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この(1)の問題で「=」がでてくるのですが、これはどういう意味なのでしょうか?
また、この「=」でなぜ式が成立するのか教えてください

「この(1)の問題で「=」がでてくるのです」の質問画像

A 回答 (1件)

それは両辺にモル数を置いています。

0.14/14nはアルケンAのモル数、32×10^-3/22.4は水素のモル数です。
一般にアルケンはC-C間の二重結合を1つ持っており、水素1分子を付加するとアルカンになります。つまりアルケン1分子と水素1分子の割合で反応します。その割合(すなわち1/1)を掛けると、アルケンのモル数と水素のモル数を等号で結ぶことができるのです。
例えばの話(実際には起こらないが)、アルケン2分子と水素1分子の割合で反応するなら、1/2を掛けると等号で結ぶことができます。
アルケン1分子と水素2分子の割合で反応するなら、2/1を掛けると等号で結ぶことができます。

なお、この有機化学問題は、さすが慶應だけあって罠(わな)が仕掛けられています。問題文中に、「一般に」アルケンからケトン(CO)とカルボン酸(COOH)が生成する、と例示されていますね。しかし、アルケンAはそれに当てはまらずに、アセトン(ケトンの一種)と他のケトンを生じます。その原因は、アルキル基が3つではなく4つ付いているからだと気付かなければなりません。そうすると、(2)が解けます。
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