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EL34のウルトラリニア(UL)接続のアンプを製作しましたが、疑問があります。EL34のスクリーングリッドの電圧がプレートのそれよりも1~2Vほど高いです。これって異常では無いのでしょうか?

真空管のSG側には100Ωの抵抗が入れてあります。
OPTは5kΩ、カソード抵抗は500Ωでパスコンは入れてありません。グリッドは240kΩとなります。

ULはフィードバックが掛かると本で読んだのですが、これではFBが掛かるのかな?と疑問です。
よろしくお願いいたします。

「真空管アンプ SGの電圧について。」の質問画像

A 回答 (1件)

出力トランスのULタップはインピーダンス比で44%、巻き数では30数パーセントからタップが出ているので(トランスの+B端子寄り)実回路ではプレート電圧より少し高くなります。


例としてトランスの巻き線抵抗が100としてプレート電流を50mA流すとトランスのB-SG間には1,5Vで、SG-間は3,5Vほどの電圧が発生します。SG電流は無信号時は10mAほど(EL34の場合)なので直列に入れた100での電圧降下は僅かです。EL34やKT-88などSG電圧が高く設定されている球は多少SG電圧がプレート電圧より高くても何も問題ありません。ただし、許容プレート電圧が800VだからといってそのままUL接続にするとバイアス電圧が異常に高い電圧になるので実用的ではなくなります。(SG定格電圧よりかなり高くなりますが球的には問題ないようです。昔の送信機の出力段はごく普通にやられていました。)

スクリーングリッドはグリッドなのでもちろん感度はあります。トランスに生じた出力(電圧)から44%が戻っているのでこれがFBとなります。もちろん、SGはコントロールグリッドほどの制御力はないのでどれほどのNF量かは実測しないと分からないのですが、4~7dB位でしょうか(経験的に)。

カソード抵抗のパスコンは省略しているようなので若干の電流帰還がかかりますが、プレート電圧400V(実質370V)でプレート電流60mAの動作ならA級寄りのAB級動作なのでカソード抵抗のパスコン省略の影響はあまりないでしょう。

余談ですが、示された回路だと最大出力は25Wていどは出ると思われますが、めいっぱいの出力で使うとSGにいれた100Ωの抵抗が焼けてしまう時があります。回路的には1~2Wの抵抗で済ますことができますが(計算上は0,1W未満の損失)最大出力付近ではSG電流が100mA以上に達し、2Wの抵抗では切れてしまうことがあります。自分もこのことが分からず2W100Ωを使っていて数年したらいきなりパチンと音がして抵抗が焼け切れていました。
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この回答へのお礼

今使ってるOPTは一次直流抵抗がP1-Bで56Ω、SGが50%となっています。計算でB-SG間の電圧が出るのかな?とやってみたのですが私には無理でした。
実際に電圧を測ってみたところ、B-SG間で1.4V・B-P間で3.2Vで、SGの100Ωの両端は0.7Vほどになりました。計算で7mAほどになります。
B級PPは、今まで三結、ULと来たのでやってみたいと思ってましたが止めておきましょう。
実はカソードパスコンについても知りたかったので有難いです。うちではパスコンを付けると音が変になるので付けてません。製作記事を色々見てみましたが、パスコン無しの回路って無いようです。
あとで入力に信号を入れてみて、SGの100Ω抵抗の両端の電圧を測ってみようと思います。
遅くなり申し訳ありません。詳細なご説明、誠にありがとうございます。

お礼日時:2019/06/26 15:15

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