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高校 【生物】もし、左心室と右心室を仕切る壁に大きな穴が開いた場合、どのようなことが起きると考えられるか。肺循環の観点で考え、説明しなさい。
という問題の答えがわかる方教えてください。

A 回答 (3件)

(1) 左心系の血液が右心系に混入することで、短期的には


  肺でのガス交換の効率が下がる。(No.1の内容)
(2) 左心室の血圧が右心室にかかることで、
  右心系に圧負荷がかかる。(肺高血圧、右心不全の強い原因)
(3) 左心室の血液の一部が右心室へ流入することで、
  左心系に容量負荷がかかる。(左心不全の弱い原因)
どれにしろ、穴の大きさによるけれども。
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穴が開くと、肺動脈へ過剰に血液が流れる構図になってしまいます。


そのため、心臓は必要以上に肺動脈へ血液を送ることになり、肺は必要以上にガス交換を行うことになります。
結果として、肺と心臓の両方に過剰な負担がかかり、最悪の場合死に至ります。
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右心室には右心房を越えて大静脈、左心室には左心房を越えて肺静脈が繋がっています。

つまり、右心室には全身をまわってきた酸素が少ない血液が、左心室には肺から帰ってきたばかりの酸素が多く含まれる血液があります。本来ならば、それらの血液は混じることなく、酸素が少ない血液は肺に、酸素が多い血液は全身に送られるはずです。
ところが、両者を隔てる隔壁に穴が開くと2つの血液が混じってしまうことになります。つまり、それほど酸素が多くもなく少なくもない血液が肺に送られてしまうことになるわけです。
肺胞の毛細血管でガス交換が行われる際には、血液中の酸素濃度が大きく関わっています。(もちろん、二酸化炭素濃度も関わっていますが、ここでは説明を省きます。)血液中の酸素濃度が低ければ低いほど、空気中から血液へ酸素を取り入れやすくなります。血液が混じったためにそれほど酸素が少なくなると、空気中から酸素を充分には取り入れられなくなってしまいます。(同様に二酸化炭素の排出も妨げられることになります。)
つまり、肺でのガス交換が充分にはできなくなると考えられます。
そのために、激しい運動をしたり、長時間運動し続けるたりすることはできなくなると考えられます。
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