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前立腺がんの治療 
 
放射線治療すると再発時に摘出手術ができない理由を分かり安く教えて下さい。

A 回答 (1件)

放射線を照射すると、周辺組織や臓器は熱により焼損を受けます。



焼損を受けた組織は治癒過程で、組織が厚くなったり、組織同士
がくっついてしまいます。(これを癒着と言います。)

前立腺の周辺には膀胱と直腸があるので、放射線によりこれらの
組織がくっついた状態になっています。

放射線治療後の再発で手術を行うと、癒着した膀胱及び直腸の一
部も切除が必要となるのですが、同臓器切除は感染症の恐れが非
常に高くなるので、手術は第一治療選択肢から除外されるのです。

また感染症以外にも、前立腺と共に、膀胱及び直腸の一部を切除
する事は患者への負担(侵襲と言います)が大きすぎ、予後リス
クの面からも手術を行う選択はしません。

簡単に言うと、放射線を当てていない摘出は、前立腺のみで良い
ところを放射線を当てると、前立腺と共に周辺組織、臓器をごっ
そり摘出しなければならないからです、、。

それは余りにもリスクが大きくなるので、行わないのです、、。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

膀胱や直腸が前立腺癒着するために再発時の手術が困難になるということですね。
なるほどなあ、良く分かりました。

お礼日時:2022/04/30 19:47

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