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このフロイトの思想の例についてです。男児の例は理解できるのですが、なぜ女児は劣等感を覚えた結果男になりたいと思うのですか?

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A 回答 (4件)

「現社」の教科書を持っていないのですが、おそらく「青年期の課題と自己形成」とか「青年期の課題と生き方」・「自己実現・アイデンティティの確立」というような章の中の一部分だと思います。

 で、{その「青年期」になる以前の乳幼児期からの「精神・真理・理解能力・感情面」の発達に関わる理解の歴史}を学習する一部として、個性化・パーソナリティ形成についての理論の歴史を学んでいるのです。
写真は [❶ フロイトの類型]の部分の後が、[(❷ではなく■の中に)2 社会化の過程]のように見え、ちょっと構成がわからないのですが、、、

[男も女も、大人も子供の区別も、イロイロの区別認識が出来ていない乳幼児が、次第に動物や人間や大人と子供、男と女のような区別が出来て、自分はその中の人間・子供・(♂/♀)を自覚出来る段階]の特徴やそうなることの説明を、フロイト(1856年– 1939年)の提唱した説明をあげているのです。

フロイト(Sigmund Freud)の理論
フロイトの精神性的発達段階(心理性的発達理論)
段階 ①年齢  ②リビドーのエネルギー ③性格特性
口唇期 ①満1歳ころまで ②母乳を吸うことと関連し、リビドーの満足は主に口唇周辺に求める。③常に人に頼り、自主性がなく社交的、寂しがり屋で孤独を怖れ依存的である。
肛門期 ①2、3歳 ②排泄のしつけと関連し、肛門の感覚を楽しむ。うんちに関心が高い。
男根期 ①5、6歳まで ②関心が男根に集中する時期 ③積極的、自己主張が強く人前に出ることを怖れない。リーダーシップを取りたがる。反抗的・攻撃的になる。
潜在期 ①学童期 ②幼児性欲は一時影をひそめ、子供の関心は知的方面に移行し、比較的感情が安定する時期。
性器期 ①思春期以降 ②初めて性器を中心とした性欲の満足が求められる時期

この[男根期 4~6歳頃]に、(身体の大きさ、体重、力量)ではない身体の特徴として、髭がある/髪が長いなどとは別に、「おちんちんが大きい/おちんちんが小さい/おちんちんがない」に気付いて、(大きいのがイイ、小さいのはダメ、ないのはもっとダメ)のように価値観・ランク付けるというのが、フロイトが気付いたことです。 強弱でランク付けて、もっと強くなりたい、弱いのはダメと思うので、執拗に攻撃的になったり、従順なのを止めようと反抗的になったりする時期です。 女の子の場合、男根はないので、男根への関心を持たないままでこの時期を経過してしまう場合もあれば、母親の化粧や髪、服、靴などへの関心の高さを自分の目標に、キレイ・カワイイに価値観・ランク付けする場合もあるし、男の子が男根を誇示したり/男根のない女の子を蔑視したりという経験を経て「男根のないことに卑小感を抱いたり」ということもあります。
貧乏でお金がないとか、片親だとかでからかわれたり、差別されたりすると、それを強く気にするようになることがあるのと同じです。

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> このフロイトの思想の例についてです。
> 男児の例は理解できるのですが、なぜ女児は劣等感を覚えた結果男になりたいと思うのですか?

教科書の写真の中で、
「女児は劣等感を覚えた結果男になりたいと思う」に該当するのは、
「女児の場合自分を去勢された不完全なものと思い、劣等感を覚える。そして、そのように生んだ母親を憎み、父親に愛情を向けるようになる。この時期に劣等感が強いと、それを解消するために『攻撃的』『負けず嫌い』などの特徴があらわれる。」という文章と、図です。

弱い⇔強い、劣等感⇔優等感、おちんちんなし⇔おちんちんあり、女⇔男、
従順⇔支配 このように当人が単純対応させていれば、「合理的代替策・自分の強いところを強化して誇示する」のではなく、ひねて、「~~~じゃなければ良かったのにー!」という子もでてきます。

精神の発達、社会性の獲得、自我/パーソナリティの確立という視点で、20世紀初めの説として理解するのがいいと思います。
「現社 このフロイトの思想の例についてです」の回答画像3
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この回答へのお礼

わかりやすくありがとうございます!!理解に必要な知識まで教えてくださりとても助かりました!

お礼日時:2021/09/21 20:20

No.3の補足です。


フロイトと同時代の有名人で、セオドア・ルーズベルト(1858年 - 1919年)というアメリカの大統領がいました。ネットで概要を知ることが出来ます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AA …
彼は、喘息に苦しむ虚弱な子供でしたが、強くなろうと決心し、体力強化はもちろん戦闘にも意欲的で次々と成功しました。アメリカでの人気はとても高かったのですが、その重要なポイントは強さ・男らしさだったのです。
第1回オリンピックは1896年に開催されています。 19世紀後半から、運動・スポーツでの強い、均整のとれた肉体美マッスル・ボディビルは、多くの人の関心事だったのです。アメリカだけでなく、ヨーロッパ、白人系社会では、強さ・男らしさは、第一に求めるべきことのように思われていたのです。
20世紀初頭は、そうした時代でした。
大人が強く男らしいものに最大の賛美をしていれば、乳児から幼児、児童期になっていく子供たちにとって、「強い男になる」は重要です。 
「なんで女なの、なんで男じゃないの」と思ったりする子が、結構沢山出てしまう時代でもあったのです。
ギャング、ジャズ、車で飛ばす、世界中を探検する、正義のために悪と戦う、義勇軍に身を投じる そういうことがもてはやされる時代でした。

名門学校は、知以上に、強さ・男らしさを重視する学校であり、社会全体が男らしい肉体を最高のものと思っていた時代なのです。
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この回答へのお礼

背景知識までありがとうございます!!痒いところに手が届く感覚です!!ようやくこのページが理解できました!本当にありがとうございます(*^^*)

お礼日時:2021/09/21 20:22

発達段階における精神=心=脳から

「現社 このフロイトの思想の例についてです」の回答画像2
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2021/09/15 16:50

フロイトの生きた年代は、男尊女卑的なそのような考え方だったのでは。

無意識や自我や超自我や、、色々と段階的に理論的に想像的に述べていますが、全て当てはまると考えるのも危険すぎ。
人の思想に振り回されなくても良いのです。

あくまでも、人生最初の異性を男児も女児も親に求めるようになり、女児は父親に、男児は母親に愛情を持つようになるが、その際に同性の親をライバル視する感情が目覚める、、、
とか述べていましたが、すべての子供に当てはまるわけでもなく、ほとんどの子供が、いや、子供時代だけでなく、父親には感謝や尊敬や憎悪があったとしても、母親に抱く感情としては、父親に対するその思いよりも、愛情が強い割合が高いと感じますね。

時代錯誤のせいです。
現代に合う精神論を期待したいところです、、
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

もう一つお聞きしたいのですがこの場合、「体の部分から部分へと転移する」リビドーはどこからどこへ転移しているのでしょうか。もし推測できれば教えていただけると幸いです!

お礼日時:2021/09/14 19:01

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