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大学院進学というのは、
研究職につかなければ意味がないのでしょうか。
個人的には、製造部門、管理部門、
営業部門(専門的な機械や試薬販売)などにおいても
より深く知識を学ぶ上で進学する意味があるように
感じてますがどうでしょうか。
総合職、まったく関連のない職種につく場合には、
大学院で学んだことがいかせるわけでもなく
年を余分に重ねている分、使いづらいとかいった
感じでみなされてしまうだけで
就職に何の役にも立たないんでしょうか。

A 回答 (4件)

大学院進学を「より深みのある知識を学べる場」ととらえれば確かにそうかもしれません。



しかし大学院へ進学することで何が一番変わるかと言えば、「○○大学院○○専攻」という肩書きが今後の人生でずっとつきまとう、ということです。

>大学院進学というのは、
研究職につかなければ意味がないのでしょうか。

こういった質問をなされるということは、研究職以外にも幅広く自分の就職を考えていこうという気持ちが多少はあるのだろうと思います。

例えば今はやりのコンサルティング(戦略・IT)、外資の金融あるいは商社、マスコミ、といった非メーカーを受けるときには、この自分のバックグラウンドというものが大きく影響してきます。

企業の人事は、あなたの「○○大学院○○専攻」という肩書きを見て、そこから連想される先入観をベースに面接をはじめます。
ですから、例えば有機化学を専攻した学生がコンサルティングファームを受ければ、「なぜ、あなたは大学院へ進学なさったのにコンサルティング業界を志望しているのか?メーカーで研究職として働かないのか?」といった質問がなされることになります。

これが院卒ではなく学部生であれば、所属学部にはちらっと目を通すぐらいで、「大学時代は何をやっていたの?」と所属のゼミや研究室の話ではなく、その学生本人のこれまでの生き方、価値観を中心に面接が始まるわけです。

これが就職活動での学部生と院生との大きな違いです。院生は、年を重ねているというハンデとともに、専門外の業界を志望するための「説得力のある志望動機」を常に考えなければいけないんです。
学部生であれば、「自己PR」がしっかりしていれば、それほど志望動機は問われません。

「就職活動」を軸に考えると、大学院進学は慎重に判断しなくてはなりません。もしも研究職につく気がなければ明らかなマイナスです。進学はやめましょう。
研究職を中心に他の業界も見てみたいという程度だったとしても、専攻によっては就活しづらい場合もあります。あまりマニアックな研究はやめた方がいいと思います。

一般的には、その分野で最先端の研究やテレビや新聞で取り上げられるようなわかりやすい研究がいいですね。説明がしやすく、志望動機にもつなげやすいです。

基本的には、研究職以外では大学院進学は役に立たない、あるいは活かしにくいと考えてもらった方がいいでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
学部生と大学院生とでの会社側から見た評価の仕方
や見方、価値観などについて、いろいろと
丁寧にご説明いただきありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2004/09/30 15:04

#1です。



確かに肩書きが未来を縛ると言う面が無いわけではありません。
また、「なぜ、大学院まで行っておいて、研究以外の志望を持つのか」という問いを受ける可能性も高いでしょう。

その問いに真正面から答えられるようにしておくことは必要でしょう。その問いに答えられる程度の志望動機を持っておくのは先ほどの回答の前提です。期待されるものが大きい分、それに応える準備は必要でしょうから。

例えば、化学系の修士で、大手総合商社に就職して、化学品関連の取引や、学術ソフトウェアの海外からの導入などの仕事をしている人も少なくありません。このように、近い分野の仕事であれば、研究職以外でも、専門性も生かしやすいでしょう。

一方、全く異なる専門の仕事に就く場合には、大学院で得た専門知識は大半が役立たないでしょうから、専門知識ではない部分で、何を得たのか、そしてそれをどう生かすのかということを自分の中で明確にしておかなくてはならないでしょう。

いずれにせよ、限られた時間のうちの2年間をどう過ごすかということですから、慎重に考えた方がいいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大学院進学と就職、自分がつこうとしている職種
よく考えて決めようと思います。
大学院に行ったら、なるべく研究職へとつなげれる
ようにする姿勢でつらぬこうと思います。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2004/09/30 15:08

農学博士号を取得したものです。



下の人も書いているとおり、大学院では、研究を行います。もちろん、指導教官の基で行いますが、基本的に仮説を立てて、自分で実験し、その結果を考察する、この繰り返しです。そして年に1~2回ある学会にて発表を行い、プレゼンテーションの技術を身につけます。自分で考えることを進んでやらなければなりませんし、最終的には修士論文を書かなくてはなりません。

そういう経験を積んでいれば、多少なりとも四大卒の人より上に見られることは間違いありません。特に研究職でなくとも、理系なら進学する価値はあると思います。

ただし、逆に、ルーチンワーク的な仕事、たとえば水質検査や食品分析などのような機械を使える人であれば高卒でもできる仕事に就きたい場合、大学院卒の方が採用に不利です。なぜなら、大学院卒は給料が高くなりますので、誰でも出来る仕事なら、給料の安い四大卒を雇うからです。

ご質問の本文から見た内容では、私は進学をおすすめいたします。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大学院と大学との違い、社会に出てからの
役割や待遇面での違いなどとても
よく分かりました。
大学院での研究が研究のみならず、考えることを
通して、幅広くいろいろな方面に役立てられると
いうことがわかり、とても魅力を感じました。

お礼日時:2004/09/29 17:37

理系か文系かで大きく違うと思いますが、理系と仮定した上で回答します。



意味があるか無いかで言えば、意味はあるでしょう。
学部だけでは、研究はほとんど出来ませんが、大学院では研究をします。研究をした経験と言うのは、専門的な営業はもちろんのこと、どのような職種でも、無駄にはならないでしょう。(生かされる度合いは、職種によっても異なるでしょうが。)
「深く知識を学ぶ」ということよりは、「仮説を立てて研究を進める」という経験の方がメインだと思います。

次に、企業での扱いですが、これは、業種・職種というよりは、それぞれの企業文化や、部署・上司の考え方次第でいろいろでしょう。
が、ある程度以上のレベルの会社であれば、商社の技術寄りの部門や、メーカーの研究以外の部門などでは、修士程度は、損にはならないケースが多いと思います。

博士を、研究職以外で使いこなしている会社は、日本にはめずらしいでしょうが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
記載不足ですみません。
理系、修士課程の想定での質問でした。
研究職以外でも、大学院での習得がいろいろな
職種に生かすことができるということが
わかり、とても参考になりました。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/09/29 15:56

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