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絵画の世界では、写実主義がずっと昔から今もあり、評価されているのに
どうして音楽は人工的・要素抽出型なのでしょうか。
自然の音、動物の声、環境をそのまま模写したような音楽は存在しませんか?
アンビエント音楽というのも違う気がします。
音楽の始まりはそもそも、動物の跫や鳴き声を真似するところからと思います。
それは民族音楽の楽器と奏法にそのようなものがあると思います。
でも文明社会の主流では、音素を抽出し 美しさや主観性に重きが置かれ、人造的です。
シンセサイザーを使えば、模写が不可能なことはないと思うのですが。
録音すればいいという話ではないですよね、
視覚の世界でも写真はありますが、現実に忠実に描くことでも独自の表現が可能です。
このような録音によらない一からの写実的な表現音楽は存在しますか?
自分が知らないだけで、そういうジャンルがある筈と思うのですが。

A 回答 (2件)

「絵画」の写実とは、「見たものを、まだ見ていない人に伝える」のが目的です。

これは「言語では伝えられない」からです。

音であれば「聞いたものを、まだ聞いていない人に伝える」目的のために「オノマトペ」という言語が発達しました。「擬音語」「擬声語」「擬態語」などと言われます。音を伝える目的では、これでほぼ満足したのでしょうね。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AA%E3%83%8E%E3% …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%AC%E5%A3%B0 …

あなたの言っている「写実的な音楽」とは「オノマトペ」のこと、つまりは「音楽」ではなく「言語」に相当するものと思います。「音楽」を使うまでもないということです。

「音楽」は、それ自体に意味や目的があり、オノマトペとはその存在意義が全く違います。
音楽とは、「宇宙」や「神」や「感情」といった、もっと抽象的な存在を象徴したものです。それ自体が「模倣される対象」ということで、口承で「伝承」されたり、楽譜や記号で記録されてきたのでしょうね。
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そのまま模写というのがどういうことを意味するのか分からないので的確な回答はしかねます。


絵だって「技法」というフィルターを通してモチーフを描いているのです。
見たものをそのまま再現しようとしたら、1/1スケールの材料も同一のジオラマが必要になります。

その意味で言うなら、
自然の音、動物の声、環境をそのまま模写したような音楽は存在しません。
それは単なる音です。
音楽とは、人間の意識に働きかけるために、リズム、音色、音程、間、ハーモニーなどの技法をとおした音のことなのです。

西洋音楽についてざっくり言えば、
古代は芸術として、
中世は神の世界を知る手立てとして音楽が存在しました。
バッハあたりから形式が整い始め、ハイドン・モーツァルトで完成します。
純粋な音の響きに踏み出していったのはベートーヴェンの第3。
ベートーヴェンは第5で絶対音楽を確立し、第6で標題音楽を確立します。
今に連なる西洋音楽のその後は、だいたいこのどちらかの流れを源流とするものです。

第6で分かるとおり、標題音楽はあるモチーフを音で表現するものです。
だから「田園」という副題がついているのです。
「モルダウ」もそうだし「動物の謝肉祭」もそうです。
西洋音楽という技法をとおして、表現できることの可能性に挑戦しているのです。
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