなた自身の中にあるかもしれない)病理性に引きつけて考えない限り、解決にならないということを言いたいのです。

ですから、あなたの「こうした悲劇を感じて、涙を流し、美しさを感じ、そして、そのあとに何を思うか」という問いかけへの回答としては、月並みなのですが、やはり、
私たちは、現在の平時において、二度と戦争に立ち至らない体制(政治面、教育面、マスコミのあり方・・・)
を構築し、又、万一戦争に向かおうとする動きがあれば、国際的にそれを阻止する枠組みを維持すること
そして、同時に、国民にそうした意識を植え付けること
・・・これに尽きると思うのです。

また、いざ、戦争に向かいそうな段階で、それを押しとどめる力が働くためには、国民世論が健全であり、かつてのようなナショナリズムが暴走しないための訓練が必要だと思います。(いざ、戦争に突入したが最後、容易には押しとどめられないことを肝に銘ずべきです。)

【私の質問】
① 年齢・性別・環境が違っている人にも感情移入出来る?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8128409.html

② あなたはドラマの世界にすぐに入って行きますか?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7045200.html

③ 秋葉原無差別殺人事件・・・一つ間違えば自分もやっていたかも、と思いますか?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4093457.html
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この回答へのお礼

なるほど、oozoraさんの優しさは、相手になりきるというお考えをお持
ちだからなのかと思いました。

この時代に、私が20歳の青年で、特攻隊に配属されたなら、間違いなく
任務を進んで果たそうとしたでしょう。少しでも相手のダメージを大き
くするために、あるいは撃ち落とされないために、あれこれ考えて行っ
たと思います、私の性格から考えて。
死の直前になって、それまで夢中だった心が急に透明になり、そのあと
はどういう気持ちになるのでしょう?

また、戦争を遂行する側の立場であったなら、その立場にいるというこ
とは、自分の主義・主張に生きる人間ではないということになるでしょ
う。
当時の軍部政府の中で出世するということは、そうであると断言してい
いと思います。
そこに私がいるということは、残念ながら信奉できる哲学・思想に出会
えず、保身の徒に成り下がってしまっているということでしょう。
ですから、戦争遂行のための仕事をやはりあれこれ考えながらやったこ
とでしょう。
人間の虚しさを感じてしまいますね。

仰るように、相手を対象化せずに「なりきる」という客観性は大切です。
確かに、現在の日本社会はこれが消滅してしまったかのように思います。

戦争は私も絶対反対です。しかし、政府が必ずしもそうではないし、世論
もそうなっています。そんな時代の中で、ナショナリズムへの暴走を止め、
「健全」な世論を作るための具体的な方法はどのようなものだとお考えで
しょうか?

お礼日時:2016/11/02 21:34

>ああいう風に書くとオタクみたいに思われたかもしれませんが、今はささやかな楽しみという程度です。



段々と変わっていらしたし、距離は取れていらっしゃるんですね。失礼しました。

>サイコロさん、気のいいちょっとお節介な、実は頭の切れる下町のおっちゃんという感じですね。

それは嬉しいです。「下町の」というあたりが特に。
仲間に加えていただける感じがしました。

>アニメは「one piece」を少し見ましたが、大人が見ても変に面白いです。

私はマンガの方を読んだことありますよ。あれは「濃いソース」の絡め方がうまい。どうしようもないくらいの悪人が登場してきます。読者に、その悪人をボコボコにしてやりたいと思わせる。後は主人公が紆余曲折あって、頑張って打ちのめします。悪人だと思うもんで、主人公がいかにひどい必殺技を使おうが、全然気になりません。もっとやれ、もっとやれ、って応援してしまいます。これが、はまったという感じかと。

でも現実には、そんな絵に描いたような悪人は滅多にいないんです。そして仮に悪人だとしても、ボコボコにして終わりとはいきません。悪人も悪人の人生が続いていきます。先まで考えてやらないとなりません。だから私はジャンプのマンガは、ケチャップ味だと思っているわけです。「おいしい」けれど、それじゃあ、いけないよ、現実感覚をぶっ壊しちまうよ、っていう意味です。

でもニュートラルさんのところに離婚についての考え方などビシッと書いていらっしゃったが、ニャンポコさんは、いざって時は、ちゃんと分かってる人なんだよね。それでもこういうものが好きになってしまう理由が気になるが、それはお付き合いが長くなれば、追々どこかで見えて来るかと思っております。
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この回答へのお礼

完全な雑談になってしまいましたが、お付き合いいただき恐縮です。

さすが、理解が早くていらっしゃる。

また質問を立てますので、是非いらしてください。

お礼日時:2016/11/01 21:46

お礼を読んで、私の思ったことはあながち間違いではなかった、と思った次第です。

ゲーム音楽、アニメソングだろうなあと思っていました。そして現実をアニメ化しているのかと私は思ったのですが、それもニャンポコさんはお分かりと見ました。

>人類の抱えている深刻な問題は、このようにして生々しさを削がれ、感傷的に鑑賞され、それを人々は「感動」であると思い違いをしてゆく‥‥そういう危機感を私は持っています。

危機感はある。しかしニャンポコさんは、これが大好きなんですねえ。

喩えて言えば、ハンバーガーとフライドポテトが身体によくないとわかっているし、他に食べるものがある状態であったとしても、どうしてもそれを食べてしまう心理と似ているでしょうか。「うますぎて」中毒症状を起こすのです。

相手が子供なら、やめなよと大人が言うべきでしょう。でもニャンポコさんは大人だから、もう口を出すことじゃないよね。

ただ2つ感想を。今の若い世代は大人が何にも言わなくなったから、こういう勘違い路線を行くようになったような気もします。それに便乗していいのかなあ。

次に、美しければいいってものじゃない。美の対象と距離を置かないと、哲学や趣味があるとは言えないと思うんですねえ。美しいかどうかと大きな枠で聞かれたので、美しいと答えました。でももっと細かいことが大切だと私は思っております。
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この回答へのお礼

実は私は若い頃は、「酒が主食か!」と人に言われる程の大酒のみで、食生活も
かなりいい加減でした。ゲームとかギャンブル、女あそ‥オホン、なども大好き
でした。
しかし、年を取ってから病弱になるのが嫌だと思って(父は胃がんで亡くなってい
ますし)酒もタバコもやめ、食事も病院食のようなものに変えました。
でもこれでは人生楽しくないし、息苦しくなったので、酒は年数回、たまに好き
なものを食べてもいい、ゲームも少しだけ、自分に許すことにしました。

ああいう風に書くとオタクみたいに思われたかもしれませんが、今はささやかな
楽しみという程度です。

ゲームは古いものをちょこちょことやる程度。新しいものはハマりますので危険
ですね。技術の進歩はすごいですから。
アニメは「one piece」を少し見ましたが、大人が見ても変に面白いです。
音楽では、新しいところでは、このsuaraと宇多田ヒカルくらいですね、聴ける
のは。
まあ、お二人とも30代で決して若い世代ではないですが。

サイコロさん、気のいいちょっとお節介な、実は頭の切れる下町のおっちゃんと
いう感じですね。
こういう人が、町に一人でもいたらいいんじゃないかと思いました。

お礼日時:2016/10/31 11:43

美しい?バカな!もし自分の息子や兄弟が特攻隊にとられたならどう思うか?それを先ず問いかけよ!

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この回答へのお礼

すいません。

お礼日時:2016/10/31 01:13

うーむ。

テーマは本来の叙事です。映像と歴史は、美しいです。ただ、歌唱が気に入らないなあ。入っていきやすすぎるんですね。このテーマ、こんなに安易なものでしょうか。なんか喩えて言えば、最高級の牛肉をトマトケチャップをかけて食べているようなチグハグな感覚がするんですよねえ。敬意を払うなら、もっと適切なやり方をしなきゃ。

 Suaraさん、単独で悪いとは思いませんが、この圧倒的な映像には、弱すぎませんか。同じ戦闘機で子供たちが争っているものなら、アニメの『スカイ・クロラ』っていうのがあるんです。YouTubeで観てみてください。飛行機がバシバシ落ちていって、「今夜も星にだかれて」なる歌が聞こえてきますから。構成がよく似てるんです。私はこの映像を見ていると、何だか現実をアニメ化されているような気がして不愉快になってきましたよ。

 似たような素材を扱っていて、「君が代」がバックで流れているようなものはないのですか。仮に「君が代」なら、ニャンポコさんはどう思ったでしょうか。
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この回答へのお礼

suaraはアニソン、ゲーソンを(今どきの)歌っている歌手です。
この「キミガタメ」という歌もアニメの挿入歌です。

私はこの人の、声、歌い方、曲の雰囲気が大好きなんです。詩?
詩は知りません(笑)。

現代の若い世代は、精神性の高いもの、意味の深いものなどを正面から捉える
ことを避けて、できる限り軽い、感覚的なタッチで捉えようとしていると思い
ます。
この動画などは、典型的なものだと思いました。

人類の抱えている深刻な問題は、このようにして生々しさを削がれ、感傷的に
鑑賞され、それを人々は「感動」であると思い違いをしてゆく‥‥そういう危
機感を私は持っています。
そんなわけで、あえてこの動画を選びました。

あ、もう少し説明をさせていただければと思います。

私はこの動画で感動に浸ることができます。まあこれも大好きな歌手だからでき
るのでしょうが、詩の意味を考えないで観るのです。彼女の声と歌い方が言葉に
なるんです。だから、結構想像が膨らむんですね。こういう、器用なやり方を私
はいつの間にか会得しておりました。

何を言っているのかお分かりにならない場合は、ごめんなさいです。

「君が代」だったらどうでしょう?さすがに重過ぎるかも知れません。

お礼日時:2016/10/31 00:12

おじさんです。


「さて、特攻隊の死を美しいと思いますか?」
→特攻隊で命を亡くした方々への思いは言葉ではいい表せません。
ただし、戦争に至った経緯、そして大本営の責任はかなり重いものです。
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この回答へのお礼

>大本営の責任はかなり重いものです

全くです。"Death by hanging"では済まないと思います。

お礼日時:2016/10/30 23:11

私はこういうのは正視に耐えません だから見ません。



特攻隊の死が美しいと言う人もいるでしょう

イエスの死がこの世を救ったという人も多いのだから

冗談じゃありません イエスを殺して「これで人間は救われた」と言うのは間違っています。

イエスを殺してはいけなかったのです。それに気付かなかった事に我々は反省すべきです。

特攻隊を死なせた事は慚愧に耐えません 残酷なことです。あまりに可哀想です。
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この回答へのお礼

ハルさん素晴らしい回答ありがとう!

「慙愧に堪えない、あまりにも可哀想」これがハルさんの精神、魂なんですね?
だからハルさんは強いのか。

精神が始めにあるべきだと思う。理論が始めでは動いてしまうと思う。

それさえあればいいんじゃないですか?存在性理論がなくても。
理は後から顕れてくるから。
いっそのこと捨てちまえ!(爆笑)

お礼日時:2016/10/30 21:09

満腹の時には、ご馳走も美味しいとは思わない。


しかし、自分はそうでも、ご馳走がご馳走である事は分かる。

戦争を始めたのは、政治家や軍人の野望であっても、特攻隊員
の気持ちは、家族や郷里を守りたいという動機であり、その
ために命まで投げ出すのは、「美しい」と感じて間違いはない。
交通事故で怪我した人を救った美談が美しいからといって、
その交通事故まで美しい訳ではないのと同じ。
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この回答へのお礼

全くもって仰る通りでごわす。

お礼日時:2016/10/30 19:32

ニャンポコリンさん、しばらくです。


特攻隊の死を美しいかと問われたら、難しい所ですが、
「美しい」というより「せつない」ですね。
彼らは決して死に急ぎたくはなかったのでしょうが、
国家の要請で、お鉢が回って来たので、逃げるに逃げられなかった。

今になって、人は(私も含めて)好き勝手なことを言うでしょう。
例えば、
1.命を犠牲にして、相手の艦船に突っ込んでみた所で、致命傷を
負わせるのは難しいし、その前に撃ち落されることもあるのだから
全く無意味だ。とか
2.自殺行為であり、キリスト教世界等では許されない行為だ。とか、
3.国民に戦ったり、死んだりすることも命令できる、「暴力装置」
としての国家に対する懐疑だとか・・・。

しかし、どんなに間違ったことだったとしても、その時の特攻隊員に
とっては、行くしかなかった!・・・そこに至るまでの苦悩、葛藤そして
家族に対する思い、それでも敢行に至った「潔さ」にたいして
私はやはり「美しさ」を感じざるを得ません。
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この回答へのお礼

oozaraさんしばらくです。
あなたとは少し腰を据えて話したいなとは思っていました。
おそらくあなたはお人柄がよく、言いたいことをよく言えていないのでは、
という印象があったからです。勝手な思い込みかも知れませんが。

この話題はあちこちで議論があり、議論をしつくし賛否両論に分かれて固ま
ってしまった状態のような気がしますが、私としてはそうした議論をやり直
すということよりも、「感傷」で終わらせてはいけないという思いなんです。

こうした悲劇を感じて、涙を流し、美しさ(私もその潔さには美を感じます)を
感じ、そして、そのあとに何を思うかなんだと思うんです。

お礼日時:2016/10/30 19:21

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