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物理実験に関する有効数字の考え方について教えてください。

A 回答 (3件)

有効数字とは、要するに「誤差」の簡易的な処理方法です。



「有効数字2桁」とは
  0.XX ± 0.005 (あるいは X.X ± 0.05)
の誤差を持つ、
「有効数字5桁」とは
  0.YYYYYY ± 0.000005 (あるいは Y.YYYY ± 0.00005)
の誤差を持つということです。

きちんと「誤差」を明記すべきところを、「有効数字」で簡易的に済ませているのです。
(「誤差」で表記した場合、
  1.01 ± 0.005

  9.89 ± 0.005
では、その「精度」は1桁近く違います。ではこの区別はできません)

「有効数字」の意味するところは、次のとおりです。
例えば「有効数字2桁」と「有効数字5桁」とのかけ算をすれば、その誤差は
 (0.XX ± 0.005) × (0.YYYYY ± 0.000005)
= 0.ZZZZZZZ ± (0.005 × 0.YYYYY + 0.000005 × 0.XX) + 0.25 × 10^(-7)
≒ 0.ZZZZZZZ ± 0.005
ぐらいになります。
(注: 0.ZZZZZZZ = 0.XX × 0.YYYYY です)
いくら Z の部分を小数点以下たくさんとっても、結局誤差は ± 0.005 ですから、小数点以下3桁目以降は「誤差」と区別がつきません。つまり「信じられるのは2桁目まで」ということで、元の2つの数値のうち桁数の少ない「有効数字2桁」の方が結果の誤差の決定要因になります。
なので、計算結果の有効桁数は、この場合には「2桁」になってしまうのです。

正確・正式には、きちんと「誤差評価」をしないといけないのですが、これは結構面倒なので、「有効数字」という簡易判定で済ませているのです。ですから、「有効数字」をそんなに「厳密な」「高級な」ものと考える必要はありません。
正式な学術論文では「有効数字」などは使わずに、きちんと「誤差の範囲」を明記します。

あとは、最終的に得たい結果の「有効桁数」(要するに精度)があるのであれば、実験結果はそれを満足する精度で「計測」しなければいけないよいうことです。
「1/100」の精度で計測したものから、「1/10000」の精度の結果を得ることはできませんから。
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教科書などの巻末などに付録として書かれていますよ。

読んでく~ださい。
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最小目盛りの1/10まで読み取れ

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