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秋田といえば高清水らしいのですが、うちの家族はお酒がまったく飲めないので、おいしいのかどうかわかりません。

あらまさってどうなんでしょう。出羽の富士とかは?
お礼は遅くなってしまいますが、よろしくお願いします。

甘口、辛口どちらでもいいのですが、甘口のほうがいいのかも。

よろしくお願いします!

A 回答 (10件)

皆さまのお答えのうち、まず固有名詞の訂正を。

「秀吉」→「秀よし」。
「本庄」→「本荘」。記述内容に間違いはありません。では支持率の高い順に。
ちなみに私は、秋田県観光連盟の依嘱を受けて秋田県内の取材をしているものです。

●飛良泉/由利郡仁賀保(にかほ)町 酒は水と米といいますが、ここの酒は
鳥海山の伏流水(原始のブナ林が涵養し、100年~ほど濾過された水)が湧き出る
自家井戸の水を用いています。純米酒のような比較的高価(といっても一升瓶で
3000円未満)なものもいいですが、futukayoiさんの仰有るとおり、緑色の四合瓶
のもので充分(これだってかなり美味しい)。さらりとして口あたりよく、
薫りも喉越しも申し分ありません。
首都圏ではなかなか手に入らないほど、いっとき幻の酒扱いされたころ、一度工場を
取材したことがありましたが、精米率(米粒の余分?を殺ぎ落とし、酒米として
芯に近い部分のみを用いる=米を磨くともいう)40% (つまり米粒の6割を削ること=
普通は70%程度とされています)の極小米粒を見たとき、ここまでヤルか!と
その精密ぶりに驚愕したことがあります。

●新政/秋田市 秋田県の湯沢市(越後湯沢ではない)が「東北の灘」といわれた
時代(昭和50年代前半まで、灘、伏見と並び称される酒の産地として知られました=
もちろん今でも酒造りは盛ん)、このころの主力は「両関」「爛漫」という甘口で、
首都圏あたりでも人気を博しました。その秋田=甘口の全盛時代から、わき目もふらず
一貫して辛口酒を造り続けていたのが新政。60年代ころから「辛口なら新政」として
ブレークしました。美味しいです。シングルモルト・スコッチ党の私としては、
喉にクッとからまるアタリが好きです。ただし辛口は、飲み手の体調次第で風味が
変わるかもしれません。それほどに骨太(抽象的で申し訳ありません)だということです。
これを飲むときは、元気でストレスがないとき。自棄酒には向きません。
ややもすれば「辛口」は味の肌理(きめ)が粗くなりがちなのですが、新政の
辛口にはそうした欠点も少ないように感じます。

●高清水/秋田市 県内随一の大酒造会社だけに、いろんなタイプの酒を出しています。
どれも美味しいですが、これといった決め手になる評判を聞いたことがありません。
秋田の酒は?と聞かれて、じゃこれを飲めば・・・と素直に奨められる酒・・・
といえなくもありません。大メーカーなるがゆえのデメリットでしょうか。

●秀よし/仙北郡中仙町 造り酒屋 としては秋田で一、二を競うほどの老舗です。
すっきり(この表現が果たして本当に酒を誉めていることになるのか、私には疑問)
して芳醇です。飲んで損はありません(はっきり言って得)。やや度数が低いのかな。
いくら飲んでも飽きが来ない、とても巧みな酒造りだと感じますが、その理由は
わかりません。いろんな方に話を聞いてみたのですが、わかりませんでした。
人気があります。

●雪の茅舎/本荘市 由利正宗という蔵元から出ています。地味なメーカーでしたが、
税制の撤廃で1級、2級の(意味のない)区別がなくなり、純粋に酒の造り方が表示
されるようになってからこのブランドを出し、急激に人気が高まりました。
やや高級な?凝った造りの?郷土料理店あたりで相談すると、これを奨められる
機会が増えました。美味しく芳醇。しかしこれを日本酒といっていいかどうかは
意見が分かれるでしょう。昔から日本酒をたしなんできたご年輩の方には物足らない!
という方も多いようです。

●福乃友/仙北郡神岡町 この酒を飲んだことはありません。秋田県にはざっと
50を超えるメーカーがありますが、マズいという酒はありません。秋田の酒として
市場に出すからには、自ずとレベルがありますから。品評会での優劣は
お酒を飲む人にとってさほど意味はないと申し上げましょう。takatosenさんの
仰有るとおり、これも美味しい酒だったのでしょう。飲んだ人が「コレは美味い」
と感じたなら、それが美味しい酒なのです。

●最後に。冷酒で飲むのか、燗をして飲むのか。それをはっきり決めることが
大事です。それぞれに良さが違いますから。その目安は
大吟醸酒・吟醸酒・純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒=冷用
特別本醸造・本醸造=どちらかというなら燗酒
ということになるでしょうか。ですがこれも好み。こうした飲み方によっても
「甘辛」の風味は変わります。
国鉄(JR)の車掌勤務のかたわら、各地で飲み、食べ歩く趣味が高じて、ついに
郷土料理店(秋田市内)を開いてしまった方がいます。その方から目の前に酒瓶を
5~6本並べられ、飲み比べをしてごらん、といわれたことがありました。
甘口と表示されていた酒が、辛口表示のものより辛かったり、その反対が
あったりで混乱していたところ「ね、アテにならないでしょう。辛いと思ったら
辛い、甘いと感じたら甘い。それしかないです」ということでした。
極端な例ですが、酒の味ってそんなものかもしれませんよ。wildpetさんも
仰有っているとおり、厳密に味わえば酒の味って本当に違うのです。でも
そんな味わい方って、それほど意味があるとも思えませんし・・・。
でも「重い」「軽い」は、さすがにわかりやすい表現だと感服しました。

また、お尋ねの●出羽の富士については、現在秋田県酒造組合に登録されている
中には見当たりませんでした。私も出羽の富士という名称には記憶があるのですが・・・。

長くなって失礼しました。
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この回答へのお礼

すばらしい!これほど詳しく解説していただけるとは思いませんでした。さすがです。

「出羽の冨士」なんですが、勘違いしてました。出羽の「鶴」でした。看板にたしかに鶴と書いておりました。

本荘市なんですが、皆さんよく本庄市と間違えてしまうようで、雑誌などでも誤字が目立つのはとても残念です。まあ地元の人間じゃないからしょうがないんでしょうけどね。いちおうわたし秋田の人間です。

>●飛良泉/由利郡仁賀保(にかほ)町 
そんなにスゴイお酒だったんですね・・・。

>●新政/秋田市 秋田県の湯沢市(越後湯沢ではない)
関東から遊びにくる親戚は、これを飲んでトリコになってしまったようです。

>●高清水/秋田市 
「美味しんぼ」の影響を多大に受けて育ってしまった当時小学生の私は、大量生産のあまりおいしくないお酒なのだろうととんでもないことを考えながら社会科見学をしていました。高清水だいすき!と言う人はきいたことないです。

>●秀よし/仙北郡中仙町 
ほんとうにお詳しい・・・。秋田県民なのにどこで作っているかも知らなかったとはお恥ずかしい限りです。

>●雪の茅舎/本荘市 由利正宗
このお酒については存在を知りませんでしたが、うちの祖母が由利正宗を料理酒にしていました。

>●福乃友/仙北郡神岡町 
存じ上げませんでした。

秋田にも高清水以外のすばらしいお酒があるということがわかってとてもうれしいです。職場にお土産として二本買っていこうと思っているのですが、一本は飛良泉にしようと思います。

どうもご面倒おかけしまして。ありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:31

しつこくてご免なさい。

お土産というのでしたね。
大事なことを忘れていました。矢島町の天寿酒造から
限定で出る「鳥海の雫」(精米歩合は40%以下!)というのがあります。
一昨年、実際にこれを浴びるほど飲みましたが、これが秋田のベストかな・・・と。
実はこの時は俳優の久米明さん(素晴らしき世界旅行のナレーションで有名)と
ご一緒していたのですが、お酒好きの久米さんも驚愕を隠しませんでした。
残念ながら今期分は完売したとのこと。来年度の予約をしてみたら
いかがでしょう。

なお出羽の富士も矢島町の造り酒屋です。少量しか造らないので、町外では
手に入り難いそうです。取り寄せですね。

出羽鶴は出羽鶴で、別にあります。

しかし母上が由利正宗を料理酒としてお使いだった・・・とは、さもありなん。
私も、昔の由利正宗でしたら、敢えて飲もうとは思いませんでした。
日本酒の世界でもそのようにブランドが選ばれ、盛衰があるという例でしょう。
酒についても、人間の味覚はだんだんと贅沢になってきているのかもしれません。
何気ない率直なお話しの中に見る興味深いお話し、ありがとうございました。
偉そうにいろいろ書きましたが、当方が勉強させていただいている心地です。
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この回答へのお礼

きていただいて助かります。何しろ我が家は酒に弱いもので・・・。

例により、夕食にお歳暮にいただいた高清水を飲んでみました。もちろん食卓にはお刺身が。祖母曰く飲みやすく甘口で、二杯目からはキツイとのこと。私には一杯目からキツイ。胸にカーッときて、これぞ日本酒?という感じでした。頭にきました(頭が痛くなると言う意味です)。父はつぶれてしまい、母と祖母と私はややふらつき気味です。

天寿が上げられていないのを母は不思議に思っていたようでした。
>一昨年、実際にこれを浴びるほど飲みましたが、これが秋田のベストかな・・・と。
浴びたんですか・・・。

>お酒好きの久米さんも驚愕を隠しませんでした。
またも秋田の隠れざる銘酒が!ほんとになーんも知らなくて秋田おばこの恥。

>なお出羽の富士も矢島町の造り酒屋です。少量しか造らないので、町外では手に入り難いそうです。取り寄せですね。
今日行った本荘市のとあるスーパーのお酒売り場に並べられておりましたので、取り寄せはしなくてもよさそうです。お気遣い有難うございます。

>出羽鶴は出羽鶴で、別にあります。
あ、そうだったんですか。また間違っちゃいました。

以上、有難うございました。たいへん勉強になりました。
皆さんとても分りやすく教えていただいて、参考になりました。

お礼日時:2001/09/09 19:13

●補足です。

雪の茅舎は「由利正宗」を看板にしていた斎弥酒造から
出されている新シリーズです。由利正宗のときは地味でしたが
「雪の茅舎」シリーズで一挙に市場で有名になりました。
仰有っている水色の瓶というのは、中身が大吟醸で、これは精米率40%
だそうですよ。すっごいです。もちろん、まず冷用酒としてどうぞ。
少し残しておいて、翌日、燗をして飲めば、飲用の適正による違いが
はっきりとわかるのではないか・・・と思いますが。

●飲みやすさという点では「飛良泉」の場合、値段に関係ないと思って
差し支えありません(独断です)。私の場合、単なる山廃酒ならヌル燗、
純米や吟醸は冷やで飲みます。重ねて独断で申し上げるなら、ヌル燗の
山廃(一番安価)が一番美味!と断言できます。
もちろん純米も大吟醸も美味しいわけですが、でも高い大吟醸が美味しいのは
当たり前ですよね。
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この回答へのお礼

>仰有っている水色の瓶というのは、中身が大吟醸で、これは精米率40% だそうですよ。すっごいです。
うわ-のみたい。

>でも高い大吟醸が美味しいのは当たり前ですよね。
そうなんですか。わかりました!

お礼日時:2001/09/09 19:15

スミマセン。

大変な間違いです。
雪の茅舎はwildpetさんの仰有るとおり斎弥酒造です。
申し訳けありません。お詫びして訂正します

この回答への補足

すいません。やっぱり出羽の鶴ではなく出羽の冨士でした。現物がありました。

とりあえず飛良泉は決定なのですが、いろいろ種類がありますよね。山廃とか純米とか吟醸とか。値段もいろいろあるので高ければ高いほど飲みやすいと考えてもいいのでしょうか。

雪の茅舎は水色の壜のがかわいいので買いたい・・・などと思っているのですが。

冷酒で飲みます。もうこれは好みの問題ですか?

補足日時:2001/09/09 16:37
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この回答へのお礼

いえいえ、気になさらないでください。
どんな評価をされているかわかればいいので。
いまから酒屋さんに行くところなので飛良泉、見てきます。

なんだかお歳暮で高清水をいただいたのがあるらしく、今冷蔵庫で冷やしています。たのしみだなー。お酒っていつまで飲めるもんなんですか?お歳暮なのでやばいですかね。

我が家は本当に飲めません。

お礼日時:2001/09/09 14:55

ひとつの銘柄であっても精米歩合などで何種類にもに分かれていることが多い(同じ銘柄でも味に違いがある)ですし、年によっても出来が違うと思うのでなかなかこれだとは言えないのですが、迷ったときに選んでしまう秋田のお酒は、


・「雪の茅舎」(ゆきのぼうしゃ)-齊彌(さいや)酒造です。重すぎずふくよかな味、というのでしょうか。飲みやすいという点ではすでに名前の挙がっている「飛良泉」もいいですね。

昨年秋、秋田酒造組合連合会の利き酒会に行って30以上の蔵のお酒を味見しましたが、秋田のお酒は私にはやや重く感じるものが多かったです。さらりと淡泊、というより、酒飲むぞ~!秋田って感じですね。私は好きですが。
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この回答へのお礼

>昨年秋、秋田酒造組合連合会の利き酒会に行って30以上の蔵のお酒を味見しましたが
うわーいいですねー。わたしもいきたいです。

>酒飲むぞ~!秋田って感じですね。私は好きですが。
秋田って酒飲みの国なんですかね。イメージが定着してますね・・・。

うーんおすすめされたお酒、どこかで試飲できないもんでしょうか。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:35

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?


「秋田の酒」
このサイトから、
http://www.media-akita.or.jp/akita-sake/brewerie …
(秋田の蔵元一覧)
銘柄別の甘辛は判りませんが、
http://www.gekkeikan.co.jp/databank/data/00142.h …
(全国甘辛地図)
この地図によると、秋田県は全般的に「辛口」のようです。

http://www.osake.or.jp/topics/mond-aramasa/mond- …
(大吟醸 吟華千輪)

http://www.akita21.com/osake/
(秋田・日本酒愛好会)
未だ新しいBBSのようですが、ここで質問されては如何でしょうか?

ご参考まで。

参考URL:http://www.media-akita.or.jp/akita-sake/akita-sa …
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この回答へのお礼

うーんすいません みてないです
ここだと みやすいし ホントウニ飲んだ方のなまの声がきけるのでよいかなとおもっています。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:37

秋田からの土産で評判のよかったのが新政と、飛良泉でした。



新政は辛口な感じで、日本酒好きな友人には大好評。
futukayoiさんも書かれているように、
飛良泉はさっぱりとした感じでとても飲みやすいです。
私も一番のお気に入りで、よく飲みますね。
オススメです。
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この回答へのお礼

職場に辛口がすきなひとがいるので、新政もよさそうですね。

飛良泉、よくおのみになるんですか。よさそうですねー。
わたしまだ飲んだことが無いんです。

どうもありがとうございました。飲むのが楽しみです。

お礼日時:2001/09/09 10:40

秀吉と飛良泉がおすすめです。


秀吉は一升瓶でも2000円台ですが香りがよく味も濃厚で十分に楽しめるお酒だと思います。
飛良泉(ひらいずみ)は名前だけ読むと岩手の平泉を連想しますがじつは秋田の本庄?のほうのお酒で緑の角瓶の4合瓶でよく売っています。後味がすっきりしていて実においしいお酒です。これは秋田の海鮮料理屋で飲んだのが初めてだったのですが刺身にとてもよく合う酒でした。
批評については専門家の出している「甘口」などといったものでなく僕が飲んできた素直な感想です。
僕は南部杜氏がつくるような香りが甘く、酒の味が十分して、後味すっきりみたいなのが好みなのでそれに近い選択となってしまいますがご容赦ください。
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この回答へのお礼

飛良泉は由利郡は仁賀保町のお酒みたいです。
みなさんおすすめのお酒なので、これにしたいと思います。(職場へのおみやげです)
どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:42

メジャーな酒もいいですが、こんなのもあります。



あまり知られてませんが、けっこうおいしかったです。
「冬樹」(福乃友酒造)

なぜ仙台市の酒店で扱ってます(笑)
http://www.comminet.or.jp/people/nishiki/
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この回答へのお礼

まったく存じ上げませんでした。謎ですね。なぜ仙台なのでしょう。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:43

A051 秋田旬吟醸 720ml 3,883円 高清水(秋田酒類製造株式会社) 日本酒度 -1.0



これはazatozawaさんの、甘口条件 /3千~4千円の価格帯で下の検索ツールを使って選んだものですが「高清水」が選ばれました!

http://www.chuokai-akita.or.jp/osake/index.asp

参考URL:http://www.chuokai-akita.or.jp/osake/index.asp
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この回答へのお礼

まああ検索していただいたんですね!ありがとうございます!

「あなたの好きな80年代の音楽を教えてください」でお世話になった者です。わずか一週間で回答数53件というマンモスちゃんに育ちましたので、ご覧になってみてください。私の好みがもろに反映しています。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/09/09 10:46

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