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ロシア語のся動詞の意味はどう判断すればいいのでしょうか

A 回答 (1件)

ся というのは、себя(自分を)の古形です。


つまりся動詞というのは、動詞に「自分を」という対格目的語がくっついた形なのです。
例えば ложиться は語源的には ложить сеся(自分を寝かせる)で、「寝る」の意味になります。
こういうのを文法用語では再帰動詞といいます。

もちろん、全部が全部 ложиться のように明快なワケではないと思いますが、
だいたいにおいて「ся を取り除いてできる動詞を、自分に対して行うとどうなるか」と考えると
納得できることが多いです。よく使われる ся動詞のひとつに заниматься がありますが、
Он занимается русским языком(彼はロシア語を勉強する)
という場合も「彼はロシア語で自分を占拠する(занимать сеся)」というところから
「ロシア語漬けになる → ロシア語の勉強に励む」という意味になるのです。
意味上の目的語である「ロシア語」が、手段を表す造格になる理由も、これで説明がつくでしょう。

上にも書いたように、ся動詞には最初から「自分を」という対格目的語がくっついているので
このうえ重複して対格目的語をとることができません。この点も注意が必要です。
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この回答へのお礼

前回の質問同様にとてもわかりやすく詳しい回答をありがとうございます。
改めて他言語の奥深さ、おもしろさを感じられました。
本当にありがとうございます。

お礼日時:2020/07/10 16:16

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