仕掛品にプールされていた残高を、製品が完成して売上原価に振り替える仕訳を教えてください。

仕掛品にプールされていた残高を、製品が完成して売上原価に振り替える仕訳を教えてください。

No.2 回答者： hinode11 回答日時： 2021/04/09 19:30

仕掛品を売上原価に振り替える仕訳は存在しません。

決算で期末仕掛品として計上しなければ、その仕掛品が自動的に製品製造原価に算入され、その製品が販売されれば、その製品が自動的に売上原価に算入されることになります。これが財務会計の仕組みです。

No.1 回答者： tsuyoshi2004 回答日時： 2021/04/07 08:42

どこから説明すれば良いのかわかりませんが、

仕掛品が製品になるということは、仕掛品が減って、製品が増えるということでしょう。
これを仕訳だけで行えば「製品／仕掛品」ということになるのでしょうが、このような仕訳はめったに行わないでしょう。

多くの場合は製造原価計算書等で
当期製造経費　　　Ａ
期首仕掛品棚卸高　Ｂ
期末仕掛品棚卸高　Ｃ
当期製造原価　　　Ｄ（＝Ａ＋Ｂ－Ｃ）
となって、製造原価が導かれるはずです。

一方で損益計算書内で
期首製品棚卸高　Ｅ
当期製品仕入高　Ｆ
当期製造原価　　Ｇ（＝Ｄ）
期末製品棚卸高　Ｈ
当期売上原価　　Ｉ（＝Ｅ＋Ｆ＋Ｇ－Ｈ）
となって、売上原価に反映されるでしょう。

ちなみに、各棚卸高を計上する仕訳は
期首に
「期首仕掛品棚卸高／仕掛品」
「期首製品棚卸高／製品」
期末に
「仕掛品／期末仕掛品棚卸高」
「製品／期末製品棚卸高」
という仕訳を行うことが一般的でしょう。