どなたか教えて下さい。宅地建物取引士の問題で「取引士Ａは自己が専任の宅地建物取引士となっている

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質問者：あみーが
質問日時：2018/10/13 14:18
回答数：4件

どなたか教えて下さい。

宅地建物取引士の問題で

「取引士Ａは自己が専任の宅地建物取引士となっている事務所意外の事務所の顧客に対しては、重要事項の説明をする事が出来ない」と、あり解答では

「誤り。重要事項の説明は、その事務所の専任ではない宅建士であってもすることができる」になっているのですが、

取引司士の指示処分の対象にはならないのでしょうか？
(従事してるのが本店) 支店において、
専任の取引士であることを表示することは指示処分対象となっているのですが…

ここまでくると宅建の勉強なのか、
国語の問題なのか…自分でがっかりしています。
どなたか宜しくお願いします。

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No.4

回答者：りーがる
回答日時：2018/10/17 16:01

「取引士Ａは自己が専任の宅地建物取引士となっている事務所以外の事務所の顧客に対しては、重要事項の説明をする事が出来ない」と指示処分の関係を申し上げますと、

指示処分というのは、
１．宅建業者に自己が専任の取引士として従事している事務所以外の事務所の専任の取引主任者である旨の表示をすることを許し、当該宅建業者がその旨の表示をしたとき
２．他人に自己の名義の使用を許し、当該他人がその名義を使用して取引士である旨の表示をしたとき
3.取引士として行う事務に関し不正又は著しく不当な行為をしたとき
ということであり、ご質問者さんはこの１に抵触しないかということを気にされているのだと思います。

１は要は名前貸しのことを言っており、A取引士がB事務所に専任取引士として従事しているが、C事務所にも専任取引士として表示していいよと告げて、そういう風にC宅建業者が表示した時のことを言っています。

A取引士は平日はB事務所で専任として働いているが、B事務所は土日が休みなので、バイトで土日はC事務所に働いていたとします。Cでも宅建士には変わりはないですが、専任では働けません。仮にC事務所からすると、もう一人専任取引士がいれば、従業員を増やせるので、専任要件を満たすためにバイトのA取引士を専任登録させてくれとお願いし、Cが専任としてAを表示すれば指示処分にあたります。よって、このケースではCはAを宅建士として従業者登録はできますが、Aを専任宅建士としては登録、表示できません。しかしながら、バイトA取引士はC事務所では「専任でない取引士」となり、C事務所での重要事項説明書を担当して説明、押印することはできます。

また、B事務所とC事務所が同じ会社の他店舗で有っても同様です。A取引士はB事務所で専任登録をしていれば、C事務所はA取引士のヘルプを受けても良いですが、C事務所の専任取引士としての登録はできません。

B事務所とC事務所は同じ会社だとして、B事務所は従業員4人で取引士は専任のAのみで、C事務所も従業員は4名で専任のD取引士が1人いるとします。C店舗に重説しなければならないお客さんがダブってしまえば、B店舗からA取引士の応援をお願いして、同時に複数の顧客をこなすということもあります。この場合、A取引士は、A取引士の専任の事務所以外の顧客に説明することになります。

「専任取引士」と「専任でない取引士」の違いは、5人に1名の専任が必要という、専任要件だけであり、仕事の内容、説明・記名・押印、法的効果に変わりはありませんので、「取引士Ａは自己が専任の宅地建物取引士となっている事務所以外の事務所の顧客に対しては、重要事項の説明をする事が出来ない」は間違いで、他の事務所の顧客にも説明、記名押印できます。