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私は以前から翻訳の仕事に興味があり、今から翻訳の勉強をはじめたいと思うのですが、翻訳家になるためにはまず何をすればいいのかわかりません。翻訳の仕事をされている方にお話をききたいです。お願いします!

A 回答 (4件)

どの分野の翻訳をするかによって勉強方法は変わってきます。

主に文芸翻訳、映像翻訳、産業翻訳の3つがあり、それぞれ非常に異なった特徴を持っています。さらに、日本語から他言語への翻訳なのか、他言語からの日本語への翻訳かによっても違ってきます。

翻訳家になるためには...まずその言語と言語の背後にある文化を勉強をすることです。そしてそれと同じかそれ以上に大切なことは、日本語の言語と文化理解能力を上げることです。ただこれは言語的センスのあるなしに影響するので、センスが足りない場合はより多くの勉強を必要とします。

余裕があれば、翻訳家養成コースに通われることをオススメします。通信もあります。というのは、私自身はいままで翻訳の勉強をしたことがなく、仕事へのコネがなかったため、仕事を取るのに大変苦労しました。色々な会社のトライアルというテストを受け続けて、地道にやってきた結果、やっぱりコースを取るべきだった、という結論に達しました。コースを受けながら、自分のやりたい分野や得意な内容が分かってくると思います。私の専門は英日産業翻訳(産業用機械のカタログや取扱説明書などが多いです)です。

Keep going, never look back, and don't lose sight of the goal!
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この回答へのお礼

ありがとうございます!私は映像翻訳に興味があり、英語から日本語の翻訳を目指したいと考えています。養成講座に通うという方法を考えてみようと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2004/12/13 22:05

再び失礼します。



別宮貞徳氏の著書は私も何冊か持っています。私も
彼の著書を読んで 目から鱗が落ちたことが何度かありました。
それと 柳瀬尚紀氏も翻訳の業界では第一人者と言えます。なにしろ、英文学の最高と言われる「フィネガンズウェイク」を訳した人ですからね。
でも 私自身が尊敬しているのは 河野真理子女史です。この人は 英仏2ヶ国語の翻訳家でして 繊細な知性を感じます。

それと、文学なら 作家でなく訳者を味わってみましょう。先ず、ある小説や物語を原文で読みます。そのあと、邦訳で読みます。ただ、翻訳を読んでいると
すべて作者の個性に見えてしまいますが、原文を読んでから邦訳を読むと、訳者の人柄とかが訳文に滲んでいるのが感じられ楽しいですよ。古典的な童話になりますが、「不思議に国のアリス」は何人かが訳していますので、訳を比べてみるのも面白いです。

あと、産業翻訳は文芸翻訳と違って あくまでも正確さが要求されます。
また、映像翻訳は 正確さよりも 決められた字数で いかに原文を損なわないかというのが重要になります。
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私は、いわゆる翻訳家という職業ではありませんが、これまでに雑誌の翻訳記事2本、一冊の書籍の翻訳を出してきました。



◆まず何から始めるか。
 それは今、あなたがどういう状況にある方なのかによります。
 大学生なのか、お仕事をなさっておられる方なのか、時間がたっぷりある方なのか……
 どういうタイプの翻訳家を目指しておられるのか分かりませんが、何にせよ、英語→日本語の翻訳家であれば、英語力(とくに完璧な文法力)だけでなく、日本語力、日本語の語彙力を養うことが大前提です。
 たくさん本や記事を読んで、いい英文、悪い英文を知ると同時に、いい日本語、悪い日本語を知らなければなりません。

◆日本語修行と英語修行の両方が必要なのですが、これまでおふたりの先輩が回答をくださっていますね。その方面のことを私が繰り返してもしょうがないので、違うことを書きます。

◆あらゆる翻訳家が恐れる人がいます。
 私が、「翻訳家」という人に会って、この人の名前を出すと、みんな一様に恐れる表情を返します。
 また、もし「翻訳家」と名乗っていながら、この人の名前を知らない人がいたら、もぐりです。

その人の名は、別宮貞徳(べっく さだのり)氏です。
もちろん、ご自身が翻訳家です。
東京大学で生物学、上智大学で哲学および英文学を修め、上智大学の教授まで務めたこの方は、その恐るべき博識と、歯に衣着せぬ誤訳批判とで、非常に恐れられております。
訳書は数多く、G・K・チェスタトンなどの著作まで邦訳を出しています(チェスタトンの論説文は英文学を専門にしていても読破はかなり難しい)。

◆まずは、この人の著書を、どれか一冊、読んでみることをオススメします。たくさんありますが、どれでもいい。翻訳批判のシリーズとして
「こんな翻訳に誰がした」
「こんな翻訳読みたくない」
「誤訳、悪訳、欠陥翻訳-ベック剣士の激辛批評」
「誤訳 迷訳 欠陥翻訳 (続) 」
「翻訳の落とし穴」
「翻訳はウソをつく」
「翻訳困りっ話」
などなど…いったい何冊あるんだ?という感じですが、どれでもいいし、どこから読み始めてもいいです。

一冊だけ、読んでみてください。

翻訳の世界に魅了されると同時に、
翻訳って何? ということがわかるはず。

なお、上記の本のうちいくつかは絶版で、古本でしか手に入らないこともあります。ただし、ちくま学芸文庫に
「特選 誤訳・迷訳・欠陥翻訳」
というのもあるようですので、こちらは手軽に入手できるかも。

そうそう、大修館書店からはテキストとして、
別宮貞徳著『英文の翻訳』
という本が出ています。

◆別宮貞徳氏のすごいところは、
単なる「誤訳批判」ではないところです。
「誤訳批判」なら、誰でも出来ます。
彼自身、書いているのですが、
人間が書いたものを人間が訳す以上、誤訳は避けられない。けれども、「悪訳」をなくしたいのだ、というメッセージが、ひしひしと伝わってきますよ。
もちろん、
どこでどうしてそういう悪訳が生まれたのか、原文と対照して分析が行なわれていますから、英語の勉強にも、翻訳の勉強にもなりますよ。
先達の失敗から学べることは、いっぱいあります!
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この回答へのお礼

詳しいアドバイスありがとうございます!
薦めていただいた本を読むことから始めようと思います。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2004/12/13 22:13

私は翻訳が本業ではありませんが、仕事の一環として翻訳を引き受けることもあります。


翻訳を本業にするのは あまり面白みがないように感じます。何しろ、クライアントが頼む翻訳というのは
自分には興味のない場合が多いし、締め切りもありますので苦痛を感じると思いますよ。

翻訳家になるためには 英語よりも日本語を鍛えてください。それは日常生活をするために必要な日本語力ではなく、それの上を行く翻訳のための日本語力です。多くの人はその力を持ち合わせていないものです。そして、自分が誰にも負けない得意分野を作ってください。英語は2の次と言っても過言ではありません。

それでは 具体的にどうするかと言いますと、とにかく本を沢山読んで下さい。それから、文芸翻訳ではこれが重視されるんですが、自分を道化して他人を演じることです。簡単に言えば ものまねです。例えば、小説家だったら自分のオリジナリティーを最大限に表現する必要がありますが、翻訳家は 小説家と違い 自我を控えめに抑えながら 自分は影武者的な存在に徹しながらも 作家を演じ、自分自身の味もさりげなく出さなければなりません。そして、色んな作家に対応する適応力も要求されます。これの簡単な練習は あの人だったらこういう調子で文章を書くだろうなと想定して文章を書いてみることです。

それから 英語ですが、英語のまま理解し、英英辞典を使いこせることが必要最低限の条件です。逆説的かもしれませんが、訳さない練習をしてください。
なぜなら、「英語→和訳→理解」のプロセスを「英語→理解→和訳」に変えていく必要があるからです。その為には 取り合えず「理解」の段階で止めておいて、このステップをクリアしてから「和訳」の練習をした方がいいからです。

似たような質問がありましたので 参考にしてください。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1001751
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この回答へのお礼

あがとうございます!以前、日本語教師の養成講座で日本語の難しさ、面白さを感じました。翻訳も日本語が重要になってくるんですね!「英語→和訳→理解」ができるように英語の勉強も進めようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/13 22:11

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