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医学部医学科の個別学力試験の受験科目が「数学・理科・英語」となっているのはなぜですか?
医師になってからは数学の力よりも患者との対話力や患者の話から病態を考察する力が大切になるので、数学よりも国語(現代文)を受験科目として課した方が良くないですか?

さらに医学部は入学してからは生物の勉強ばかりなのに、多くの受験生は物理と化学で受験しているのが現状です。

医師を目指しているのに入学時点では高校生物について全く知識が無いというのは問題だと思います。

これらのことから医学部医学科の個別学力試験(2次試験)では「現代文・生物・化学・英語」を全ての大学で課すべきではないでしょうか?

来年の入試から昭和大学医学部で国語受験が可能となります。おそらく昭和大学も同じ考えなのだろうと思われます。

ご意見をお願いします。

A 回答 (7件)

以前医学部の化学の地方国立医大助手経験があります(現在は工学部の教授です)。


 医学部医学科の個別学力試験の受験科目が「数学・理科・英語」となっているのは多いと思いますが、国公立の場合はセンターで国語は課しています(多くの場合社会も)。従って問題になるのは私立だけですよね?
 国語の必要性は否定しません。だからと言って数学の必要性も否定しません。正直言えば両方必要でしょう。
 医学部は入学してからは生物の勉強ばかりではありません。
 私が医学部に在職した初期のころは、国立ですが、物理、化学指定でした。
 その後、理科2科目選択(物理、化学、生物)になり、入学後に受験で使用しなかった科目の高校レベルの復習的科目
(単位は卒業単位に入らないが1科目選択必修)を履修させています。この科目は経年的データがとられており、生物
非受験組の生物の理解度が最も高く、次いで化学、物理非受験組の物理の理解度が最も低いというデータがはっきり出て
います。これは、高校の生物非履修は大学に入って克服できるが、物理非履修は大学に入ってもなかなか克服できない
と言う事を示しています。
 なお、大学に入って医者になるには必要な科目を一通り習得することが求められます。例えば血液の密度と血栓のできる
可能性の計算には物理の基礎が必要になります。当然微積分も使うので数学も必要です。関数がいろいろ必要ですから、
高校の数Ⅲでは不足ですので、大学の基礎科目で大学教養(理系共通の微積分や線形代数)は必修になっています。
 かつて、九州大学の医学部で、理科3科目必修の時期がありました。もともと物理・化学指定だったものを医学部は生物も
必要だろうと言う事で、2科目選択にしたところ、物理非受験組の物理の能力が大学に入って専門科目でも不足したため、
あえて理科3科目入試に踏み切ったのです。この時期福岡市内の進学校(各地域のトップ高)の理系クラスは、九大医学部
受験者だけでなく、理系高校生全員に理科3科目を課していました。結果的に理科3科目が敬遠され、入試の難易度が下がっ
たため、結局理科2科目に戻りましたが、医学部内部では、選択2科目より物理、化学指定にした方が良いという声は強くあります。このように、理科については物理、化学指定にした方が大学に入ってからの専門科目の理解には役立つと言われて
います。
 国語の必要性は否定しません。国語、数学ⅢC、物理、化学、生物、英語は必要でしょう。ただ理科3科目入試で課して
いる大学はありませんので、理科2科目選択は認めますが、物理非履修は大学に入って苦労することになります。生物を課す
よりは物理を課したほうが良いことは、先に書いたように大学内でデータを取っており、その大学内では物理、化学選択が好まれています。少なくとも物理を課さずに生物を課せという考えはその医学部ではありません。
 昭和大学が国語選択を可能にすることをとやかくは言いませんが、数学が苦手な学生が増えるだろうなと言う事とそれは
専門科目の履修を困難にするだろうことは予測できます。
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生物に関しては、文科省が必須化を打ち出した時期もありましたが、それを推進した学校には「かえって学力が低い学生が集まる」傾向が現れてきて、その後は立ち消え状態です。

優秀層には高校生物はナメられているようです。

国語に関しては、国公立では共通テスト(旧センター試験)で国語を課しています。もともと度外視はしていません。現代文などとケチくさい限定もしていません。

私立は、国語を課すのは悪くないでしょうが、「数学との選択」にすると、文系のように数学を克服できない生徒が引き寄せられるだけの話だと思います。
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営業マンを養成するわけじゃないんだから、


医者をコミュ力で選んだら、さすがにマズイでしょ。
ヤマカンでなく筋道を立てて考える人を採るためには、
試験に数学や物理があるのは当然かと。

生物については、医学部で学ぶ分量を考えると
高校生物なんてほんの数日ぶんの量だから、
入学してから独習しても問題は起こらない。
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>医師になってからは数学の力よりも患者との対話力や患者の話から病態を考察する力が大切になるので、数学よりも国語(現代文)を受験科目として課した方が良くないですか?



だから面接や小論文があるんじゃないの?
それに医者は臨床だけでなく基礎医学の道もあるから。対話力が苦手でも良いと思う。

数学も重要だよ。公衆衛生だと統計もしないといけないし(公衆衛生だけじゃないけど)。
感度、特異度とかt-検定とか危険率とか数学が絡むことはたくさんある。
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高校で習う生物の部分など、医学の生化学では触りでしかないですし、ただの暗記で済む科目です。


ただの暗記科目は後回しで十分です。
医師を目指す学生なら、暗記は一般的に早いのが普通です。
数学、物理も暗記力が問われますし、更に思考力が問われる科目なので、重要視されています。
別に微分積分が必要という事ではありません。
答えを数多くの論理式の中から論理的に導く能力を測っているのです。

国語受験が可能になったのは、高校で理系コースを選択しなかった生徒にも、医学の門戸を開けるためだと思います。
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将来、病院を開業する時に、経営学=数学が、、(笑)


体重から必要なクスリの量を決める時など、若干の計算能力が必要。
国語、文章を読み理解する力より、患者の表情などから、真実を見抜く力が必要でしょう。
医者としての知識は入学後に学ぶので、受験時は地頭が良いかどうかを基準とするのでは?
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その通りです。


医師になりたハズだが学ぶ学問はハイレベル
覚える必要が無い状態じゃないと付いていけない。

英数理だけ得意な子は
受験可能な大学を保険にするしかない。
私の友達そこしか受からなかった無かったです。
たいていお金かかる大学です。
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