A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
No.2さんの補足ですが、五十音図ができたのは、11世紀初めですが、現代の「あいうえお」とは少し違って、「アエイオウ」の順だったり、いまのように一つの表に定まってはいませんでした。
また、五十音図を使っていた(知っていた)のは、一部の学問僧や学者に限られており、一般には普及していませんでした。「いろは歌」が成立したのも11世紀頃で、一般には「いろは歌」が普及し、近代に至るまで使用します。
なお、江戸時代後期の国学者は、五十音図の概念を使って日本語の語源などを説明していましたが、江戸時代でもやはり五十音図は一部の学者に限られた知識でした。
結論として、「五十音図」と「いろは歌」ならば、五十音図のほうが少し先に成立している。
ただし現代使用されている「あいうえお……わをん」という形の五十音図が完成して、さらに普及したのは、近代以降の話。
ということになるかと思います。
No.3
- 回答日時:
これから先の長い人生のことを考えた場合何かあったときにいちいち他人に聞かなければいけないのでは困るのはあなた自身ではありませんか?いつもいつも他人が助けててくれるとは限りませんよね?この問題もネットで調べればわかりますから他人に頼らないでご自分で調べることを私はお勧めします。
参考になれば幸いです。No.2
- 回答日時:
「世界大百科事典」より
五十音図
現存最古の図は醍醐寺蔵の《孔雀経音義(くじやくきようおんぎ)》に見えるもので<11世紀初め>のものであるが,その起源について悉曇(しつたん)から出たという説(大矢透),国語のために作られたのではなく,外国語学ことに漢字音の反切(はんせつ)のために作られたとする説(橋本進吉),儒家に端を発し,反音を簡明に示すために仮名を用いた図が,日本の語音の組織を明らかにするに足るものに発展したとする説(山田孝雄),悉曇反音を理解しやすくするために悉曇章のひな形を示すものとして作ったとする説(小西甚一)などがあるが,発生の契機や,その後の整備の目的とか暗示,また実用例の多様性を考えると,作者を吉備真備(きびのまきび)個人に帰する伝説が疑わしいことは当然にしても,現存の資料だけからは,決定的な断案が下されない。とにかく,古い図では,行・段の順がまちまちであり,悉曇の母音,子音の順に暗示を得た整理の事実は判然としているが,根底に漢字音や国語の音についての省察が存したことも疑うことができない。
[山田 俊雄]
<11世紀初め>
いろは歌
〈いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす〉という七五調四句の歌。手習いのはじめに異なったかなを覚えるため,当時の異なった音節にあたるかなをすべて集め,意味ある歌としたもの(ただし,清音濁音は一つに合併してある)。歌の意味は〈色は匂へど散りぬるを,我が世たれぞ常ならむ,有為の奥山今日越えて浅き夢見じ,酔ひもせず〉で,《涅槃経》の四句の偈(げ)〈諸行無常,是生滅法,生滅滅已,寂滅為楽〉の意をとったものという。手習歌は平安初期に〈あめつちの詞〉があって48のかなからなり,ア行ヤ行のエの音の区別があった時期の状態を反映しているが,後にその[e][je]の区別が失われ,源為憲は970年ころ(天禄年間)著したその著《口遊(くちずさみ)》の中で48字の〈あめつちの詞〉をしりぞけ,47字の〈太為仁歌(たゐに歌)〉を作ってこれがすぐれていると称している。したがってそのころ〈いろは歌〉はいまだ世に行われていなかったとみられる。950年ころまでの作ならば48音節の区別があったはずであり,弘法大師の作というのは平安末ころからの説である。〈いろは歌〉の全文は承暦3年<(1079)>本の《金光明最勝王経音義(こんこうみようさいしようおうぎようおんぎ)》に万葉仮名で書かれているのが現存最古で,1109年(天仁2)に源信僧都が〈いろは〉の作者を論じたという。1143年(康治2)に死んだ覚鑁(かくばん)は《伊呂波釈》《伊呂波略釈》を著し,1142年西念が〈いろは〉を沓冠に置いた〈極楽願往生歌〉を詠んでいる。〈いろは〉はそのころから広く行われ,音節の順序を示すために用いられるようになり,《色葉字類抄》《伊呂波字類抄》《節用集》などいろは引きの辞書も作られるにいたった。〈いろは歌〉の最後に〈京〉の字を置くことは,すでに鎌倉時代に始まっているが,理由は明らかでない。
[大野 晋]
<(1079)>
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