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ベクトルと他分野の融合問題です。

三角形ABCにおいて、|→AC|=1,→AB•→AC=kである。
辺AB上に→AD=1/3→ABを満たす点Dをとる。
辺AC上に|→DP|=1/3|→BC|を満たす点Pが2つ存在するためのkの条件を求めよ。

わかりにくくてすみません。ベクトルABは→ABと表記させていただいています。

A 回答 (1件)

辺ACを含む直線lを引きます。


B、Dより、直線lに垂線をおろし、その足をそれぞれ、E、Fとします。
△ADF∽△ABE
AF:AE=AD:AB=1:3
AF=(1/3)AE……①

|→AC|=1
(→AB)・(→AC)=|(→AB)||(→AC)|cos∠BAC=|(→AB)|cos∠BAC=AE
(→AB)・(→AC)=k より、
AE=K
①より、
AF=(1/3)k……②

Dより、BCに平行な直線をひき、ACとの交点をPとします。
△ADP∽△ABC
DP:BC=AP:AC=AD:AB=1:3……③
DP=(1/3)BC
よって、この点Pは条件を満たしています。
この点の他に条件を満たす点をP’とします。

|→BC|=a として、点Dを中心に半径 a/3 の円Dを書きます。
円Dと直線lは共有点Pを持ちます。

[1] 円Dと直線lが接しているときは、共有点は1つでPだけです。
∠DPA=90°
DP∥BCより、∠BCA=90°
よって、EとCが重なるのでAE=AC=1
AE=kより、k=1
これより、k=1のときは、点P’は存在しません。(∠BCA=90°のとき)

[2] k≠1 のとき、円Dと直線lは交わるので、点Pと点P’が存在します。
ここで、∠BACの大きさにより次の3つの場合に分けて、点P’について調べます。

(ⅰ)∠BAC=90°のとき、(→AB)・(→AC)=|(→AB)||(→AC)|cos90°=0(k=0)
FとAが重なります。DP=DP’より、△DPP’は二等辺三角形で、点P’と点Pは線分DFに関して線対称です。
よって、点P’はCAの延長上にあるので辺AC上にはありません。

(ⅱ)∠BAC>90°のとき、cos∠BAC<0なので、(→AB)・(→AC)<0(k<0)
点P’と点Pは線分DFに関して線対称です。よって、点P’はCAの延長上にあるので辺AC上にはありません。

(ⅲ)∠BAC<90°のときは、次の2つに分けて、点P’について調べます。(k>0)

(ア)∠BCA<90°のとき、
DP∥BCより、∠DPA<90°
△DPP’は二等辺三角形で、PF=P’F
③より、
AP=(1/3)AC=1/3
②より、
AF=(1/3)k
PF=AP-AF=1/3-(1/3)k
P’F=1/3-(1/3)k
AP’=AF-P’F=(1/3)k-{1/3-(1/3)k}=(2/3)k-1/3
P’が辺AC上にあるということは、(2/3)k-1/3≧0、k≧1/2

(イ)∠BCA>90°のとき、
DP∥BCより、∠DPA>90°
△DPP’は二等辺三角形で、PF=P’F
PF=AF-AP=(1/3)k-1/3
P'F=(1/3)k-1/3
AP'=AF+P'F=(1/3)k+{(1/3)k-1/3}=(2/3)k-1/3
P’が辺AC上にあるということは、(2/3)k-1/3≦1、k≦2

以上により、点Pが2つ存在するためのkの条件は、1/2≦k<1 , 1<k≦2
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