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ドイツ語について教えてください。


heiβen は自動詞と他動詞がありますが、
自動詞の意味が、という名前である
と書いてありました。
なぜこれは、目的語をとるにも関わらず、自動詞になるのですか?

A 回答 (2件)

前の人がリンクを張っているWiktionaryの日本語版はまちがいが多いので、参考にしないでください。



heißenは、自動詞、他動詞両方の用法があります。
「~という名前である」という意味の場合、「名前」は目的語ではなく主格補語です。
英語のSVCのCと同じで、S=Cの関係になり、格は1格です(目的語なら4格です)。
つまり機能としては、sein動詞を使う場合と同じです。

Ich bin Peter. 私はペーターです。(主語+自動詞+主格補語)
Ich heiße Peter. 私の名前はペーターです。(主語+自動詞+主格補語)

このように、動詞heißenで結ばれたものが同一で、「~は~という名前である」という意味のときは、
「名前」の部分は目的語ではなく、heißenは自動詞です。
人の名前とは限りません。

“Berg” heißt auf Japanisch “yama”. 「Berg」は日本語で「山」と言います。

下のように、補語なしで使うこともできます。

Er heißt nach seinem Großvater. 彼はおじいさんの名前をもらった。
(彼は、彼の祖父を元にして名乗る、の意)


主語が表している人が、別の人を「~と名付ける」という場合は、
nennenという動詞を使い、これは他動詞ですが、
この場合も「名前」ではなく「名づける相手」が目的語です。

Wir nennen unseren Sohn Peter. 私たちは息子をペーターと名付ける。
(目的語:unseren Sohn)

heißenという動詞も、かつてはこのnennenと同じ意味で使われていたので、その場合は他動詞です。

(古)Wir heißen unseren Sohn Peter.

現在、heißenをこれと似た様な意味で使うのは、「名前を付ける」場合ではなく、
「~を~と呼ぶ」という意味で使うときで、文体としては高尚な表現になります。

Das heiße ich Mut. これが勇気というものだ。
(これを私は勇気と呼ぶ、名づける。heißenは他動詞、dasが目的語。)

heißenという動詞には、ほかにもいろいろな意味があり、やはり自動詞、他動詞どちらにもなり得ます。


自動詞としての用法

「~という意味である」「~ということである」
Erwachsen werden heißt Verantwortung übernehmen.
大人になるということは、責任を負うということだ。
Was soll das heißen?
これはどういう意味だ?(これはいったいどういうことだ?)

「すなわち」「つまり」
Morgen ist Sonntag, das heißt, ich kann endlich ausschlafen!
明日は日曜日だ、つまり、やっと好きなだけ寝られるということだ。

非人称の主語esとともに「~と言われている」
Es heißt, dass er krank ist.
彼は病気だそうだ。


他動詞としての用法

「命ずる」(高尚な表現、日常的には使わない)
Er hieß mich stehen bleiben.(hießはheißenの過去形)
彼は私に立っているよう命じた。


ほかにも用法はありますが、一度に覚える必要はないでしょう。
辞書には、自動詞、他動詞それぞれの意味と例文が載っていますので、
その都度読み返して確認してください。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。

お礼日時:2017/07/12 16:45

この辞書は他動詞扱いです。


https://ja.wiktionary.org/wiki/hei%C3%9Fen
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/07/12 16:45

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