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昨日 西郷隆盛の 西南戦争の ドラマがありましたが 幕末の 金の大流出が なかったら 武士に対しても 明治政府は ある程度の手当てを 与えることができて いたと思われ このような 内乱も 受けなかったんではないでしょうか

A 回答 (2件)

いや、どうやっても内乱は起こったと思います。

なぜなら金の問題だけではなかったからです。

明治維新が必要だったのは「国の仕組みを国民国家にして、近代軍を作ることと、近代経済に移行すること」でした。これを富国強兵と呼ぶわけですが、それが「なぜ必要だったか」はあまり教えられていません。

なぜ近代軍が必要だったかというと、すでに西洋列強が近代軍化して軍事力を強化していたからで、近代軍は「国民を徴兵して動員することで、銃の効用を最大にする」という点にありました。つまり刀を使う武士は鍛錬に時間がかかる分で時代遅れで、西洋列強に習って「普通の市民を徴兵して練兵する」必要があったのです。

要する明治維新が終わり、薩長土肥が「近代政府」を目指した時点で「武士階級は廃止解体」になったのです。だから四民平等という政策が行われ「平等になった国民は総力を挙げて国を守る」ということで徴兵ができるようになったわけです。

これを薩摩藩の武士などから見れば「俺たちが頑張って討幕したのに、なぜ俺たちまで階級特権を失うのか?」ということになります。武士という職業から全員解雇になって生活できない、という経済的な側面以上に「武士という誇りを失う」ダメージが大きかったのです。

もし、彼らを十分手当てする程度のお金があれば、流血の事態は避けられたかもしれませんが、もし支給するなら薩長土肥だけでなく全国の武士階級に手当てが必要ですし、徴兵制で国民皆兵がスタートした後は「なぜ武士に手当てを出し続けるのか?」という点で理解が得られかったでしょう。

結局、行き場のない武士たちの不満はどこかで爆発するしかなかったと思います。
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西南戦争は、新政府と西郷の意見の食い違いが建前。

実際は、武士たちの不満爆発。
そのまえに、萩の乱、佐賀の乱と、待遇が悪くなることに対しての反発で内乱が起こってます。
西郷という大物をリーダーとしたから、歴史に残ったというだけでしょう。

金の流出は国として痛手でしたが、もし流出しなかったとしても、役に立たない武士に配ることは絶対にないでしょう。大量リストラは、必然です。
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