No.3
- 回答日時:
江戸・天明期(1781年から1789年)の俳人らしいですね。
天明という時代は死者の肉を食うというような有名な飢饉の時代でした。その他その前には明和の大火(1772年)もあり、江戸町人文化の爛熟気である一方政治的には経済優先の田沼時代から松平定信の緊縮財政へ転換という混乱もありました。以下WIKIから抜粋。天明2年-8年(1782年-1788年): 天明の大飢饉
天明3年(1783年)7月6日 : 浅間山で大噴火。死者約2万人。大飢饉が更に深刻化。
天明4年(1784年)3月 : 田沼意知が江戸城内で佐野政言に殺される。
天明4年(1784年): 蝦夷地の開拓が始まる。
天明6年(1786年)8月 : 田沼意次が失脚。
天明7年(1787年)4月 : 徳川家斉が将軍に就任。
天明7年(1787年)5月 : 天明の打ちこわし(江戸・大坂で米屋が打ち壊された事件)。
天明7年(1787年)6月 : 松平定信が老中に就任、寛政の改革を行う。
天明8年(1788年)1月30日 : 天明の京都大火により、皇居炎上、京都の大半が焼失。
句碑は常圓寺(新宿区西新宿)にあるようです。境内には同時代の大田南畝の揮毫で「三度たく米さへこはし柔かし おもふままにはならぬ世の中」という狂歌碑が建っているそうで時代の空気を伝えていますが、大震災・大火災・超インフレで餓死者も出る・政治は大混乱、こうした時代背景を考え合わせると、「命をたねの」の意味も多少見えてくる気がします。
平成23年の東日本大震災でも、瓦礫のわずかな隙間から花が咲いたことや生き残った1本の木が話題になりました。この俳句の「命をたねの」は生命を起原とするの意味だろうと思いますが、命というもののうれしさ不思議さ大切さを噛みしめるような一句なのだろうと拝察しました。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「命あっての物種(ものだね)」ということわざがありますが、それを美化したような句ですね。
今年の春も初桜を見ることが出来た。そのうれしさも生きていてこそ味わえることである。(できればあと何年も生きてこの桜をみたいものだ)それにしても美しい桜だなあ。
まあ、こんな感じでしょうか。
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%86%AC%E6%9 …
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