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There is more space than is needed.
He couldn't accept more money than is really needed.
上の2つの例文は、擬似関係代名詞のthanを使った文です。それぞれ、先行詞は space, money だと思います。しかし、He worries more than is necessary.
などのような文では先行詞にあたるものはありません。
この文は、Swan の Practical English Usage にあったものですが(今、手元にないので正確ではありませんが)、Swan の thanの説明は、than は主語、もしくは目的語の代わりをするとだけで、先行詞にかかるというような記述はありません。
than を関係代名詞のようなものと捉え、先行詞を探すというような考え方は日本的なもので、本来は
Swanが言うようにthan は主語、もしくは目的語の代わりをするものとして考えたほうがいいのでしょうか。

A 回答 (2件)

ご質問の文章で先行詞が見つからないのは、これが(擬似であるにしろ、ないにしろ)関係代名詞の文章では無いからです。

この文章は普通の「比較」の文章です(関係代名詞で無いということに関しては後で説明します)。

問題の文章のthan is necessaryは単にmoreに付随している部分と考えてよいでしょう。これは次のような形と同じで、「どれくらい」という程度を付け足したものです。
 after the meeting ⇒ three days after the meeting
 early ⇒ two hours early

つまり問題の文章でも元は下のa)のような文章であり、それに「どれくらいか」という程度を表す部分が付随すればb)やc)の文章になり、その付加部分が比較の意味を含めばd)のようになるわけです。
 a) He worries much.
 b) He worries too much.
 c) He worries very much.
 d) He worries more than is necessary.

さて、擬似関係代名詞についてですが、これは文章構造の「見た目」がどうであるかを分析した場合のカテゴリー(もしくは考え方)ですので、擬似関係代名詞そのものに大きな意味があるとは思いません。また、ご質問の文章においても、基本はあくまでも「比較」の文章であってthanは接続詞です。

thanは元々「then」から分離・発達した言葉で、古くはHe is taller, then I come.(彼のほうが背が高く、その次が私だ)のような使い方をしていました。ただthan以降の部分で省略が起こり、thanが「接続詞+主語/目的語」の役割を果たすと「外見上」は関係代名詞に似ているので、擬似関係代名詞と呼ばれるようになっただけのことです。これは、文の意味は同じでも見た目が違う場合、次のthanのように違う分析をするのと同じことです。
 He is taller than I.
  「am」が省略されていて、本来は節が続くのでthanは接続詞
 He is taller than me.
  目的格の代名詞が後ろに続いているのでthanは前置詞

ご質問の文章でも、元はthanという接続詞を使った「比較」の文章ですから、thanの後ろの主語だけでなくisも省略してしまって、それぞれ次のようにしても全く問題ありません。
 There is more space than needed.
 He worries more than necessary.

しかしここまで省略してしまうと、この文章を関係代名詞と分析するには無理があります。それは「接続詞+主語/目的語」の範囲を飛び越えてしまったからです。とは言え、この文章が全く違う意味を持っているかというと、そうではありません。ただ文章構造の「見た目」が違うだけのことです。

それでは擬似関係代名詞とは事実無根の想像上の産物かと言うとそうでもありません。これはある一定の言葉と相関関係にある場合で、特にasやbutなどは関係詞としての働きが顕著です。
 We made such changes as we thought necessary.
 He is late, as is often the case.
 There is no rule but has exceptions.

asはsuch/same/as/soと相関関係にあり、また、2つ目の文のように単独で、他の語と相関関係になくても使うことができます。butは否定の意味を含む文と相関して用いられますが、このbutもthanと同じように元は接続詞として使われていて、主語が脱落して関係代名詞の「ように」に使われはじめました。

しかしここに例を挙げた擬似関係代名詞の文章と、今回ご質問をされた文章とでは明らかに構造が違います。繰り返しになりますが、今回の文章は普通の比較の文章であり、thanは接続詞と考えてよいでしょう。
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ご質問の主旨を今一つ理解していませんし、後で専門家の方、常連の方から別の、詳細な回答が来ると思いますので、あくまで私個人の捉え方として見て頂ければ幸いです。



いずれも、"than" の後に "what" を補ってみると理解しやすいのではないかと思います。

つまり、
 There is more space than what is needed.
 He couldn't accept more money than what is really needed.
 He worries more than what is necessary.

前の2つの文の場合、whatは以下のように置き換え可能だと思います。
 There is more space than the space which is needed.
 He couldn't accept more money than the money which is really needed.

3つ目の文の場合は、先行詞は程度を表すと思いますので、同様の形で表すとすると以下のようになるのではないでしょうか。
 He worries more than the extent which is necessary.

つまり、何が言いたいかというと、"than" が主語もしくは目的語の代わりをしているわけではなくて、主語または目的語となる語が隠されているという捉え方も可能なのではないかと思います。
(広く捉えれば代わりをしているということも可能だと思いますが)
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この回答へのお礼

助かりました!ありがとうございます!

お礼日時:2004/11/22 05:26

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