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政府の物価統計では、日本の消費者物価指数は、日銀の異次元金融緩和が開始して以降も、年率2パーセントを超えたことがないとされていますが、日本に生活する者の実感としては、それ以上の物価上昇が起きているように感じられます。この統計と実感とのギャップの原因は何でしょうか。

A 回答 (5件)

収入の伸びが減ってるからではないかな。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうかも知れません。

お礼日時:2020/01/04 00:13

>日本は今インフレではないのですか


インフレですよ。

客観的に見ても緩やかなインフレです。
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/in …

>この統計と実感とのギャップの原因は何でしょうか。
それは、モノの値上げの仕方にあると思います。
生活必需品は、報道などで大々的に値上げがアナウンスされます。
また、自然災害などで、生鮮食料品はすぐに2倍3倍の値段に
跳ね上がったりします。

そうなると、実感として『値上げ』インパクトが残りますよね。

だけど統計数字には、なかなか表れてきません。
消費者の統計調査は、家計調査が主体です。
基本は、買った(消費した)モノを調査するのです。
必然的に高くなったものは、購入を避ける行動となります。

ですから、
高いものは、インパクトがあり、記憶に残るが、
買われないから、あまり売らなくなり、値段の調整をして値下げ。
といった流れを繰り返すのです。
そして、どうしても必要なものは、政府や組織の価格調整や統制があり、
消費価格を守っている部分があります。

また、政府の調査方法も製造者が『量』を減らしてお値段そのままと
いったモノへの『価格転嫁』をまともに把握できていないと推測されます。

さらに、消費増税と、キャッシュレス推進、その還元制度は、政府の
インフレ政策であったといえるでしょう。
しかし、却って大手企業のキャッシュレス還元対策による『値下げ』を
助長したかもしれません。

私の感覚だと、消費増税後の物価高もないし、消費も落ちていないと
思います。民間企業の戦略としては、消費増増税前に値上げを実施して、
消費増税ではむしろ『値引き戦略』でお値段そのまま的な方法をとり、
なおかつ、キャッシュレス還元での需要に賭けたと推測します。

私自身の消費行動も前年や消費増税前と比較しても、消費は何も変わらず、
支出はむしろ安くなった感じです。

ということで、
消費されるモノの値段が消費者物価
消費されないモノの値段は調整される
値上げのインパクトは強く、記憶に残るが、
値下げのインパクトは、記憶に残らない
実態としては、それほど値上げは進んでいない
といったあたりが、

>統計と実感とのギャップの原因
ではないでしょうか。

収入が上がった下がったは、この話には、
全く関係ありません。
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この回答へのお礼

詳細なご回答をありがとうございます。
消費財に関してはご指摘のとおりだと思います。ただ、不動産や株式の価格についての現状は緩やかなインフレとは言えないのではないでしょうか。現在不動産や株式の値上がり益の形で凍結されている過剰な流動性がある時期を境に一斉に解き放たれると、それが一斉に消費財に向かい、年率10パーセントを超えるインフレを引き起こすのではないかと危惧しています。第1次石油ショックがあった昭和48年から49年にかけて年率20パーセントに及ぶ狂乱物価が起きたことは、当時20代だった私の記憶には今でも鮮明に残っています。

お礼日時:2020/01/04 06:14

今の物価指数の算出は「品質調整」の考えが入っていて、「同じ品質の製品の価格がどう変動しているか」を見ようとしています。



そこを認識しただけで、統計と実感のギャップはだいぶ解消されると思います。

例えばPCやデジタル家電。10年前のスペックでよろしければ、そりゃあ馬鹿みたいに安い値段で買えますよ。通信料金もそうで、従量制最大100MBみたいな同一条件で比較したら、今はメチャ安くなってます。車だってそう。自動ブレーキやACCが装着されることによる価格上昇分は「品質が上がっている」と言うことで、単純な物価上昇には反映されません。

その辺が原因だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。「品質調整」という視点が抜け落ちていたことに気が付きました。

お礼日時:2020/01/04 12:20

サラリーマン収入の減少傾向が見られ、増税実施で消費の鈍化が目立ちますが、市場では安い利競争が価格を押し下げ、日用品や食品は価格が安くなるように思われます。


薬品ではジェネリックが市場に出てきていますが、日用品や食品、家電なんかもジェネリックは横行しており、インフレと判断するには難しいですかね・・・。
ただ、百貨店で販売する高級品やトヨタ・レクサスブランドなど、1000万円超の高級乗用車が納車待ちの状況、地方各地で販売される駅前の高級マンションが完売する、国産車から輸入車への買い換え需要が過去最高などを考えるとインフレと言いざるを得ないし、まあ、格差が広がっているのでしょうね・・。
今後、AIが市場を支配するようになると、資産や収入が少ない人は益々厳しいのでは・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私の実感としてはここ数年来資産インフレが相当に進んでおり、これが解き放たれたときが本当の消費者物価インフレの始まりになると感じています。

お礼日時:2020/01/06 17:43

ある意味私も同感です。


メーカーは高額品と低額品をターゲット消費者を分けて生産し、格差が広がると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。メーカーによる消費者差別という視点は、今後の日本社会の一層の格差拡大を予言するようで、相当に不気味です。

お礼日時:2020/01/06 20:43

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