アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

今年3月に会社を退職しました。
先日、会社から、企業年金の一時金としての支払いについての手続き書が届きました。
私は、以前「勤続20年未満で退職する場合は、企業年金は一時金として支払われる」と聞いていたので、20年未満で辞めた私は、選択権なしに一時金で支払われる、と思っていました。
しかし、先日来た手続き書には、「一時金を終身年金に移行することができる」と書いてありました。
問い合わせたところ、企業年金を、厚生年金連合会(?)に移行するので、一時金を年金に移行することができる、という説明を受けました。
そこで迷っているのですが、企業年金の一時金は、今もらった方がいいのか、年金化した方がいいのか、どちらがいいのでしょうか。
現段階の年金額を見ると、年金化した方が金額的に得なのですが、しかし将来、年金法が大幅に変わって、年金を殆どもらえなくなるかも…と思うと、少なくても一時金としてもらっておいた方が得かな…などと、決めかねています。
どなたかアドバイスお願い致します。

A 回答 (1件)

まず勘違いしてはいけないのは、ご質問者が選択を迫られている年金/一時金は3階建ての制度の3階部分です。


1,2階(国民年金、厚生年金)はいわゆる公的年金と呼ばれるもので、終身年金であり年金改革により変化する可能性のあるものです。というのもこれは基本的に支払った保険料が積立てられる形式ではなく、現役世代が老齢世代を養う形だからです。(今は財政に余裕があるため積立金を増やしていますが)

それに対して3階部分は、平たく言うと民間の年金と同じく予定利率があり、その約束した予定利率で運用して老後に受け取る、つまり貯蓄の一つです。
民間の年金と異なる点は、準公的年金として扱われており税制上のメリットがあるとか、背後には国がいるので破綻の危険が少ないとか、予定利率が民間の年金よりよいという点です。

ですから考え方としては、一時金で受取りそれを自分で運用する、または使ってしまうか、それとも貯蓄のひとつとしてそのまま残すかという選択になります。年金の受取の方が金額が大きくなるのはこれから先の運用により増えるからです。

これから先は個人の事情で考えるしかありません。一時金を受け取りそれを老後にとっておくのであれば、年金基金を上回る利率で運用できなければ意味がありません。ただそれは素人にはかなり大変な話でもあります。(ご質問者が株式投資などに詳しく、運用できれば別ですが)
逆にたとえば現在は住宅ローンなど負債が多いので、それが運用利率以上に負担になっているから先にそちらの返済に回すために一時金で受け取るという考え方もあります。

以上で大体お分かりでしょうか?
    • good
    • 10
この回答へのお礼

とても分かりやすい回答、ありがとうございました。
企業年金は、貯蓄の性質が濃いのですね。今まで知りませんでした。
年金改革によって変わるものではない、ということですね。
今すぐお金が必要なわけではないので、年金化しようかなぁと考えています。
大変参考になりました。

お礼日時:2005/05/19 15:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!