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規制目的二分論

の意味を具体例を挙げて教えてもらえませんか?

どうにも分かりづらいです。

よろしくお願いしますm(_ _)m

A 回答 (1件)

これは、経済的自由権を制約するときの理論です。



具体例。

薬局の新規開設には距離制限がありました。
既存薬局が存在するときは、周囲〇㎞以内に新しく
設置することはできない、というものです。

どうしてそんな規制があるのか。
これは、その理由による制約理論です。
つまり。

制限しなければ過当競争になり、粗悪品を売ったり
して消費者に害を及ぼす怖れがあるから
というのが、消極的、警察的目的の規制、という
わけです。

制限がなければ、弱小薬局が淘汰されてしまう
から、というのが積極的、政策目的の規制と
なります。

消極的目的で規制するなら、その規制方法は
次のように限定されます。
1、害悪の存在が立証されること。
2、規制方法、内容が、その害悪発生のため、
  必要最小限度であること。

積極的目的で規制するなら、その規制方法は
緩和されます。
積極目的規制は政策的な判断であるから、司法府が介入
できる余地は小さく、裁判所は当該規制が著しく不合理なことが
明白でない限り介入を控え、合憲とすべきとされます
(明白の原則)。


どうしてこのような違いが出てくるのか、といえば
消極的規制は自由権を侵害する場合であるのにたいし、
積極的規制は社会権実現のための規制であるから
と説明されます。

もっとも、この理論は、そう単純に区分けできるのか
ということで、現在あまり支持されていません。
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