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資金が債券に集まって金利が下がるのでしょうか。
日経新聞にそのような一文が載ってましたが仕組みがわかりません。
どなたかご教授お願い致します。

A 回答 (4件)

>基本は「金融緩和とは金利を下げること」で、


>金利を下げる→お金の融通の拡大
>→でも需要がないので→債券にお金が集まる
>→一層の金利低下
>この理解でいいでしょうか。

はい。そのとおりです。
黒田さんのマイナス金利政策が
やっと功を奏して。株価が騰がり、
円安誘導ができました。

トランプ氏がきっかけとなりましたが、
市場のお金がいきなりまわりだし、
順調に円安に動いたお膳立てを
きちんとしていた影響は大きいと
思います。
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この回答へのお礼

あっよかった。どうもありがとうございました。
よくつまずきますもので、また何かの時には
ご教授お願い致します。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/12/10 14:13

前の方の回答はどちらかというと、


量的緩和の説明です。
目的はいっしょなんで、市場に
お金をまわすことなんですが、
金融緩和は文字通り、
『お金の融通を緩和すること』
なのです。

それがどういうことかというと、
日銀が金利を下げることなんです。
現状では黒田さんが踏み切った
『マイナス金利』そのものです。

現金を貸す時に金利を下げて貸す
ことです。現在、日銀は現金を
民間銀行に貸すのにマイナス金利
で貸しているので、返す現金は
借りた現金より安くなるのです。
これは一見、民間銀行には都合が
良いように思えますが、日銀に
現金を預けるには都合が悪いの
です。

だって日銀に現金を預けたら、
返ってくる現金が目減りして
しまうのですから。

銀行は余裕資金がないと、
日々の業務に支障をきたすわけ
ですが、かといって日銀に
預けておくと目減りしてしまう
わけで、その受け入れ先を
国債に求めるわけです。

勿論、市場(企業や住宅ローン)
に貸し出すのが一番よく、黒田さんも
それを狙っているわけですが、
需要が追いついていない状況です。

ですので、国債を買うことで
日銀に預けるのをできるだけ
避けているわけです。

さらに最近ニュースになった指値オペを
日銀が実施した話となります。

日銀が国債を買い入れる価額を公言
したのす。

ここは国債の債券相場を理解していないと
先に進まないと思います。

少し荒っぽいですが簡素化した例で
説明すると、
100円の10年物国債を売り出す
場合、年1%の利息がつくとすると、
債券価額は90円となるわけです。

①90円で買って償還時100円で
 返ってくるといった感じです。

②この利息が年0.5%となれば、
 95円で買って償還時100円で
 返ってくるといった要領です。

つまり、
金利が下がれば、価額が上がり、
金利が上がれば、価額が下がる、
というわけです。

日銀の指値オペとは、日銀が国債の
価額がいくらになったら、買い取る
ってことを明言したというわけです。

①の状況で金利1%で90円だと
今後の物価上昇の足かせになる
と判断した日銀が『国債を95円
で買い取ると明言すれば、
債券相場では、国債を高く買って
もらえるのですから、95円まで
価額が上がり、それにより金利が
0.5%に下がることになるわけです。

こうした操作をすることにより、
債券の金利を抑え、かつ現金で国債を
買っていても、日銀が高値で買い取って
くれるという安心材料となっているので
現金を日銀に預けたり、ほっておくより、
国債を買っておくことを選ぶというわけ
です。

国債を買うことで、債券価額が上がり
それにより、市場の金利も下がると
いうことになります。

現状では『トランプラリー』により、
いきなり、株式市場も好調で、
金まわりが俄然よくなりつつあります。

この状況では国債は売られ、現金は
株式や外貨等の投資にまわり始め、
国債相場は下落傾向となっています。
(添付参照)
つまり、このまま株式市場が活況で
あれば、長期金利は上昇傾向に転じる
可能性があります。

アベノミクス、黒田節はなんだかんだで
結果オーライになるので神ってるんです。
A^^;)

長くなりましたが、いかがでしょうか?
「なぜ、金融緩和をすると」の回答画像3
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい解説ありがとうございます。
基本は「金融緩和とは金利を下げること」で、
そして金利を下げる→お金の融通の拡大→でも需要がないので→債券にお金が集まる→一層の金利低下
この理解でいいでしょうか。

お礼日時:2016/12/10 09:01

まず、基本的な知識として、債券というのは「価格が上昇すると金利(=利回り)は下がる」という仕組みを確認しておいて下さい。

例えば、発行額面100円、金利(=クーポン)3%、残存期間(=満期)1年の債券を、そのまま100円で買えば、年間利回りは3÷100=3%ですが、同じ債券を110円で買うと、年利は3÷110=2.7%程度にしかなりませんよね。
 日銀は今年1月の金融政策決定会合で、アベノミクスへの援護射撃として「インフレ率2%の物価安定目標の継続」を打ち出しました。つまり、ある程度のインフレを人工的に創出し、市場の資金流通量を増やすことで、そのお金を民間金融機関を通じて企業や家計の実需に回し、お金を使わせることで景気を回復させる狙いです。そのための具体策として、日銀は金融市場からの国債買入れを増やし、その分の決済代金を民間金融機関に流して金融市場の金余り状態を作っているわけです。
 こうして余ったお金は、日銀の狙い通りであれば、低い金利で企業や家計に回るはずですが、昔と違って例えば大企業は、すでに自社で多くの資金を持っています(=内部留保)し、製造業の生産拠点もかなり海外に移転してしまっているので、そう簡単に国内の設備投資などには回りません。一方、個人の家計や中小企業も、今のところ景気回復の実感には乏しく、むしろ将来の不安のほうが大きいため、お金の倹約と貯蓄を優先させています。
 その結果、民間金融機関は資金の運用先に困っており、結局こうしたお金が、最も安全確実な国債や民間優良企業発行の社債などに集中し、金利を低下させる要因となっているのです。
 ちなみに、債券(=Bond、つまり有価証券)と債権(=Loan、つまり貸し付け)は明確に区別して下さい。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2016/12/10 08:50

金融緩和は市場(≒社会全体)にお金を流すことを目的としています。


実際の方法としてヘリコプターでお札を巻くわけにはいかないので、銀行が持っている債権を日銀が買い取り銀行にお金を渡します。銀行がそのお金を企業・個人に貸し付けてくれれば狙い通りです。
ところが実際は、借りてくれる人がいなかったり、銀行側が不良債権化を恐れて貸し付けないなどの理由によりお金が余ってしまいます。この余ったお金で銀行は市場の債権を買ってしまうのです。
故に債権の価格が上がる(=金利が下がる)ことになります。

最近はマイナス金利になっているんで、日銀に預けずに債権を買い、金利低下に拍車がかかっているものと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
解説どうもありがとうございます。
新聞を読んでますと、基本知識がないもので、さりげない一文につまずくことがよくあり、
今回もそうでした、
ありがとうございました。

お礼日時:2016/12/10 08:48

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