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中学二年生です
自分は朝起きた時髪がペっしゃんこになってしまいます。なのでよくシャワーを浴びるのですがシャンプーはしていません。よく朝シャンは禿げるなどと聞きますが、毎朝、シャンプーをせずにシャワーだけするのは大丈夫なのでしょうか。

A 回答 (1件)

理容師です。


 
毎朝、朝シャンしても良いんだけどね。寝汗を掻いてベタつくなど、シャンプーしてサッパリしたいなんて事、ありますよね?そう言う時に朝シャンするんです。
 
朝シャンしたから禿げちゃったって人もいますよ。
 
ところで、「シャンプー」って、何をする事なのか、御存知ですか?
まぁ、多くの日本人は「髪を洗う事」と答えるでしょうが、実は違います。
「シャンプー」は略語でして「シャンプー・マッサージ」が正式名称です。ですから、正確な日本語訳は「洗髪」では無く、「頭皮揉みほぐし」になります。その為、シャンプー剤は洗浄の為に使うのではなく、頭皮を揉みほぐす時、髪の毛同士が擦れ合い、キューティクルが傷むのを、シャンプー剤の泡をクッションとする事で、保護する為に使うのです。
頭皮や髪の毛の洗浄は副作用なんですよ。
 
でも、日本人の多くは「シャンプー=洗髪」なんですよ。
だからか、泡があると一生懸命ワシャワシャ洗う事ばかりに意識がいってしまい、すすぎ洗い……いや、洗うと言う感覚は無いのでしょう、シャワーを掛けて泡が消えたらすすぎ終了……なんて事をしているから、頭皮に洗浄成分が残り、頭皮トラブルを患うのです。
 
洗浄成分は、界面活性剤です。
界面活性剤には、油脂と仲良しになる部分と水分と仲良しになる部分があります。ホコリや汚れは、私達が分泌している皮脂と混ざり合い、体や衣服などに付着しています。皮脂と混ざったものなので、界面活性剤の油脂と仲良しになる部分が汚れなどを掴みます。油脂は蒸発する事がありませんので、掴んだ汚れなどは界面活性剤は手放しません。このままでは、何処にも行きません。シャワーなどで水流が来ると、その水分を界面活性剤の水分と仲良しになる部分が掴み、水流に引っ張られて、最終的には排水口へと向かいます。
この状態になって、初めて「汚れが落ちた」と言えるのです。
 
問題は、泡が消えたらすすぎは終わり……なんて事をしていますと、髪の毛に隠れていた洗浄成分が残ってしまうと言う事です。
確かに、滲む様に頭皮にもシャワーの水分は届きます。しかし、水流ではありません。オーバーフローすれば流れが出来ますが、それでもシャワーの勢いには届きません。その為、頭皮に洗浄成分が残りやすいのです。
 
洗浄成分、つまり、界面活性剤が残りますと、界面活性剤が掴んでいた汚れなども残る事になります。
うん、不潔です。
でも、それはまだ良いのです。
問題は、水分と仲良しになる部分が掴んでいた水です。
「蒸発最強!」ですから、界面活性剤が掴んでいた水は、蒸発によって失います。水を手放すと界面活性剤の水分と仲良しになる部分は手持ち無沙汰になります。手持ち無沙汰ですから、次の水分を求めます。頭皮表面に水が残っていればいいのですが、残っていないと、角質の中にある水分を奪いだします。で、奪った水分は蒸発します。また、角質から水分を奪います。と、これを繰り返してしまいます。
 
角質は、水分を奪われますと、奪われた分だけ変形します。縮んで反り返り、剥がれてフケとなる事もあります。
実は、これもまだ良いのです。見た目だけですからね。
もっと困るのは、幾重にも重なっている角質は、その内側で作られた死んだ肌細胞です。そんなに大きなものではありませんので、そこかしこに角質間に隙間が出来ます。
隙間が出来ると、隙間から空気が入り込み、角質下部の組織に空気の刺激を与えます。この刺激は、痛点を軽く刺激する為、痛みではなく、痒みとして伝わります。毎日シャンプーしているのに、頭が痒いのは、この為です。
この痒みを受けて、体の免疫機能が作動して、皮脂分泌量を増加します。毎日シャンプーしているのに、頭や髪の毛がベタベタしやすかったり、Tゾーンがテカテカするのは、この為です。
免疫機能が作動するのは、菌やウイルスなど、人体に有害なものを侵入させない為です。と言う事は、修復が必要ですよね?
皮膚を修復するには、エネルギーが必要です。また、肌はタンパク質ですから、アミノ酸はもちろん、アミノ酸を合成してタンパク質を作る為に、少なくともアミノ酸以外にも10種類の栄養が必要になります。
 
体内に吸収されている栄養は、優先順位があります。生命維持必要なところが優先的に分配されています。想像出来ると思いますが、肌や髪の毛はその優先順位が低いです。個人差がありますので絶対ではありませんが、まぁ、髪の毛なんて優先順位最下位かも……。肌も決して高くありません。
つまり、極端な言い方ですが、どちらも残り滓みたいな栄養が分配されているのです。
そんな中、肌のトラブル、修復しないと命に関わりやすくなる。修復には普段よりも多くの材料が必要となる。優先順位が低い肌へ、体内に吸収されている栄養を届けるには、肌よりも優先順位が低い髪の毛に届けられる栄養を回してもらえば良い。
と言う事で、今度は髪の毛が育たなくなるわけです。
髪の毛が育たない、つまり、太くなれない。髪の毛が太くなれないと毛根が小さくなります。毛根が小さくなりますと、毛穴が浅くなります。
毛根が小さくなって、毛穴が浅くなりますと、毛が引っかかる場所が極端に少なくなる為か、髪の毛は簡単に抜けてしまうかもしれません。
 
髪の毛は、どんな形で抜けても、約120日間の休息を経て、まず、産毛みたいな毛が生えてきて、それが太くなってその人にとって普通の毛になるのですが、実は、目で確認してもわからないくらい微妙な差ですが、以前生えていた毛よりも細い毛が生えてきます。
普段なら、男性で3〜5年、女性で4〜6年で自然脱毛する毛も頻繁に抜けてしまうと、目に見えて薄毛になってしまいます。
それでもすすぎ残しを繰り返していますと、最後には、「俺達いらないんだ……」と言う事で、髪の毛が生えてこなくなります。

と言う事で、これが「朝シャンすると禿る」と言われる理由なんですよ。
つまり、朝シャンしてもシャンプー剤の洗浄成分を残さない様に、丁寧にすすぎ洗いをすれば禿げる事は無いのです。
 
さて、前説が長過ぎましたね。ごめんなさい。
 
>毎朝、シャンプーをせずにシャワーだけするのは大丈夫なのでしょうか
 
ハイ。大丈夫です。
 
理由は、もうおわかりだと思いますが、頭皮トラブルの原因になりやすい洗浄成分が使われていないからです。
 
余談だけど、「シャンプー剤を使わずに、シャワーですすぎ洗いをする事」もシャンプーと言います。紛らわしいので、最近ではこれを「湯シャン」と呼ぶみたいです。
 
中学生って事で、アドバイス。
20歳までに可能な限り、髪の毛を太くしましょう。20歳を過ぎた頃から、髪の毛は生え変わるたびに細くなりますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。じゃあ毎日朝シャワーを浴びでも大丈夫なら、そうします!

お礼日時:2022/02/27 17:10

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