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高校化学の酸塩基分野について
アレニウスの定義における弱塩基性の塩(例えばCH3COONa)を水に溶かしたとき実際に起こっている反応について、教科書ではCH3COONaが電離してCH3COO-とNa+になり、
CH3COO- + H2O →← CH3COOH + OH-[加水分解]のために溶液は弱塩基性を示すとありますが、酸塩基の強弱の表で考えると
H2O + H2O →← H3O+ + OH-の水の加水分解で生じたH3O+と反応して
CH3COO- + H3O+ → CH3COOH + H2Oとなって
その結果水の加水分解でOH-が余ったため弱塩基性を示すのではないかと考えました。この考え方は水の加水分解で生じるH3O+が非常に微量であるため、この弱酸遊離反応を無視して、塩の加水分解反応だけを考えるということでしょうか。どなたか実際に起こっている状況を詳しく教えていただけたら幸いです。

A 回答 (3件)

実際に起こっていることは、水溶液の中でNaはほぼ全てNa+として存在していて、酢酸はCH3COO-として存在するものと、CH3COOHとして存在するものがあり、H+よりもOH-の方が多く存在する。

ということです。もちろん、CH3COO-とOH-の合計はH+とNa+の合計と等しくなります。

こういう事実に対して、どういう説明をするかというだけの話です。説明の順序で変化が起こっているわけではありません。
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この回答へのお礼

あなたに会えてよかった

なるほど。説明の順序を考えること自体がナンセンスであり、あくまで理解を補助するための考え方であるということでしょうか。ということは、
CH3COO- + H2O →← CH3COOH + OH-
CH3COO- + H3O+ →← CH3COOH + H2O
H2O + H2O →← H3O+ + OH-
の三つの式の状態が混ざって、得られる結果になるという解釈でよろしいでしょうか。またよく塩の水溶液の液性の理由を答えよという問題では一つ目の式を根拠とした解答をよく見かけるのはなぜでしょうか。何度も質問してしまい申し訳ありませんが、御回答いただければ幸いです。

お礼日時:2020/07/03 16:23

当たり前ですけど、真実は一つであり、それは何かと言えば、結果的にOH-がH+(またはH3O+)よりも多くなるということ。

H+を考えるかH3O+を考えるかというのは、単に表現方法が違うだけ。

結局、あなたが教科書で見たものにしても、「はじめに、CH3COONaが電離してCH3COO-とNa+になり」その次に「CH3COO- + H2O →← CH3COOH + OH-[加水分解]のために溶液は弱塩基性を示す」というのは、事実関係としては大嘘です。はじめの変化が完了するまで待ってから次の変化が起こるわけがありません。つまり、あなたが教科書で読んだものは、単なる考え方、あるいは説明、に過ぎず、実際にその順序で変化が起こっているわけがありません。
それは、あなたが後から述べたことについても同様です。

要するに、何が言いたいかといえば、そういったことはただ単に、弱酸と強塩基の塩を水に溶かした時に塩基性を示すという客観的実を説明するための考え方の一例を示しただけです。つまり、順序立てて説明する方が理解しやすいので、そういう順番で考えるということを提案しているに過ぎません。前述のように、実施にその順序で変化しているわけであはりません。なので、別の順序で考えた方が理解しやすいならそれでも構わないわけで、どちらが正しいとか正しくないとかいう筋合いではありません。厳密にいえばどちらも正しくないですが、得られた結果はどちらも正しいというだけの話です。客観的事実と単なる考え方をごっちゃにしてはいけません。

ただし、あなたの考えは、わざわざ「水の加水分解」(これも間違いで水の電離平衡というべきです)を考えているというために、説明が煩雑でわかりにくいです。なので、説明として説得力があるとは思いませんし、前述のように、順序立てて物事が起こっていると考えること自体無理があります。
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純粋なH2Oだけであれば [H3O+]・[OH-]=1.0×10^-14 であって、


pH=7であれば [H3O+]=[OH-]=1.0×10^-7 だから、
CH3COONaの濃度が 0.0000001mol/L 以上であれば、
そちらの影響の方が大きくなるのではないかと思慮される。
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