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係り結びの已然形と連体形の違いがわかりません。
調べてみましたが已然形には文を終止する働きがないとか…
しかし、私の中学の教科書には連体形の「花ぞ咲きける。」と已然形の「花こそ咲きけれ。」が花が咲いたと同じ訳が使われていました。現代語訳では表現しにくいのでしょうか?
この二つの違いを教えてください。

A 回答 (3件)

係結びについては、どれも同じような物と考えることもできますが、係りの助詞(係助詞)によって差があります。

「ぞ・や・か」は本来はいずれも終助詞としても使われ、「花散る」が「花散るぞ」の「ぞ」が位置を変えて、「花ぞ散る」になったのが、「係り結び」の形であると、大野晋氏は「古典文法質問箱」(角川ソフィア文庫)の中で述べられています。「花ちるや」が「花や散る」に、しかし「花散れこそ」はのように「こそ」が終助詞として使われることなく、現代語で「君あればこそ」は存在します。このあたりをしっかり読んでいないので、これ以上お話しすることは無理です。大変参考になるのですから、質問者自身でお読みになることを勧めます。
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已然形と連体形のちがいではなくて、


「ぞ・なむ・や・か・こそ」の係り助詞の用法の違いです。
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連体形の「花ぞ咲きける。

」と已然形の「花こそ咲きけれ。」はどちらも強意の係助詞が用いられていますので、「花がまあ咲いたよ。」という訳になります。
ただし、「こそ」には別に、逆接でその後の文に続くという用法があります。「花こそ咲きけれ、人は見ず。」のような文の場合「花は咲いたのに、人はそれを見ない。」という口語訳になります。「已然形には文を終止する働きがない」というのは、この用法をさしているものと思います。
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