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文中にどう解釈していいのか分からない擬音や表現がありました。
①鹿が団子を食べるシーンで、「おう、はんぐはぐ。」、「おう、すっこんすっこ。」とあります。
「はんぐはぐ」は食べる擬音だと思いますが、次の「すっこんすっこ」は何の擬音でしょうか?
②「お日さんをせながさしょえば はんの木も くだげで光る 鉄のかんがみ。」
この「鉄のかんがみ」とは鉄の鏡という意味でしょうか?
③「ぎんがぎがのすすぎの中さ立ぢあがる はんの木のすねの 長んがい、かげぼうし。」
この「ぎんがぎが」とは銀色に光り輝くすずきを指しているのでしょうか?
②③については恐らくそうかな?と思っているのですが確信が持てません。
詳しい方教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

補足です。



この場面は団子を食べるだけではなく、団子を愛でながら踊り唄う場面でもありますから、「すっこんすっこ」は擬音ではなく、例えば標準語なら「好きだぁ、好きだぁ」、博多弁なら「好いとう(すいとう)、好いとう」のように、好きな団子だぁ、というような、団子に対する鹿が喜ぶ心情を小唄にしたものだと解釈しました。

参考までに心に留めていただき、もういちど味わってみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2018/05/05 18:48

全文を読んでみました。


①「すっこんすっこ」は、とちの団子の状態を鹿の目線で表現していますよね。
「すっこんすっこ」は「すこすこ」で、標準語から見ると「すかすか」の訛りにも思えますが、前後の文脈で鹿が喜んでいるため、【(鹿にとって)好き】なもの、の意味ではないでしょうか。

②もちろん鏡の意味もありますが、おそらく「かがやき」と掛けてふたつの意味を内包しているでしょう。

③「ぎんがぎが」はもちろん銀色に輝くさまを表してはいますが(ぎらぎら→ぎんらぎら、のように)、宮沢賢治は宇宙に想いを馳せていたことを考えると、銀河(ぎんが)と掛けて、ふたつの意味を内包している可能性も捨てきれないと思います。

この辺りの解釈は、宮沢賢治が読み手側の鑑賞の仕方に委ねているでしょうね。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2018/05/05 18:47

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