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今、私は中学3年で、来年高校一年生です
いま、日本の大学に行くか海外大学にいくか
どちらを目標にするか迷っています
大学院まで行きたく、経済、経営学を学びたいと
思っています。高校で1年、2年の夏休みに
語学留学しようかなと思っています。
両方のメリット、デメリットを教えてください。

A 回答 (1件)

今日は。


秋の風が大平原を渡リ始めたカナダからのアドバイスです。
「海外の大学」を「カナダの大学の実例」にあてはめ回答させていただきます。

1.入学について

日本の大学のように入試はありませんので、カナダの学生は高校の成績で大学に入学を許可されていきます。
従って、日本からカナダの大学入学を申請する場合も高校での良い成績が必要です。
5段階評価で4~4.5以上は必要です。

また、英語を母国語としない国からの留学生は「英語能力」が大学入学に足るかどうかを証明する必要があります。
例えばTOEFLならばiBT86~90以上必要です。
(TOEIC, 英検は通用しません)

TOEFL86~90取れる日本の高校生は稀です。
大学で英語を専攻する日本人学生にもなかなか手が届かない点数ですので、高校3年間の間に英語能力をかなり上げることが必須です。
問題集などで点数が上がるテストではありませんので、クリティカル・シンキング思考法を使った本格的なReading/Writing の特訓が欠かせません。

*TOEFLなどの得点が大学入基準に届かない日本人の場合

ESL(外国人のための英語コース)で能力が上がるまで準備します。
その期間のESLの単位はカナダの大学卒業単位にはなりませんので、ESLのの期間は費用と時間が余分にかかることになります。

ESLから始める場合でも、最低TOEFLiBT60程度の能力がないと、まず大学の門にたどり着くことは不可能です。

日本の高校3年間で、高い英語能力とクリティカル・シンキング思考能力がつくのながら、「日本にしようか、海外にしようか」と悩む意義があると思います。
そうでない場合は、日本の大学に入学することをお勧めしまが無難ですね。

2.カナダのEconomics には数学の基礎、数学的センスが必須です。

過去の教え子で、カナダの有名大学のEconomics のMaster’s Degree を取った生徒がいます。
彼女はESLで1学期過ごしたあと、大学に編入しました。
数学は非常によく出来た生徒です。
私のパートナーはカナダ人で数学・コンピューターサイエンス・経済学専門家です。

数学に興味があればカナダの経済学の勉強は非常に有意義だと思います。
が、日本の大学の「経済学」と同じに考えていらっしゃるなら、難しいかも知れません。

3.カナダの大学は非常に難しいです。 

必死で勉強しないと単位が取れません。
単位が取れないと、もちろん、卒業出来ません。
いかにTOEFLが高くても、日本の教育制度で育った方には、卒業自体が大きな難関だということも承知しておいて下さい。

4.カナダの大学に進むメリット・デメリット

メリット:英語で専門分野を勉強しますので、母国語・英語の両方のコミュニケーション能力が上がります。
英語能力だけでなく、世界標準の思考法クリティカル・シンキングが身につきますので、その後の社会での活躍に多いに有利となるはずです。
カナダの教育制度は、まず枠ありきではなく、個人に合わせてくれる融通の効く制度です。
その制度を利用し、他大学に移動したり、オンラインでコースをとったり、自分の将来に合わせたプランを立てることが出来ます。
また多民族国家カナダを経験することで、日本にだけとどまるよりもはるかに視野が広がると思います。

デメリット:カナダの大学を卒業しても、日本人がカナダで雇用される確率は非常に低いです。就労ビザの困難さもありますが、移民の多いカナダで、わざわざ日本人を雇う必要性を感じる企業は少ないです。
費用もデメリットです。
毎年授業料が上がっており、今東部のトロント大学は年間の授業料(例 コンピューターサイエンス)は400万以上、有名大学のMcGill, British Columbia 大学などでも300万くらいかかります。
留学生はカナダ人生徒の約3倍授業料を払います。
もちろん、授業料に加え生活費がかかります(カナダは高いです)ので、卒業までの費用はかなり大きいものになることを踏まえて計画を立てることが必要です。

*日本の大学のメリット・デメリットは、先輩などの話をよく聞いて、カナダと比べてみるといいですね。

Good luck!
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