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花粉症でCRPが上昇することはありますか?人間ドックでCRPが基準値よりほんの少し高かったです。人間ドックを受けたときは花粉症で症状が酷く出ていました。

A 回答 (1件)

CRPとは炎症や細胞・組織破壊が起こると血中に増加するタンパク質です。

CRP値のみからどの臓器に炎症が生じているかは診断できませんが、病気の活動性や病態の推移の把握に有用です。
CRP値は、病原微生物の侵入、循環障害などによる細胞や組織の傷害・壊死(えし)、手術や外傷などにより、炎症や組織破壊が起きると、血中で速やかに増加するため、急性炎症の把握に有用です。
検査は採血による血液検査でCRPを測定します。CRPは年齢とともにわずかに増加します。喫煙者は非喫煙者より高値を示します。妊娠後期で増加します。

数値が上がっているときはなんらかの感染症にかかっていることが多く、細菌やウイルスによる感染症などが疑われます。悪性腫瘍(がん)でも進行すると上昇します。
CRP値の推移から、悪化・改善の方向性がわかります。なお狭心症は組織が破壊されないためCRP値は変化しませんが、急性心筋梗塞は組織の壊死(えし)があるためCRPの上昇が見られます。

軽度高値の場合は再検査を行い、変化を観察します。徐々に上昇する場合や初めから高値を示した場合は、内科を受診して原因を調べます。
細菌・ウイルス感染が疑われる場合にはその感染源を特定し、適切な抗菌薬による治療を行います。細菌・ウイルス感染ではないと考えられた場合には、膠原(こうげん)病や悪性疾患などの有無を調べ、病気に応じた治療を行います。
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