No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>ほんとうですか??
・ほぼ間違いないと思います。
当時のソ連は"鉄のカーテン"、中国は"竹のカーテン"に覆われていたと言われたように彼らの国の中で何が行われているのかさえわからなかった時代から話を進めないといけませんね。
共産主義の色濃かった文化大革命以前と、その最中の中国人民達は、他国のことの情報その他は絶望的に入手不能でした(逆を言うと他国の人が共産中国の実情を知ることもほとんど絶望的に方法が有りませんでした)。なおかつ、中国人民はその必要性も無かったし、知る余裕も有りませんでした。一般人民たちは共産主義の御旗の下に国家繁栄のため燃え立っていたさなかです。教育程度の低さも影響して、その時代の指導者=毛沢東の号令一下全員が革命に精を出していました。紅衛兵騒動とか四人組騒動裁判とか周恩来失脚"説"とか毛沢東死亡"説"とか世界の新聞をにぎわせました。"説"と言うくらいで情報が錯綜しました。今から見ると漫画みたいな出来事でした。
やがて、革命のどたばた騒ぎ?と共産主義の恐怖政治は終焉に近づきます。鄧小平の時代になります。当時の中国は相対的に非常に貧しい国でした。その貧しさは想像を絶します。国土が広く人口が多いだけが取り柄でした。そこで国力増強の目的で教育と産業復興を目的として中国開放路線に邁進するわけです。共産主義と自由経済主義の二股路線です。いわゆる計画経済路線から自由経済路線に宗旨替えしたわけです。まず香港に接した無人に近かった"シンセン"に実験的に経済特区を作りました。その後たくさんの特区を設置して計画通り経済発展しました。始まった頃はまだ反日教育などの余計なことをする余裕は有りませんでした。
やがて鄧小平は亡くなり江沢民の時代になります。この人は毛沢東・周恩来・鄧小平などのようにカリスマ的資質が備わった人物では有りません。単なる政治指屋さんで支配力が弱かった人物です。開放路線のおかげで人民は多少は豊かになり、他国の情報も入手可能になってきました。国家指導層を批判する余裕すら出てきました。実際にたくさんの国内矛盾が噴出して来た頃です。江沢民はそれを恐れて、人民の関心を外に向けさせる方策を思案しました。(能力の無い政治指導者の常套手段です)。格好のターゲットになったのが哀れ我が日本です。当時の10億の人民すべてに共通した材料です。手始めに人民を誘導して(そそのかして)日本政府に対して戦後賠償要求などを進めました。不幸にも日本には反日日本人(またはメディア)というのが大勢います。幸か不幸かこれが大いに効果があることが知れました。以来、江沢民は何かに付けて、人民を利用して(そそのかして)関心を日本国へと向けさせた訳です。退任直前まで小泉政権に対して非礼・暴言を吐いていたのはご存知だと思います。これは中国国内向けの演技だとは思いますが些かやり過ぎですね。これらがいわゆる反日教育・反日指導の発端です。その当時の若者は成人域に達しました。通信手段も発達しました。流言飛語も飛び交います。こうなるともう共産恐怖政治といえども強権発動の効果は有りません。人民が一人歩きし出しました。先のFootballアジアンカップでも政府の勧告にもかかわらず暴動事件にまで発展してしまいました。
現在の首相=胡錦寿はどのような政策路線になるのかまだ概略が見えていませんが、修正路線へ向かうと考えられています。しかし、一度13億の人民が反日に動いてしまった現在ではその修正は至難の業に違い有りません。下手をすると自分の政治生命をも失いかねません。
成り行きが注目されますね。
以上、多少独断と偏見を織り交ぜながら、筆の向くまま書き上げました。何かのご参考になれば嬉しいです(^^♪。
この回答へのお礼
お礼日時:2004/08/31 01:32
ありがとうございます。
大変わかりやすい説明でした。
アジアカップの暴動も、そういった政府による政治がらみの教育からきているものなのかもしれませんね。
No.1
- 回答日時:
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