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帝国憲法で統帥権の独立をうたっていたのは何故ですか。

A 回答 (1件)

知恵袋からのコピペ




西洋の事例の経験を採り入れたのです。

統帥権が政治の下にあると、政治抗争があったとき、中立であるべき国軍が権力者たちの私兵と化し、派閥に分かれ、国内に惨禍をもたらした経緯(中世西洋でよくみたれた国内争乱事例)から学び、日本は憲法を作る際に統帥権を独立させました。

すなわち、国軍は外国から防衛するという、国民の基本的利益を保障するものであり、政治から独立し、国内政治に左右されない立場に置いたのです。それは当時の時点で、歴史の反省をふまえた考えを採り入れたものでした。

余談ですが
日本はさらに2次大戦の結果から、統帥権は行政(内閣総理大臣)のもとに置くのがよいと考えています。

同じ敗戦国ドイツは、行政の長であるヒトラー総統が、軍事的には半素人(下級軍曹の経験はあり)だったのに、軍の作戦に口出しし、軍は専門性を発揮できず負けたとの反省から、日本と異なり、行政の下に置くのを嫌っているようです。(軍は立法のもとに、つまり議会が関与する)

考え方も色々なんですね。
統帥権の独立も、時代が時代なら良い面が発揮され得る考えでした。
時代はすすみ世界大戦の時代、軍事と政治と外交が密接に絡むようになった時、軍事を直接コントロールできないマイナス面が生じたのです。

今は、政治家が私兵を使う時代ではないので、統帥権の独立によるメリットは不要で、デメリットが多く、だから採用されていないのです。
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