10代と話して驚いたこと

タイヤ交換時に使う「トルクレンチ」を100%信用して交換を終えても良いんですか?
トルクレンチを使って交換してらっしゃる方は、乗用車によってトルクが違いますが大体103Nにセットしたトルクレンチでナットで締めて作業を終えられますか?

私は今まで十字レンチでやっていましたが以前から締めすぎを懸念していたため、1万数千円のトルクレンチの購入を決断しました。

ただトルクレンチが狂っていたらと心配性な私は走行時のトラブルを心配して本当にトルクレンチだけで良いのかと思っています。十字レンチで締めて確認したら本末転倒ですしね。皆さんどうされてますか?

A 回答 (12件中1~10件)

No.11 です。


100%信用、という意味が「購入した物が最初から壊れていた不良品だったら?」も含めるなら、
手っ取り早いのは、Amazon見るとプレート型の〜200N•mの物が2千円程度でありましたのでこんなのを確認用に持っておくと安心でしょう。(信頼の東日製作所や中村製作所の物でも14000円程度で買える)

プリセット型で締めたナットを、緩める時のトルク値と、元の位置に戻す時のトルク値を、プレート型で測るのです。
ソケットにタイラップを付け、ソケットが時計方向に止まる所でタイラップを垂直に立つようにセットし、
そして、目盛りを見ながらゆっくりゆっくり緩める。この時の”最大値”を記録。(戻しトルク法)
今度はそのまま、時計方向にゆっくりゆっくり締め、タイラップが元の位置に戻る地点の目盛りを読む。(マーク法)


現実問題として、ホイールナットの締め付け管理はトルクレンチを使うしか方法が無く、トルク法は座面やネジ山面の荒れの影響をもろに受けますので砂塵や錆の除去の徹底と、同じくハブ面とホイール側のハブ接地面の砂塵と錆の徹底除去は必ず行なって、誤差を最小限に努めて下さい。

プリセット型もそうですが、トルクレンチは、ゆっくり丁寧に回しながら計測して下さい。

ハブ接地面の砂塵や錆は、それらが潰れて誤差を生みます。また、ホイール自体も柔らかく、いずれにせよ、ダブルチェック(100%本締め後の、更に100%の締め付け)は必須です。
例えば5穴車で時計回りに1-2-3-4-5と名付けたら1-4-2-5-3の順でゆっくり丁寧に回しながら本締めを行うが、その後もう一度、1-4-2-5-3と100%のトルクをゆっくり丁寧に与えて、更なる回転の有無のチェックも行なって下さい。
(プリセット型で、カチッと言わすのが目的ではありません。カチッと鳴る前に、回るかどうかが重要なのです。ゆっくり丁寧に力を加えて下さい。)
(言うまでもない事ですが、カチッと鳴った後に、回さないようにして下さい。)

(巷ではトルクレンチのカチカチは誤りだのオーバートルクだの言う説がありますが、ホイール取り付け時にその様な事はありません。)
※ナットがアルミ製やジュラルミン製は論外。



最後に、計算式。
トルクレンチの差込sq中心から、力点(グリップの中心)までの長さを測ります。
例えば400mmだったら
103÷0.4=257.5N

1Nは約0.102kgfなので、
257.5×0.102で、およそ26.3kgで押した時に103N.mです。

体重計を、ホイールナットの高さの台に乗せて、押してみて、確認してみて下さい。

手が力を覚えていれば、プリセット型の作業でそう不安にはならずに済むと思います。
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答ありがとうございました。大変よくわかりました。

お礼日時:2022/04/22 21:28

良いです。


なぜならあれは、”締め過ぎない” ために使っているようなものであり、よって例えばプリセット型であればカチッという直前までが、言わば御質問者様の言う十字レンチでの自身による確認になっているでしょう。


プリセット型の使い方は、
トルクというのはナットが停止してしまうと大目に出る(目標の値に達していないのにトルクレンチが反応してしまう)ため、目標値に近付いたら止めてはなりません。あくまでナットが回転中にカチッと鳴るように使用して下さい。(カチッと鳴った位置以上には回さない)


プリセット型が信用出来ない場合は、プレート型も持っておくという考え方もあります。まあ、上記、腕の感覚で、分かるでしょう。私もプレート型トルクレンチなんてホイールナット用には持ってません。ホイールナット帯クラスはSykes-Pickavantの物が3本、&HAZET持っていますが。(つまり、狂いは検出出来る)
10N·m以下だと、プレート型が必要になってきますが。



ナットの締め方については、
ぜひこちら
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12338383.html?sort=1)の No.4
回答文中の「☆ ナット式で自分でやる正しい方法を書いておきます。」というところを、ぜひ、ご覧下さい。
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>タイヤ交換時に使う「トルクレンチ」を100%信用して交換を終えても良いんですか?



・・・最初にタイトルを読んで、ギクリとしました。
 機械工学科の学生さんかな?と思いましたが、『トルク締付法はアテにならんのでは?』という御質問では無かったんですね。
 とすると、さて・・・

>乗用車によってトルクが違いますが大体103Nにセットしたトルクレンチで

 クルマによっても多少違いますが、それよりも締付トルクは、ボルトのサイズによって概ね決まっています。
 10㎏・mは、登録車(フツーの白ナンバーのクルマ)のM12ボルトですね。一般的な規定値は9~11㎏・mで、軽自動車は7~9㎏・mです。(幅があるのはバラつきを許容している為です。軽自動車だったら、10㎏・mでは締め過ぎです。)

>ただトルクレンチが狂っていたらと心配性な私は走行時のトラブルを心配して本当にトルクレンチだけで良いのかと思っています。

 御指摘通り、トルクレンチは狂います。その為、定期的に校正に出します。
 殆どのヒトは、トルクレンチは工具の1つとしてしか認識してなく、買ったら『買いっ放し』ですが、トルクレンチは工具でなく『計測装置』です。定期的な調整が必要です。

>皆さんどうされてますか?

 何年も校正せず多少狂っていても、手カンで締める(手締めで必要トルクと思われるところまで締めること)よりは100倍マシだし正確です。
 故に殆どのヒトは、トルクレンチの方を信用しています。

 尚、トルクレンチの狂いに関しては。
 個人で使う場合、想定される使用回数では殆ど狂いが出ません。狂いが出るのは、専ら扱いがザツだからです。(落としたりぶつけたりするとか、プリセット側であればダイヤルを回してプリロードがかかった状態のまま放置するとか。)
 個人でトルクレンチを買った場合、出来ればプリセット型とばね型の2種類を買っておき、定期的にそれぞれの締め付けトルクの差を調べれば、トルクレンチの狂いが検出出来ます。

 ところで最後に、全くの余談ですが。

※実用化されているボルトの締め付け法は大きく分けて3種類あり、そのうちクルマに使われるのは①締付トルク法 ②塑性域角度法・・・の2種類です。
 プリセット型トルクレンチで出来るのは①のみですが、実はこの管理法は、軸力がかなりバラつきます。
 御質問のタイトルを読んだ時、最初御質問はこのことかと早合点したのですが・・・まぁ、細かい説明は長くなるのでハショりますが、ねじの設計では締付トルクはどうでもよく、あくまでもねじの締め付けによって得られる『ボルト軸力の大きさ』が重要だということを述べておきます。
 このボルト軸力、実は同じ締付トルクでも最大で50%もの差が出るという論文もあり、締付トルク法による締付管理は、実はあまりアテになりません。(何故そういうバラツキが出るのか?ということも・・・話が長くなるのでハショります。)
 しかしそれでもトルクレンチによる管理がいまだに使われているのは、そんないい加減な締付方法でも手カンで締めるよりは遥かにマシだから、です。

※軸力を安定させるポイントは、μ(摩擦係数)です。ねじ部と座面部のμを安定させると、締付トルク法でもバラつきを20%程度まで減らせます。
 μを安定させる為によく行われるのは、ねじと座面の『潤滑』です。軽量化の為に細いボルトで死ぬほどトルクをかけるレーシングカーでは、ねじと座面には必ず極圧剤入りのグリス(よく使われるのは、銅粉入りのカッパーグリス)を塗って締め付けます。
 ねじにグリスを付けると『緩み易いんじゃないか』と想像するヒトが多いでしょうが、軸力によるねじの戻りは、力学的にμが2ケタ違わないと発生しません。(グリス程度の滑り易さでは緩みには関係なく、それより締付トルク~軸力の関係を安定させる効果が高くなるということです。)
 しかし量産車では・・・ハッキリ言って『プロ』と自称するアマが整備することを考慮しなければならない為、グリス潤滑は設計段階で入れません。
 ホイールボルトを締める場合は、①ブレーキクリーナ等でねじ山をキレイにする ②そのままでは『無潤滑締め』という最悪状態なので、ボルト側を素手で撫でる・・・と、ヒトの油でミューが0.14~15程度に安定します。昔から細工ものを作る時によく言われる『ハナを油をちょいとつけて』というヤツであり、『ハナの油』というのは『まじない』の類いでは無く実効力のある『ねじの締め方』ということです。

※手カンに関して言うと。
 航空機業界での職歴がある自動車整備士の手カンは、ある程度信用出来ます。
 航空機では、機体の尾翼の奥や翼内など、ウデは入るがトルクレンチなどとてもかけられない狭い場所があります。しかし締付トルク不足による軸力不足や、過大締付トルクによるボルトの遅れ破壊は、絶対に許されません。
 そこで航空整備会社では、定期的に手カンとトルクの検定を行っています。実際に検定で落ちたら整備士ライセンスをはく奪されるワケではありませんが、そういう検定があるということは、航空整備士は自分の手カンが締付トルク何㎏・mに相当するのか、日頃から訓練しているということです。
 ラリーやジムカーナに参戦していて、頻繁にホイールを交換しているヒトの中には、例えばジムカーナの帰り道にホイールボルトが折れたことがあるヒトもいるでしょう。
 そういうヒト達は、自分の手カンを疑うか、トルクレンチを使っている場合は使い方が間違っているか、いずれにしろ自分の『整備士としてのウデ』を見直す必要があります。
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余程の安価な製品でなければ、自家整備の使用では問題になるほど狂うことはないそうです。

正し、落としたり錆びさせたりしない限りはです。

正しい使用方法なら一生物です。

それでも心配なら、公正されたトルクレンチと比較してはどうでしょうか。
誤差が小さければそのまま使用する。ひどく狂ったんら買い替えが良いと思います。

私のものは10年以上使用しているが、狂いは1%以下です。
毎年有ると秋に2台の車のタイヤ履き替えをしてます。
本当に使用回数が少なく、劣化させることは皆無と思っています。
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利根とKTCとスナップオンの3個そろえてみてはいかが。

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信頼のあるトルクレンチなら校正を有償で行ってもらえます。

かなり前からトルクレンチでホイールを締結しておりますが車種によって規定トルクが異なります(一例としてM12*1.25で85N・mがありますしM12*1.5で108から147N・m)。車種はわかりませんが、大体103N・mというのも何か変に感じます。長年締めているとおおよそのトルクはわかりますし締め付けた後は200kmほど走行したら増し締めも必要となります。KTCのデジタルを3個、東日のプレセットを2個使用していますが不安を感じたことはありません。
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トルクレンチは設定以上の力で締め付けない構造では?。


実際に手で加える以上の力で締め付けるわけでもなければ、手で加える力以下の力で締めるわけでもありません。
実際に締め付けるときは。十字レンチだろうが、トルクレンチだろうが、設定した力の範囲内であれば、手に伝わる反力(手ごたえ)は同じです。
狂って設定値以上の力になっていれば、十字レンチで締めすぎの時と同じ手ごたえになります。
設定値の力以下しかが伝わらないようなら、十字レンチで十分に締めるときと同じ手ごたえを感じる前に空まらり?するはず。、
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脚でレンチに乗って体重をかけて締めない限り締め過ぎは無い。

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トルクレンチは


ボルトのノビ(変形)
を嫌うので使用する

よって締めすぎはダメ
強く締めれば外れない
と言う考えは間違え

テーパー接触面をメンテして
インパクトで甘締めしてから
規定トルクを設定して
トルクレンチで一発で決める

ホイル交換時は
走行後再チェックで良いし
心配なら定期的に点検する

トルクレンチは余程なモノで無い限り
そこそこの精度に揃っているらしい
信用ならないなら
他のモノと比較するなり
構成するなり
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>1度転がしてとは、どういう感じの事なんでしょうか?



私はジャッキアップ中に十字レンチで回転させつつ軽くネジ締めして降ろした後トルクレンチで締めます。

軽く近所を走行して(1度転がして)増し締め(とは言っても規定トルクまで)して完了です。ただこれは省く場合も有りますが、特に問題出た事は有りません。後は自己判断ですね。
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