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英語の語順は概ね重要なことから伝えると思っていたのですが、一方でエンドフォーカスというルールもあります。この2つは矛盾しています。どのように理解すればいいのでしょうか?英文法に詳しい方解説して頂けませんか?よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • 時崎久夫という先生がエンドフォーカスの誤解を指摘されているのを発見しました。いくつか論文を出されています。結論は「英文はいつもエンドフォーカスではない」です。なかなか説得力があります。"時崎久夫" "文末焦点"で検索されます。

    No.15の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2019/03/02 10:43

A 回答 (15件中1~10件)

「エンドフォーカス」なる概念は1985年にQuirk等によって提唱されたそうですが、あたくしが英文のスタイルガイド類を読み漁ったのはその数年前ということになります:


One strategy for interpreting the focus of information from syntax is the principle of end-focus (Quirk, Greenbaum, Leech, & Svartvik, 1985, p. 1356-57).
https://papyr.com/hypertextbooks/grammar/indeter …

1985年と言いますと比較的近年に属しますが、ワンセンテンス内の語順がどのようになるかは英語ネイティブには直観的にわかりますので、このことについて議論する人は長らく特に居なかったことになるようです。米英では外国人のための英語教育が重要視されますので、そのような観点から「エンドフォーカス」ということが言われるようになったものと思われます。

なお、一般的には「エンドフォーカス」ですが、特に強調したい語句がある場合は倒置して「フロントフォーカス」にすることもあり、加えてCLEFTINGとか、また学者によっては「ミドルフォーカス」という概念を唱えている人もいるようです。

何が何でも「エンドフォーカス」ではありませんので勘違いしないようにしましょう。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

論文があるんですね。参考になりました。何が何でも「エンドフォーカス」ではありません、ですよね。場合によってはフロントフォーカスもあると理解した方がよさそうですね。前後の文との関係もあるので、テクニックの一つだと思います。

お礼日時:2019/02/28 10:00

訂正します。


=の関係がある基本文型は第2文型と第5文型です。
申し訳ありません。
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コミュニケーションは聴き手とのかかわりで、相互理解の可能なテーマから話始めます。

これが話のテーマとなります。だから英文の始めは相互了解オーケーの語句から始まります。けれど話す以上は、何か新しい価値のある、したがって相手の知らないであろう内容語句で話しを終え、返事を待ちます。だから英文の終りの語句は新情報になるのです。この新情報こそ相手に一番伝えたい重要な情報内容になります。
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>一つ一つの文はエンドフォーカスも有り得る、ということですね。



No.10,11さんが分かりやすい説明をしてくださってますけど、

あり得るというより、それが普通です。
「欲しい!あのジャケット。」と言いたいことから言うことを禁じるものはなにもありませんけれども。
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間違って送信してしまいました。


前回に続きます。
けなし言葉を先に言う方が同じ言葉を使うにしても相手に伝わるイメージが良いと思いますが…
これが " エンドフォーカスの力 " といえば分かり易いかな。

英語は主語と動詞だけが大切だと思ったら間違い。最後の言葉が相手に印象が残ると理解すれば良いと思います。
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質問者さんは「エンドフォーカス」を難しく考え過ぎていませんか?


フォーカスは " 焦点 " と訳されますが
簡単に言えば " 注目され、そこが強調される " という事です。

「エンドフォーカス」という概念は英語だろうと日本語であれ共通して言える事です。多くの日本人は頭の中が思いっきり日本人のまま英語を理解しようとするので英語のエンドフォーカスが理解出来ていないのだと思う。

簡単な英文で説明します。
I went to Tokyo with my family during the spring vacation.
という英文があります。
日本語訳するとどうなりますか?
日本人の多くはおそらく
(私は春休みに家族と一緒に東京へ行った)と訳すのでは?
すると何処が強調されていますか?
" 東京へ行った " ですよね。
この感覚が「エンドフォーカス」なんですね。しかし、これは英文を日本語訳した様に見えるけど違いますよね。
頭の中が思いっきり日本人の解釈。
英語だろうと日本語であれ頭から理解している筈です。日本語の場合は基本的には " 最後に動詞を言う " 訳です。
分かりますよね。だからエンドフォーカスが " 東京へ行った " となる。
ところがネイティブは英文を頭から理解する。(文頭から理解)
先の英文を文頭から適切な(日本人が理解出来る感覚での表現)日本語訳すると(私が行ったのは東京で家族と一緒に春休みにだよ)となりますが理解出来るかな?
学校では返り読みをさせて主語の次に後ろから日本語訳させています。
そこに問題点があって英語のエンドフォーカスが理解出来ないのはこの理由からです。
もしも仮に " 東京へ行った " という事を強く言いたければ
I went to Tokyo. で良い訳です。
それに加えて with my family という言葉があるという事は " with my family という言葉を言う必要があった" という事。さらに " during the spring vacation と言う必要があるから付け加える " 訳です。
最後の言葉はいらないのではなく
必要があるから付け加えるというのが英語の感覚です。理解出来るかな。

英語は主語の次に動詞を言う必要がある。これで何が言いたいのか予想出来る様になっています。これを英語の先生は " 英語は先に結果ありきだ " みたいに教えています。だから多く日本人は英文を見た時、主語と動詞が大切だと思い込んでいます。おそらく質問者さんも " 重要なことから伝える " と思っているようですから極端な話、学校の先生からオーバーに言えば その様に
" 洗脳 " されています。

他の回答者さんは語順に触れてますが
多くの日本人の英語の感覚を極端に言えば " 主語と動詞が大切 " という固定観念があります。ところがネイティブはそうとは限らない。今回は基本文型がテーマではないので深くは述べませんが、私がネイティブと接して理解した事は彼等は=の部分(第2文型、第4文型)そしてエンドフォーカスを注目しているという事です。

「エンドフォーカス」を簡単に考えている人がいますが、英語であれ日本語であれ感覚的には共通しているので言葉の使い方には注意が必要です。
簡単な日本語でエンドフォーカスが及ぼす影響を理解して頂ければと思う。
特に注意が必要なのは、褒め言葉とけなし言葉の二つを使う時です。
褒め言葉… 魅力的な女性
けなし言葉… すっかりオバサン
褒め言葉を先に言うと…
貴方は魅力的な女性ですけどすっかりオバサンですね。
今度はけなし言葉を先に言うと…
貴方はすっかりオバサンですけど
魅力的な女性ですね。
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「エンドフォーカス」とは、基本的に"one sentence"内での語順に関する概念だそうで、中学生になって英語の勉強を始めてから60年余りになりますが、初めてお目にかかる用語ですね。


数十年前に英語のスタイルガイドの類を何冊も読破した経験がありますが、その頃はこのような文法概念は無かったと思います。しかしひょっとすると脳軟化症で忘れてしまっているのかも知れません。
いったいこの「エンドフォーカス」なる概念はいつ頃誕生したものでしょうか? ネットで大雑把に調べてみましたが今のところ不明ですので、ご存じの方がおられましたらご教示をお願いいたします。m(_ _)m
ところで、昔の英語の学術論文では受動態をやたらと使っていましたが、20年あまり前から、受動態はやめて能動態で書くようにと言われるようになりました。語順で言いますと180度の転換になりますね。この事実と「エンドフォーカス」とはどのように結び付くのか、なかなか興味深い話題ですね。
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基本的に英語では語順を重視しますので、SVO等の決まった形になります。


これが基本であり、相手に正しく伝えるためのルールだと思います。一定のルールがあることで、言語が成立し、
不特定多数の人が理解できる道具となります。
重要なことから伝えるといってもそこには様々なルールがあり、否定語、場所方向を表す副詞、補語、目的語それぞれ文頭に持ってきたときにはその後ろの語順にはルールがあります。
基本的な語順と強調するための表現がある。これは矛盾ではなく並列です。時と場合により使い分けるという事だと思います。
①I will give you some advice. ②I will give some advice to you. 文の先頭と最後がやはり目立ちますから強調になります。
ここでは「私が」ということは重要であり、先頭にしてしかるべきです。また「何を?」「アドバイスだよ!」
「誰でもなく君にね!」語順の変化で強調というか答えるべき内容を強調するのは自然であり、
What will you give me?の質問には①が返事になり、Who will you give some advice?には②が答えとなります。
言葉は常に対話の中で成り立つものですから、相手や感情、質問の内容により表現が変化します。
極めて自然なことだと思います。答えになってないかもしれませんがすみません。
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念のため…、「語順」と言うと文中の語の並びのことになります。


エンドフォーカスというのは、一つの文中の構造の話に使うもののはずです。

話の構成にエンドフォーカスは聞いたことがありません。報道文や報告書の文体では、完結に、要領よく、結論から入って無駄を省きます。話の最後まで何の話か分からないようでは困ります。これは、話の順序であって、「語順」ではありません。
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この回答へのお礼

なるほどです。発言の構成は重要なことは最初に、一つ一つの文はエンドフォーカスも有り得る、ということですね。

お礼日時:2019/02/26 16:34

修辞学の問題です。

人の脳に、”何が大切か”と言う、結論をシャープに植え付けるためには、

Love is all we needというより、
All we need is LOVEと、エンド・フォーカスしたほうが、LOVEに焦点が当たりやすい。

先に、説明をしておいて、興味を掻き立ててから、最後に、それは何か、という正体を見せる。推理小説の種明かしの手法に似ています。”以上のような、推理から、犯人はAです。”あるいは、落語の落ちにも似ているかもしれません。

オスカー・ワイルドの小説にこの手法が多用されているということです。会話でも、無意識に先に説明をしておいて、聞き手の脳を準備してから、結論を最後に持ってくる、という作業を無意識にしていることがあります。
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