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古文 雪のいと高う降りたるを

御格子あげさせて、
ここは少納言が御格子を誰かにあげさせたのか、中宮が少納言に御格子をあげさせたのかどちらですか?また少納言があげさせたとしたらそれは誰にあげさせたのですか?

人々も「さることは知り、
ここは、他の女房たちも「そういうことは知っているし、と訳すと思うのですがそういうことってなんですか?

どちらか1つでもいいので教えてください。
お願いします。

質問者からの補足コメント

  • すいません。もう1つ聞きたいことがあります。
    例ならず御格子参りて、
    ここの訳し方はいつもと違い御格子を下ろし申し上げて
    ですが、中宮定子が少納言に御格子を下ろせと言って御格子を下ろさせていた、という解釈の仕方であっていますか?

      補足日時:2024/01/24 22:17
  • それとも少納言が中宮定子のために御格子を自ら下ろしていたということですか?

      補足日時:2024/01/24 22:20

A 回答 (4件)

> 例ならず御格子参りて



少なくとも文法上は、使役の【させ】などが入っていない文章なので、定子の命令で無いという事は明確です。

では清少納言が御簾を下ろしたのかと言われると、これは当時の社会に対する知識も必要なのだと思いますけれども、定子は当然ですが、清少納言であっても、自分で御簾を上げたり下ろしたりするような低い身分の女性では、ありません。もっともっと身分の低い下女が、そういう役目をしています。

このへんの感覚を掴むには、漫画の『薬屋のひとりごと』を読んでみても良いかもしれません。



> ここは少納言が御格子を誰かにあげさせたのか、中宮が少納言に御格子をあげさせたのかどちらですか?また少納言があげさせたとしたらそれは誰にあげさせたのですか?

少なくとも文法上、定子が上げさせたので無い事は、上げさせたまひて、のような尊敬表現が含まれていない事から明確です。

また文脈上も、定子が『香炉峰の雪いかならむ』と問うているのに、自分で御簾を上げるのは変です。

では清少納言が上げたのかというと、これも文法上そうでない事が明確で、上げさせ、と使役の【させ】が使われているのですから、清少納言が下女に命令して御簾を上げさせた事が明確です。


> そういうことってなんですか?

中国の詩人白居易の七言絶句です。その一節に『香 炉 峰 雪 撥 簾 看』といフレーズがあります。
https://manapedia.jp/text/1932

定子にお仕えしている女性たちは教養あふれる才女ばかりですから、当たり前ですが万葉集や古今和歌集のような日本の古典だけでなく、李白、杜甫、白楽天(白居易)に代表される漢詩など、様々な文学作品についての知見を持っていました。

香炉峰の雪は御簾を上げて見るという事を知識としては知っていたけれど、実際に皇居の中で御簾を上げて雪を見るなんて思いつきもしなかった、と清少納言のアイデアに脱帽している描写です。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。助かりましたm(*_ _)m

お礼日時:2024/01/24 23:12

>人々も「さることは知り、


ここは、他の女房たちも「そういうことは知っているし、と訳すと思うのですがそういうことってなんですか?
そうです。白楽天の詩中にある「香炉峰の雪は簾を掲げて見る」という故事のことですが、それは周知である、でもみんな知ってはいてもそれを生かして実践できるのは私だけ、という清少納言の自慢気な自己主張なわけです。
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>少納言が御格子を誰かにあげさせたのか、中宮が少納言に御格子をあげさせたのかどちらですか?


「少納言が御格子を誰かにあげさせた」のです。枕草子は清少納言の自慢話という側面があります。中宮に命じられる前に機転を利かせた少納言の鼻高々な様子を思い浮かべましょう。

>また少納言があげさせたとしたらそれは誰にあげさせたのですか?
宮中には雑用をする身分の低い女もいたのでその女でしょう。

当時は身分的階層は厳しいものがありました。その辺もトレビアですが古文の学習が進めばすこしずつ身についてくると思いますよ。
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御格子あげさせて


この部分は、「御格子(ごこしあげ)」という言葉から、少納言が格子をあげさせたのか、それとも中宮が少納言に格子をあげさせたのかが問われているようです。この部分の解釈は複数存在し、文脈によって異なる解釈が成り立ちます。古典文学の専門家や研究者の解釈を参照することで、より正確な理解が得られるかもしれません。
人々も「さることは知り
この部分は、他の女房たちも「そういうことは知っているし」と訳されるようです。ここでの「そういうこと」とは、前後の文脈によって異なる解釈が成り立ちますが、一般的には文脈から推測し、その時代の社会や文化に関連した解釈が求められます。
古文の解釈については、複雑な場合が多く、文脈や時代背景を踏まえた正確な解釈が重要です。専門家の解説や研究資料を参照することで、より深い理解が得られるかもしれません。
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