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イギリスの職安ですが、民活を大々的に導入し、
非常に成功しているとのドキュメント(NHK?)を数年前
に見た記憶があります。

このイギリスの職安民活化、多分 PFI と言っていたと思います、
についてご存知の方、何でもいいですからコメントをお願いします。

参考になる URL も歓迎します。

A 回答 (1件)

PFIとは、Public Financial Initiative の略です。


イギリスで始まり、日本でも1999年にPFI法が制定されていろいろ行われています。
これは、公共が住民にサービスを直接提供するのではなく、企業が施設の運営を行い、企業は公共からお金をもらう、という仕組みです。
企業は、サービスの質を落とさずに行政よりも安く運営できれば、行政からもらえるお金との差額を儲けることができるというものです。
PFIの基本的な内容は、下記の内閣府PFI推進室のホームページのQ&Aを見てください。
http://www8.cao.go.jp/pfi/

イギリスの職業安定所の民活は独立行政法人(エージェンシー)化です。
これは、公共の実業部門を外部機関として、大幅な裁量権を与えるものです。
http://www.jri.co.jp/research/economic/PJE/1998/ …
日本でも、例えば国立大学は独立行政法人化されました。

イギリスにおいては、サッチャー政権時代に小さな政府を実現するために、業務の外部委託、エージェンシー化、PFI等の様々な政策を実施しました。
イギリスは、PFIの発祥の地として、非常に盛んです。
おそらく番組の中ではPFIも紹介されたと思いますので、両者がごちゃごちゃになったのでしょう。

エージェンシー化とPFIではっきり違う点があります。
エージェンシー化は、役所の組織を人間ごと分離させて独立行政法人という組織にするものです。
PFIは、役所の仕事だけを分離させて民間企業に行わせるものです。
ですから、PFIは仕事を単位として民間に委ねられます。しかしエージェンシー化は、組織単位でエージェンシーにします。
英国の職安の場合、職安という組織をエージェンシー化し、職業紹介という仕事を引き続き行わせました。
もしも職安への民活導入をPFIで行うとすると、「職業安定所の建設と維持管理、職業紹介業務を30年間行う」というような仕事が委ねられることになるのです。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答、感謝申し上げます。

エイジェンシー化と PFI の違いがよくわかります。

イギリスの職安の場合は、エージェンシー化で、
「公共の実業部門を外部機関として、大幅な裁量権を与えるものです。」
なのですね。

テレビで感じたことは、イギリスの職安は、希望があり、未来が開ける場との印象を持ちました。大幅な裁量権が、相談者にインセンティブを与え、求職者に仕事を見つけてあげれば、それなりの報酬を得る。

と比較し、日本の職安は、不安を醸成し、希望が打ち砕かれ、自己嫌悪になるとの印象を持ちました。

こちらも、「改革」、職安「エージェンシー化」が必要な気がして質問しました。

道路公団、郵政は騒いでいますが、職安はとんと聞きませんので。

ありがとうございます

お礼日時:2005/04/21 19:52

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