確定申告が必要な20万円の範囲は？

個人の確定申告について教えて下さい。

国税庁の「確定申告が必要な人」の以下の部分、
＞1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人

この20万の所得の範囲について悩んでいます。

私の収入は以下の通りです。

①給与収入（一カ所）
②アドセンス収入・・・・30万
③株売却損（特定口座）・・・・△12万
④株売却益（ニーサ口座）・・・・35万

この場合、
④は非課税の為、確定申告に関係なしだと思うのですが
②と③はどうなるのでしょうか？

質問1　
②と③の合計が18万となる為、「給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人」に該当せず、申告不要と考えてよろしいですか？②は総合課税、③は分離課税ですが、関係なく通算した金額で判断してよいのでしょうか？

質問2
上記のとおり②と③を申告しない場合、③の株の損失の繰越が出来なくなります。
その代わりに②のアドセンス収入の所得も計上されない訳ですが、逆にどちらも申告して
株の繰越損失をする方法とどちらが得なのでしょうか？

アドバイスよろしくお願いします。

No.2 ベストアンサー 回答者： Moryouyou 回答日時： 2016/12/25 11:42

＞質問1

＞申告不要と考えてよろしいですか？
考え方が違っています。
申告不要かどうか分かりません。

②と③を合算することはできません。
③は申告分離課税と言って、株の
譲渡所得同士なら損益通算できますが、
雑所得等との相殺はできません。

②の経費は何かないのでしょうか？
アドセンス『収入』となっていますが、
ご自身でも書いておられるように、
＞『所得』の金額の合計額が
＞20万円を超える人
が条件です。
所得とは、収入-必要経費=所得
です。

あまり多くはないでしょうが、
専用の通信回線費用、Webデザイン
委託費用とか…
そうしたものが年間10万以上
経費としてかかるなら、
収入30万-経費10万=所得20万
で20万以下となり、確定申告は
申告不要となります。

但し、住民税の申告にはこの条件は
ないので、申告が必要です。

＞質問2
②の所得が20万以上ある限り、
確定申告は必要です。
株の損失繰越は『株の』です。
②の利益と損益通算はできない
のは上述どおりです。
NISAの利益ともできません。
株の来年以降3年間の利益との
損失を通算できる優遇制度です。

大して難しいことではありません。
きちんと確定申告されて納税して下さい。

参考
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900.htm

この回答へのお礼

よく理解できました。申告します。
お二人ともアドバイスありがとうございました。

お礼日時：2016/12/25 12:37

No.1 回答者： mukaiyama 回答日時： 2016/12/25 11:24

＞②と③の合計が18万となる為…

だめだめ。
株の譲渡損は株の利益からしか引き算できません。
「申告分離課税」と言います。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2240.htm
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1465.htm

＞上記のとおり②と③を申告しない場合…

③を申告しないのは自由ですが、②を申告しないのは脱税行為です。

＞株の繰越損失をする方法とどちらが得なのでしょうか…

どちらがって、比べる対象が違います。
②を申告しない選択肢はありません。
③を申告しるかしないかは、来年以降 3年間のうちに株でいくらか儲けられそうかどうかで判断すれば良いです。

税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm