プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは!タイトル通りです。
英語に慣れてしまっているのが理由なのか、ドイツ語の文の訳し方に時々苦労します。
なぜここにこれが!?というような。

OKwebだったかこちらだったかドイツ語に関して様々な質問をさせて頂いていますが
検索で過去にした自身の質問が出てきません。
その度に双方のサイトでTastenkastenさんにご回答を頂いているのは覚えているのですが。
いつも的確な回答をくださるので今回ももしご覧になっていたら・・・・と願っております。

地元紙を読んでいて内容、言っている意味は全体的には分かるのですが、以下の疑問が出てきます。

1・例えばこのドイツ語を先に日本語から作文せよという事になった場合、作文する中に今かかれているドイツ語のこの単語はおそらく自分では使わないだろう、、という点。
他の意味の似ている単語ではなくなぜこの語を使うのか?
2.それからここにこの単語が入る意味?訳はどうなるのか。
全体的にきちんと訳すにはどういう風になるのか・・・

1については熟語ということがありますので
以前tastenkastenさんにお教えいただいたように沢山の読み物を読み、熟語として覚えるしかないのかもしれません。
2につきましてはただ単に勉強不足は否めないと思うのですが、簡単に訳としてどうなるのか・・を
教えて頂けたら幸いです。

以下が辞書と合わせ訳そうとしてもどうもすっきりいかないもんもんとする文です。

(Sohon eine vermeintlich falsche Koeperhaltung ihr gegenueber konnte zu langen Diskussionen fuehren)

- vermeintlich が文に合わない気がする。
- ihr gegenueber konnte ここらへんの訳し方が気持ち悪くてわかりません。
ihr?がここに入ること、konnteが入ること。。。

ドイツ語とはなんというか。。。。

勉強不足な私にどうか皆様ご教示ください。
宜しくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    Tastenkasten様

    日本語にする・・というのは非常に難しいですね。
    苦戦しまして、英語の訳を読ませて頂いてそれで納得いたしました。
    翻訳家を目指しているわけではありませんので自分の中で意味が解ればそれでいいのではないかと思いました。
    、と申しますのも
    そうすると今度はschonの使われ方がどうもしっくりこないのです。
    Tastenkasten様は英語でevenと訳していらっしゃる。
    普通に多く使うのは’’すでに’’や’’もう’’というような形で、Evenと使用するのと、Alreadyと使用するのでは文章の意味が若干違ってくる・・・。

    文字オーバーになりましたので②に続きます。

      補足日時:2018/11/03 19:54
  • うーん・・・


    パートナーに聞いたり、現地の友人にも翻訳者のつもりで例えば英語で約するとどうなるかと
    聞いたのですが、やはり二人とも意味合いに上記のような違いがみられました。
    そうなってくると、ドイツ語というのは読み手によって感じ方が違う?そんなことはない・・と
    堂々巡りになってしまい、英語はまだしも、必ずしも今日本語で訳することの必要性がないと判断しました。しかしながら、Tastenkasten様のgegenueberの用法、
    ’’名詞の場合はあとに置かれ、代名詞の場合は前に置かれます。
    ドイツ語では、名詞か代名詞かで語順が逆になるケースが結構ありますので、そういう特徴をつかんでいると、自然に入ってくるようになります・・・’’

    ③へ続きます。

      補足日時:2018/11/03 19:55
  • うれしい


    などは、なるほど!気持ち悪さがなくなりましたし、これに関しては私の学習不足に変わりはありません。
    又、konnteに関してですが、こちらもお恥ずかしながら
    弁解の余地もありません。
    konnteが推測を現す使い方をするのをすっかり忘れておりました。
    自身ではよく’’kann sein..''などと口にするのですが、実にそういう意味ですね。

    一つだけ質問なのですが、’’そういう特徴をつかむ’’にはやはり色々な物を読み、様々の用法に慣れる
    のことのみ!とお考えですか?

    それから今回の事に関しましてやはり記事を書いている者の表現や考え方によっても違ってくるのだろうなとも考えました。そこにはやはり編集者や記者のちょっとした推測や憶測等も入ることもあったりするだろうなと。

    全くもってまとまりのない文章になってしまいましたが、毎度毎度本当にありがとうございます。

      補足日時:2018/11/03 20:10
  • へこむわー

    Tastenkasten様
    そこまでお気遣い頂き、感無量です。

    おっしゃる通り、その過去の質問は私がしたものです。
    その時点からお恥ずかしながら私のレベルは変わっていないはずです。
    勉強できる季節(期間)が限られており、なかなか集中して進めないものですから
    すでに勉強してきているグラマーでもおっしゃるとおり抜け落ちています。
    あれ?そうだったっけ?と見返すことばかりです・・。
    1年に1度この時期になると再開することができるので、
    やっぱり学習とは期間を空けてするものではなく、一気にできるところまで集中するほうがよいですね。理解はしているのですが・・。
    そこからは上のレベルに進んでおりません。
    B1までは学校にいき試験も受けましたがそれ以降は独学です。
    現在は去年からB2のWortschatz&Grammatikと同じくB2のLeasen&Schreibenを独学でしています。②へ続

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/11/07 01:37
  • へこむわー


    去年からこの時期のみの学習ですので今はちょうど半分まで終わった感じです。

    もう少し優しいと感じる読み物をたくさん読む・・とおっしゃるのですが、
    子供向けの本などはいかがでしょうか・・。
    もちろん絵本ではなく、ある程度厚みのあるものです。
    新聞などはまだまだもってのほかですが、このような大衆紙はあまり深く自身で追及しなければ
    結構読めるのです。

    今回のTastenkasten様の投稿で!!!!という事が書かれていました。
    潜在的にわかっていたような事が書かれており、やっぱりそうなんだ・・と再認識した次第です。
    ③へ

      補足日時:2018/11/07 01:40
  • へこむわー

    ③’’一つ気になっているのは、「どう訳したらよいのかわからない」とおっしゃっている点です。
    外国語が理解できていることと訳せるということは別問題で、
    「訳す」という作業にはそれに特化したスキルや鍛錬が必要なので、
    日本語で意味を理解してから、という考え方は基本的に捨てた方がよいでしょう。
    初歩のうちは、どうしても独和辞典で単語を引き、
    そこに出ている日本語の訳語を見て意味を覚えるという方法を取らざるを得ないと思いますが、
    この方法ではじきに行き詰ります。
    単語一つひとつの意味が、単独の日本語の訳語では覆いつくせないものなので、
    複数の語が並んだ時に、それぞれの語に辞書の日本語訳をあてがってみてもちぐはぐになってしまいます。たぶんこれも問題の一つではないかと推測します。’’
    ④へ

      補足日時:2018/11/07 01:41
  • へこむわー


    なるほど、訳すということに特化する必要はないのだ・・と。単語一つ一つの意味が単独の日本語の訳語では覆いつくせないので日本語訳をむりあてはめてみるとちぐはぐになる・・はまさにその通りですよね。
    本来はこのような基本的なグラマーを含めたことよりも話すことせさえ出来れば良いかなと思った時期もありました。
    こちらに来て、もしくは移民ですぐに仕事を始めて習得したブロークンドイチを話す外国の方々が沢山いらっしゃいますが、文法の部分はほぼ知らないことのほうが多いですね。
    ご存知かと思われますが、このような人たちはかなりブロークンでも話すことが可能なので生活には問題ないわけです。
    ですのでペラペラなのですが、文法等はわからないからという理由で学校に来ている人も少なくありません。私はやはり基礎はきちんとしたいのですが、周りの人間は基本の文法はB2くらいまでやればよいと言っている人が多いです。

      補足日時:2018/11/07 01:44
  • へこむわー


    やはり私も話すこと、読み書き、語彙、すべてにおいて満遍なくできるようになりたいとは
    思うのですが、それは本当に難しいです・・。

    何が言いたいのかわからなくなってしまいました・・。
    Tastenkasten様は他の言語にも精通していらっしゃるのですか?
    言語の勉強とは例えばその国の人が好き、食べ物が好き、その国自体が好き・・という好きという気持ちなしでは、特に私のように年を取ってからではなかなか頭に入ってきません。
    若いころブラジルに興味がありポルトガル語をかじったことがありますが、やはり今でも好きで同じ系列のイタリア語も機会があれば是非勉強したいなと未だに思っていますが、ドイツ語を話すこの国にいるのでまずはやはり何がなくともまずはドイツ語をすべきだと思ってやっているのですが・・。

      補足日時:2018/11/07 01:46
  • うれしい


    でも頑張ります!せっかくここまできたのですから!(はるばる日本から来たという意味もなくはないのですが、すでに習った文法が随所に抜け落ちていますが、ドイツ語もすでにかじってしまっているという意味です。)
    Tastenkasten様、ここまで見ず知らずの人間に懇切丁寧なご指導を頂きまして誠にありがとうございます。お返事を頂いた後に示させて頂こうと思います。
    本当にいつもありがとうございます。

      補足日時:2018/11/07 01:52

A 回答 (6件)

初級文法の教科書(過去に使ったもので良い)を見直し、それができたら、独文解釈の秘訣上下二巻に取り組むことです。



Tastenkastenさんへの質問はそれから先です。
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この回答へのお礼

Mokuzou100nen様

おっしゃる通りです。
甘えていますね。
文法的にはすでに習っているはずです。
もう一度見直します。
またそれがクリアできたらお教えいただいた書籍を
見てみます。
本当にありがとうございます!

お礼日時:2018/11/02 23:00

御質問は拝見しましたが、ちょっとタイミングが悪くて、今日はもうあまり詳しい回答ができません。


明日から出かけるので、月曜日以降、必要であればこの回答へのお礼コメントの内容を拝見してから再回答します。
過去の御質問については、思い当たる節はあるのですが、ID名が違うので、すぐには見つけられません。

新聞等の文章の大意がとれるならば、初級の文法知識はひととおりお持ちではないかと思います。
日本語の文から独訳する場合、自分ならこういう言葉は思い浮かばないだろうというのは、
中級以上のレベル、あるいは上級者であってもしばしば起こることで、
これは、初級文法の見直しや独文解釈の参考書を読んでも解決になりません。
残念ながら、日本語で書かれたドイツ語の参考書でこういう感覚まで身につけるのは不可能です。
ネイティブでないとなかなか出てこない表現というのがいくらでもありますし、
新聞などのメディアのドイツ語文は、時として持って回った言い回しや、
入り組んだ文体を使うことも多く、これらが必ずしも模範的なドイツ語文であるとも限らないのです。

引用の文を含む記事は見つけることができましたので、ざっと目を通しました。
この文のみについて言うならば、独和辞典を注意深く読み込むだけでも読解できると思います。

vermeintlich が合わない気がするとのことですが、
辞書には、「(誤って)…であると思われた」という意味が書いてあり、
「述語的には用いられない」と用法が書いてあります。
つまり、形容詞か副詞としてしか使いません。
これは、女性教授のパワハラ行為について証言している人の発言なので、
vermeintlich というのは、この証言者の立場からの主張なのです。
つまり女性教授は、自分に対する姿勢(文字通り体の形)が間違っている、
といって非難してくるわけですが、証言者自身は別に間違っているとは思っておらず、
間違った(falsche)というのは、女性教授が何の根拠もなく言っているだけのことだという考えから、
vermeintlich falsche という言い回しになるのです。
この文脈では、vermeintlich の代わりに使える語はないでしょう。
vermeintlich の類義語としては、angeblich, scheinbar, vorgeblich などがありますが、
vermeintlich の前綴り ver- は「誤る、間違う」の意味を持つもので、
ほかの類義語と比較したとき、そのあとに来る語で表現されていることが実は(自分の側から見れば)誤りなのだという意味が強く出るのです。
問題になったパワハラ女性教授は「間違った姿勢だ」と言うけれど、間違ってなどいない、ということです。
vermeintlich のこういういうニュアンスと読み取り方は、
やはりいろいろな文脈でこの語に何度も出会ってみないと感じ取れるようにならないと思います。
今は、ネット上で膨大なコーパスがありますので、
そういうサイトで、ピンとこない単語を検索して、使われている文例をたくさん読み込むのも有効です。
私も、ドイツ語で文書を書かなければいけない場合など、
和独辞典で出てくる独訳が怪しい場合は、この方法で正しいニュアンスと用法を確認します。
この手間を省いてくれるような都合のよい参考書というのは存在しません。

ihr gegenüber については、まず前置詞 gegenüber を辞書で引いて、用法を確かめましょう。
名詞の場合はあとに置かれ、代名詞の場合は前に置かれます。
ドイツ語では、名詞か代名詞かで語順が逆になるケースが結構ありますので、
そういう特徴をつかんでいると、自然に入ってくるようになります。

gegenüber der Frau: その女性に向かいに
ihr gegenüber: 彼女の向いに
(Körperhaltung ihr gegenüber = Körperhaltung gegenüber der Professsorin)

ただし、この文中の gegenüber は、「~に向かって」という「今いる場所」を示すのではなく、
「~に対して」という、「行為の方向」を意味します。
つまり、「女性教授の前の」ではなく、女性教授と話をするとき、
その教授が不快に感じるとか失礼に感じるとか、そういう姿勢をとる、という意味です。

konnte が気持ち悪いのはなぜでしょうか。
Schon から gegenüber までが主語ですので、定動詞第2位の原則でその位置にあります。
英語でもそういう長い主語はあるでしょう。
強引に英語に置き換えれば、even a wrong posture twards her could lead to long discussions でしょうかね。
英語に慣れてしまっているからではないような気がしますが…

確かに、このドイツ語文をすっきりとした日本語文に訳すのは決してやさしくはないでしょう。
でもそれは、どちらかというと日本語の能力です。
さて、どう訳しますか…

来週の月曜日の夜か、火曜日ごろなら再回答できます。
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この回答へのお礼

Tastenkasten様へ

引用の記事を見つけることができた・・とおっしゃていらっしゃいます。
新聞ではございませんで、ご存知の通りそこらへんにある地域誌・・といいましょうか。
とても新聞などは読めないレベルだと思います。
私は初心者ではありませんが、集中一貫して勉強をできる環境ではなく、それはそれは長い時間がかかっておりまして、
しかも季節によって勉強できる時間が限られております為、お恥ずかしながら文法等はすぐに思い出せないことも多々あります。

IDなのですが、実は久しぶりに投稿をして自身のID名がこのようなものだったかなと、過去のドイツ語の質問2,3件も
検索できませんし、ただ確かにTastenkasten様に何度も回答を頂いているのは事実です。
思い当たる節があるとおっしゃるそれは間違いなく私だと思います。

今現在もTastenkasten様のお返事をよく読み考えておりますが、なかなかおっしゃっていることも難しく、自身が納得のいくようになるまでもう少し時間をかけます。
・・と申しますのはもしかすると私の考えていたこの文章の意味が全く違っている?!かもしれないということに
お返事を頂いてから気づきまして、母国語であるパートナーにもさらりと聞いてみようと思っております。

その後私なりの解釈(訳)を補足に書かせて頂こうと思います。
来週以降にもしお時間があれば、覗いていただけると嬉しいですが、
Mokuzou100nen様のおっしゃる通り、もう少し自分なりに考えてからの投稿であるべきだったと反省しています。

お時間を割いていただきまして、ありがとうございます。

お礼日時:2018/11/03 01:19

コメントを拝見しました。


まず、記事の本文を見つけたというのは本当です。
ドイツ語文を正しく解釈するには、前後の文脈がある方が確実なので、必ず一度は探します。
この長さの文が完全に一致しているので、ほかの記事ではないはずです。
最初、すぐには記事全文が出てこなかったのですが、20 Minuten というキーワードと、スイスらしいことはわかりました。
それから、Watson という2014年からあるニュース・ポータル・サイトで同じ文を含む記事見つけました。
20Minuten は、スイスの鉄道の(たぶん北西部のみの)主要な接続駅で配布されているタブロイド紙です。
Watson は、この20Minuten のオンライン版の元編集長が立ち上げたメディア会社が運営しており、
ドイツの有名なシュピーゲル誌ともコンテンツ・パートナーになっていることがわかりました。
おそらく20Minutenを御覧になっているものと想像しますが、
全く同じ文を含む、同じ事件を伝えるニュースは、スイスの全国規模の大衆紙 Blick にも出ています。
Blick と 20Minuten も姉妹紙ではないので、三つのメディアそれぞれが、
同じニュース・エージェンシーからこのニュースを仕入れたのでしょう。

20Minuten Online
„So schildern Studenten die Schikanen an der ETH“
https://www.20min.ch/schweiz/zuerich/story/So-sc …

Watson (Nachrichtenportal)
„ETH-Professorin hat jahrelang Doktoranden gemobbt – jetzt soll sie entlassen werden“
https://www.watson.ch/schweiz/schule%20-%20bildu …

Blick
“Gefeuerte ETH-Professorin wehrt sich gegen Mobbing-Vorwürfe“
https://www.blick.ch/news/schweiz/zuerich/astron …

チューリッヒのスイス連邦技術大学で、宇宙物理学のイタリア人女性教授が大学院生を虐待していたというニュースですね。
いずれも娯楽的な大衆紙ということで、信憑性が疑われることもあるようですが、
ポータルサイトWatson は教授の名前を伏せて、Blick は仮名で、20Minuten は実名で報道をしています。

今問題になっている文は、取材に答えた大学院生の証言をそのまま伝えるものなので、
ごく普通の会話文であって、特に難しい文というわけではありません。
ただ、日本語とドイツ語の言語感覚の違いで、簡単な文でも戸惑うということはあると思います。

まず、先の回答の英訳で、vermeintlich に対応する訳語を入れ忘れていました。
独英辞典で vermeintlich を引くと supposedly などが出ますが、この場合は、
非難や疑惑の気持ちを含む「申し立てによると」、を意味する allegedly の方が文脈に適しているように思います。

今度は schon の使い方がしっくりこないということですが、
これは、時間的な過去を意味する「すでに、もう」ではなく、「~でさえ」のようなニュアンスです。
schon にはいろいろなニュアンスがあり、「すでに、もう」の意味でもっとも普通に使われるとは言えません。
それは独和辞典の schon の項を丁寧に読んでいただければわかりますが、
schon の意味の一つとして、「…だけでもう」というのが出ており、この意味での例文を引くと、

Schon ihre Stimme macht mich nervös.
彼女の声を聴くだけでも私はいらいらする。
Das kommt schon wegen des hohen Preises nicht in Frage.
それは値段が高いというだけでもう問題にならない。

のように使われることがわかります。
つまりこの文は、イタリア人女性教授が何の根拠もなく言っているとしか思われない、
「間違った姿勢」などというごく些細なことだけでも、長々とした議論の原因になり得た、
というニュアンスになります。
したがって、この schon を already で訳すわけにはいきません。

それから konnte の意味なのですが、これは「推測」ではありません。
日常会話で「kann sein」という場合は、「そうかもしれない」というニュアンスで使いますが、
正確には「~であり得る」という「可能性」で、
この場合の konnte は単純過去形なので、「そういう可能性があった」ということです。
その場合、「可能性はあったが実際にはなかった」という意味のことを言っているのではなく、
「時にはそういうことが起きることがあった」という意味での「可能性」です。
つまりわかりやすく言うと、この女性教授はごくくだらないことを理由に大学院生を虐待していて、
「間違った姿勢」などという理由だけでも(場合によっては)長い議論へと進むことがあった、
というニュアンスでの「あり得た」です。
証言している大学院生がこのように具体的に言っているわけですから、
「間違った姿勢」とやらを理由に長時間いちゃもんをつけられることが実際にあったということでしょう。
なお、この文自体は証言の直接引用であり、異なるメディアのニュースでも全文一致しているので、
記事の書き手の推測や表現の違いということはありません。

せっかくなので、schon と konnte の両方を含む類似の構造の文の実例をいくつか探したので、そのうちの二つを紹介します。
一つは、中世の魔女狩りにつての説明です。

Der Hexerei oder Zauberei beschuldigt zu werden, bedurfte es nicht viel. Schon ein Konflikt im Alltag konnte zu Verdächtigungen führen.
魔術や魔法の罪に罰せられるには、多くのこと(理由)は必要ではなかった。日常の争いごと一つだけでも嫌疑につながり得たのである。
https://www.bergedorfer-zeitung.de/archiv/vier-u …

次の例は、ナチス時代のユダヤ人女性の逮捕理由についての記事です。

Der Vorwurf der »sexuellen Verwahrlosung« war ein spezifisch weiblicher Haftgrund. Schon ein abendlicher Kinobesuch mit einem Mann konnte zu dieser Anschuldigung führen.
「性的放縦」という非難は、女性に特有の逮捕理由の一つだった。夜、男性と映画館へ行くということだけでさえ、こうした告発へとつながり得たのである。
https://www.antifainfoblatt.de/artikel/f%C3%BCr- …

さて、これらの語のニュアンスの違いの読み取り方をどうやって学ぶかという御質問なのですが、
やはり多読による経験は欠かせないと思います。
ただ、今日はここまで書いて時間が遅くなったので、これについては明日以降改めて書きます。

なお、過去に回答した質問と思われるものを探しておきました。
ID名が全然違うので別の方かもしれませんが、内容的に類似の質問としてとりあえず思い当たるのはこれだけです。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9468792.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9473281.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9478155.html
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この回答へのお礼

Tastenkasten様

回答を締め切らず良かった!
毎度のことながら丁寧かつご親切に詳細をご教示くださりありがとうございます。

schonにつきましては、これはもう文全体の意味合いから使い方を慣れていくしかないと実感しました。
konnteは単純過去での使用でしたか・・・。なんだか情けないの一言です。
ドイツ語とは一筋縄ではいかない、なかなかすっと訳せない難しさを更にに感じてしまいました。
それもこれもすべて経験、学習不足からくるものだと理解しているのですが・・・。
例文を載せて頂きましてありがとうございます。
これからじっくりと取り組みたいと思います。

上記の3つの質問ですが、私ではありませんでした。
私にはレベルが高すぎる質問をされていらっしゃいます。笑
以前Tastenkasten様から、おしえてgooにはもうあまり回答をしないので・・と
どこかの大学の教授のサイトを教えて頂いた覚えがあります。
きちんとお気に入りに保存させて頂いてあります。

お礼日時:2018/11/06 17:38

コメントを拝見して、どなただったかがわかりました。


似たようなIDが見当たらず、今回は新聞の記事だったので、
新聞を読んでいた別の方の質問を連想したのですが、
某大学の先生のサイトを紹介したということですぐにわかりました。
そのIDでの質問総数が4件なので、以下のもので全部です。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9234407.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9268530.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9541876.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10100557.html

ここから先の勉強法がわからないという御質問は以前にも受けていますね。
今日それを書くつもりでいたのですが、多読が必要という回答はすでに前回していました。
過去の御質問すべてをもう一度読み直したのですが、
抱えておられる問題が以前と変わっていないようなので、
多読ではなかなか解決がつかないとか、多読の学習法が今一つわからないとかいうことがあるのかもしれません。

どうやらスイスにお住まいであるらしいことを考えると、
日本語で書かれた文法書や参考書を書店や図書館で実際に見て選ぶことはできず、
日本のアマゾンを使って購入するしかないでしょうから、
安易に書物をお勧めすることもできません。

二、三日考えてもう一度回答しますが、konnte の意味が取れていないことなどは、
やはり初級文法の範囲なので、そういう点では、もう一度文法を確認した方がよいかもしれません。
たぶん、慣れで何となくわかってしまっている部分と、
文法知識で抜け落ちている部分とのアンバランスがあるのでしょう。

ただ、一番悩んでおられるのは、語と語の結びつき、組み合わせがピンとこない、
文全体の意味から、なぜこの単語が使われるかわからない、という点だと思います。
そうなると、「文法」の範疇には入らないことが多くなってくるので、文法書は必ずしも役には立ちません。
「統語」や「修辞」の問題になってきます。
したがって、日本語で書かれた「独文解釈」の類の書物も特効薬ではないですね。

一つ気になっているのは、「どう訳したらよいのかわからない」とおっしゃっている点です。
外国語が理解できていることと訳せるということは別問題で、
「訳す」という作業にはそれに特化したスキルや鍛錬が必要なので、
日本語で意味を理解してから、という考え方は基本的に捨てた方がよいでしょう。
初歩のうちは、どうしても独和辞典で単語を引き、
そこに出ている日本語の訳語を見て意味を覚えるという方法を取らざるを得ないと思いますが、
この方法ではじきに行き詰ります。
単語一つひとつの意味が、単独の日本語の訳語では覆いつくせないものなので、
複数の語が並んだ時に、それぞれの語に辞書の日本語訳をあてがってみてもちぐはぐになってしまいます。
たぶんこれも問題の一つではないかと推測します。

ただ、これまでの御質問を拝見する限り、まだ文法の基本で抜け落ちている部分が多々あることは感じます。
そして、読もうとされているテキストが、レベル的に少し難しすぎるのではないかという気もします。
多読をするのであれば、これでは少し易しすぎるかなと思うくらいのものを、
たくさん、速いスピードでお読むのが効果的であると言われています。

どういう学習法が最善か、今はっきり限定することは難しいので、
もう一、二回やり取りをさせていただいた方がよいかもしれません。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

Tastenkasten様

こちらでは文字数の関係上、頂いた最後のお返事の補足欄に書かせて頂いています。
宜しくお願いします。

お礼日時:2018/11/07 01:53

コメントにいろいろ書いていただきましたが、前回の御質問ももう一度見直し、


大きく分けて二つの問題があるとおもいました。
一つ目は、単純に基礎的な文法が習得しきれていないこと、
二つ目は、独和辞典の日本語の訳語のみに頼っているために、語釈が的を外れていることです。

B1まではスクールで学んだということですが、そういうところで使うテキストは文法書ではなく、
実用的なドイツ語を段階的に身につけられるように編集されているものです。
もちろん文法事項は習うと思いますが、クラス内で会話をしたり、作文をしたりしながら、
少しずつ段階的に進んでいくものですので、
いわゆる「文法書」を使ってあらゆる文法事項すべてを集中的に学ぶのとは違います。
今回読んでいるのは地方紙なので本格的な新聞のようなものではない、とおっしゃっていますが、
地方紙といえどもメディアのドイツ語であることには変わりはなく、
特に易しく書かれた文章というわけでもありません。
B1終了の時点では、まだ読みこなせないことも多いと思います。
このままB2の教科書で独学するのであれば、とりあえずはそちらを集中的にやって、
教科書以外の文を読むのは少し待った方がよいかもしれません。
B2までが終了すると一応中級ですので、そこで一度本格的な文法専門書を一、二冊読み通して、
すべての文法項目を確認し、そこに出ている例文を読んだり練習問題をやったりするのもよいと思います。
ただ、B2の教科書での自習中にすでに壁に当たるようなら、
そこで一度文法書に切り替えて、一から頭に入れ直した方がよいかもしれません。

文法がよくわかっていないまま結構しゃべっている人はいますが、
それだと一定のレベルから先へは行かれないでしょう。
一級の新聞の記事などは読みこなせないと思います。
ただ逆に、文法をあまりにきちんとしたがる人は、間違いを恐れて慎重になりすぎ、
言いたいことがあっても表現の仕方がわからなければそのまま黙ってしまいます。
日本人には基本的にこのタイプが多いと思います。

語学の学習法には、唯一の正解というのはないので、
人それぞれ自分に合った学習法を自分で探した方がよいというのが私の考えです。
また、勉強の各段階で、勉強方法を変えてもよいのです。
文法書だけにかじりつく時期があってもよいですし、
自分のレベル以上の本にちょっと無理して挑戦してみる時期があってもよいですし、
映画を見たり一日中ラジオを聞いたりしてみる時期があってもよいのです。
自分で自由に作文するのは非常に学習効果が高いのですが、これは添削してくれる人がいた方がよいですね。
私もいろいろな方法を使って来ましたが、基本的に文法知識はその時々で補充していきました。
文法書だけを通読してもすぐに忘れるのです。
やはり、読む、書く、聞く、話すという実践的な行為をかなり長い時間積み重ねて、
持続的に言葉をじかに体験していかないと、感覚的に入ってきません。
多読、多聴を第一にお勧めするのはそういう理由からです。
英語と違って、名作文学を易しくリライトしたリーダーのようなものがほとんどありませんので、
児童文学のようなものから入った方がよいでしょう。
グリム童話のような古いものではなく、少なくとも20世紀後半以降のものがよいです。
それ以外では、書き言葉よりもシンプルな会話文が多いという理由から、戯曲や対談のようなものがよいですね。
ドイツの作家の戯曲は難しいことが多いので、むしろチェーホフのドイツ語訳などが案外読みやすいです。
一年のうち、集中して学べる時期が限定されるのならば、
その期間に新しいことを学ぶのは無理だとしても、少なくともそこまでに学んだことを忘れないように、
その時点でのレベルで楽に読めるものをいくつかそばに置いておいて、
たとえ少しずつでも、なるべく毎日読み続けることが大事です。
聴く、書くについても同様で、自分が知っている単語と言い回しのみで、
二、三行の短いものでもよいので日記をつけてみるとか、そういうことですね。

語釈の問題ですが、これは文法書その他の参考書で効率的に学ぶのは難しいので、
やはり辞書を丁寧に深く読み込むことと、ネットのコーパスなどを使って例文を集めるのがよいと思います。
それから、決定的に重要なのは、辞書に出ている意味だけでうまく意味がつながらない場合、
その説明を外に求めるのではなく、自分で推理する力を付けることです。
文全体がある程度の長さで、まとまった内容を持っている場合は、
その全体から論理的に推測して、この文章はこういう意味になるはずだ、と見当をつけてみるのです。
単語一つひとつの意味にしても、こういう意味に取ればつじつまが合うのではないかと見当をつけるのです。
そういう見当をつけるためにも、まずは辞書のその語の項目に全部目を通しておかなければなりません。
たとえば今回の schon にはいろいろなニュアンスがありますが、
辞書でまずそれを把握しておいて今回の文を読んだとき、
記事の話の流れからいって、schon を already の意味に取るとしっくりこないと気づくはずです。

それから、前回ドイツの Duden の辞書サイトをお教えしましたが、
ある程度辞書なしでも読めるようになったら、やはり独独辞典がものを言います。
今回の文の中での schon の意味は、独和辞典の解説だと、前の回答に書いたような、
「…だけでもう」という訳語や、「schon ihre Stimme macht mich nervös」という例文が出ます。
Duden の schon の項目は下のページですが、これに当たる意味の解説は最後の 4. になります。

4. betont, dass – von allem anderen, oft Wichtigerem abgesehen – etwas allein genügt, um eine Handlung, einen Zustand, Vorgang zu erklären o. Ä.
ある行動、状態、経過などを説明するために(とりわけそれ以外の、しばしばもっと重要なことを除外して)、何か一つのことだけで十分であることを強調する
https://www.duden.de/rechtschreibung/schon_berei …

今回の文について言えば、その女性教授が、もっと重大な問題で大学院生を注意するならばともかく、
姿勢が悪いなどという意味不明な理由だけでも十分言い合いの原因になり得てしまう、
ということなので、上の Duden の解説4とぴったり合うのがわかると思います。

前回の御質問の折には、Möglichkeit bieten がわからないということでした。
これなどは、「可能性を提供する」という独和辞典の訳語を並べただけでも見当はつくのではないかと思ったのですが、
たぶんそのあとに、um etwas zu erzählen(何かを話すための)という語句があったために、
「可能性」という日本語とかみ合わないように感じられたのだと思います。
こういう場合は、「可能性」に似たほかの日本語を連想して意味を広めてみることも大事です。
Duden には、「etwas eröffnende Gelegenheit oder Chance(何かを始める機会、チャンス)」という語釈が出ています。
https://www.duden.de/rechtschreibung/Moeglichkeit

つまり、「可能性」≒「チャンス」≒「機会」ということで、
「それぞれの子供に話をする機会を与える挨拶」
→「子供たちそれぞれが話す機会となる挨拶」と読み替えていくと理解できます。
ちなみに、ほかの辞書サイトで Möglichkeit を引くと、
その前後に置かれる頻度の高い重要単語がリストアップされており、
その中(Signifikante rechte Nachbarn)に bieten とその過去分詞 geboten があるので、
「Möglichkeit bieten」という言い回しが非常に多用されることもわかります。
それならば、これは決まった言い回しの一つとして覚えた方がよいでしょう。
http://corpora.uni-leipzig.de/de/res?corpusId=de …

(文字数オーバーなので途中で切ります。)
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(続きです。



vermeintlich を上のサイトで引くと、次のような例文が出てきます。
これが、コーパスを使って学ぶ方法です。

Der vermeintlich kostenfreie Eintrag entpuppt sich dann als teurer Vertrag.
その無料であるかのように謳った登録は、のちに高価な契約であることが明らかになった。
Die Schülerin aus Deutschland ist auf eine vermeintlich harmlose E-Mail hereingefallen.
そのドイツ出身の女学生は、悪意がないと思い込んだメールに騙された。
http://corpora.uni-leipzig.de/de/res?corpusId=de …

今回の文を上の文と比較して読んだとき、女性教授が大学院生に言った「falsche Körperhaltung」が、
「実はウソなのだ」という意味で vermeintlich が使われているのがわかるでしょうか。

私の方もいろいろ書いているうちにまとまりがなくなってしまいましたが、
冒頭に書いたように、おもな課題は二つですので、その二つの視点から学習方法を検討してみてください。
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この回答へのお礼

Tastenkasten様

この度も大変大変お世話になりました。
Tastenkasten様のご回答は私には一生ものです。
プリントアウトをしていつでも読み返せるようにさせて頂きます。

勉強法の質問を前回させて頂いてから(やはり1年前でしたね)
私にとっては宝のようなアドバイスを頂いたのでそれを常に胸に
勉強方法を変えてきました。それでもやはり1年に1度くらいとなると
おっしゃる通り文法を覚えていないことが多く、常に文法本などを見返しながら進めていますがなかなか・・・。

前回のアドバイスももう一度読み直しました。
また今回はとりあえず暫くは自身で購入したB2の問題集に集中することとの助言を頂いたので、あと半分で終わりますしまずはそちらに集中してみようと思っています。

毎度毎度なんとお礼を申し上げてよいか、感謝しきれません。
本当にありがとうございます。
今まで頂いたご教示、アドバイスは
いつでも見直せるようにしておきます。
ありがとうございます。

お礼日時:2018/11/09 02:04

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