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MPIF規格 FC-0208-30,40,50 の解釈の仕方について。焼結粉の成分は3種類とも同じで 機械特性の引張強度が其々違いますが、それは、成形時のプレストンの値で決まるのですか? それとも FC-0208-30、40,50 其々の焼結粉で 成形時の同じプレストンで行えば 其々の機械特性が決まるのでしょうか? 教えて下さい。

A 回答 (1件)

そこら辺りは、各社のノウハウと言うところかと思いますが。



言い換えれば、考え方が、やや「逆」なんですよ。
要は、出来上がった製品の引張強度により、30,40,50 に区別しているだけです。

一方、それをどうやって実現するかが、各社のノウハウ。
成分やら密度の規格にも、「幅」がありますよね?
従い、その範囲内で、成分系で引張強度を調整している場合もあれば、成型圧力で調整する場合もあるし。
あるいはその両方で行っている場合も考えられるし。

更には焼結時の温度や時間も、強度を左右する重要な因子です。
たとえば焼結で解決するなら、他メーカーより成型密度が低く、副資材成分は少なくても、FC-0208-50を達成する様な可能性もありますよ。
なぜなら、成型体の密度が低くても、焼結が進めば、焼結体の密度は上がりますから。

また、「経済性」の因子もありますね。
副資材成分を増やせば、コストアップ。
密度を上げれば、金型寿命が短くなるので、これもコストアップ。
焼結温度を上げたり、焼結時間を伸ばしても、これも同様。

そこからは引き算の考え方かと。
副資材を増やし、成型密度も上げた上、じっくり焼結すれば、強度は上がりますが、「高い」でしょ?
でも購買力があるメーカーなら、成分系だけで調整するだろうし。
金型技術が優れているメーカーなら、密度アップで高強度化するだろうし。
焼結炉の性能が高ければ、炉で調整するかも?

おおよそ、こんな感じかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。非常によく理解できました。各社のノウハウだから 聞いても奥歯にものが挟まったような説明だったのかと合点しました。。感謝いたします。

お礼日時:2018/04/12 21:34

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