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専門家ではないのですが、仕事で一般住宅の簡単な図面を書いています。だいたいの家の外壁、内壁が間(約182センチ)の単位で建てられていると聞きました。ところが実際、1間でも半間でもない壁が多く混乱してしまいます。1間は6尺と中途半端な間とはそもそもなんでしょうか?壁の長さの単位は他にもあるのですか?教えてください。

A 回答 (5件)

木造は専門ではないのですが,取り敢えず,専門家です。

建物の図面を書いておられると言うことですので,建築モジュールの基本を述べます。参考にしてください。

日本の住宅の基本モジュールは,畳の大きさを基本とし,1間x半間です。このモジュールは日本の全ての住宅に共通です。ただ,このモジュールには,2つの問題が有って,

問題その1
1間そのものに,時代性と地域性があること,つまり,時代と地域によって1間の定義が異なることです。住宅に関する限り,1間の基本は6.5尺でしたが,太閤検地で1間=6.3尺にして以来,6.3尺が主流になりました。明治になって,メートル法が採用され,且つ,昭和37年に尺間法が廃止されて以来,換算のしやすい,1間=6尺が採用されて現在に至っています。ただ,これも,一般的に採用されていると言うだけで,古い1間の定義が採用されている地域も,まだまだ多く有ります。

問題その2
この1間を柱を中心に考えるか,それとも畳を中心に考えるかで,実際の部屋の広さが変わってきます。柱を中心に考える方法を「柱割」,畳を中心に考える方法を「畳割」と言います。
例えば,1間=6.3尺とし,6畳間を柱割で考えると,長辺が(6.3x2=)12.6尺=3817mmとなり,短辺が(6.3x1.5=)9.45尺=2863mmになります。
畳割で考えると,柱が3寸5分の場合,長辺は(6.3x2+0.35=)12.95尺=3924mmで,短辺が(6.3x1.5+0.35=)9.8尺=2969mmという具合になります。


即ち,1間の種類が3種類,これに柱割と畳割の組み合わせによって様々なモジュールができあがりますが,これに加えて,最近は,メートル法への換算の方法によって,1800(900),1820(910),1900(950),1910(955),2000(1000),2014(1007)等のモジュールが採用されています。地域によっては,このほかのモジュールが存在するかもしれません。

また,建築の各部の寸法は,このモジュールの2倍,3倍・・・と言った倍数と,1/2,1/3・・・と言った分数倍の足し算による組み合わせによって決められている事が多いようです。
この理由は,建築資材を作る大部分のメーカーが,昔の尺貫法の名残で建材を作っているからです。例えば内装壁材に8尺物が多い,ベニヤやコンパネなどの板材が36が多いというのもこの名残です。建材屋さんの意図と関係なく,最近は尺貫法を知らない大工さんも多くなってきたと聞いておりますが,このような寸法(尺貫法)が,現在でも,暗黙の内に,伝統として認められているからでしょうね。

以上,参考までに
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一般的には1グリッド(方眼・マスの目)910ミリに当てはめて木造の住宅は設計されていることが多いです。

メーターモジュールですと、1マス1000ミリです。
ですが、間崩れと言って、910グリッドに廊下などを1mにする場合もあります。
正確には1尺は303ミリです。ですが3尺910ミリとして、ミリにあわせて造られているのが今では多いです。
よくやる間崩れは、1/2のグリッドの組み合わせです。つまり455ミリ(約1.5尺)です。
芯でグリッドとする場合(関東間)や、壁の面でダブルグリッド(京間)にする場合があります。
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No.1です。



 ひとつ間違いに気付きました。私の家のメーカーでは1モジュール=1820mmでなく,その半分でした(^^;)

 これは家の間取りを決める時に,家の長辺の中心の壁が柱の役割をする為,壁を無くしてトビラにする場合3モジュール(1.5間)までが可能といわれた次第です。半間のふすまなら3枚分までで,4枚分広げるのは構造上許されないとのこと。

 訂正し,お詫び致します。
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間や尺は昔の長さの単位であり、昔から住宅もこれを基準にしたサイズにしていました。


ただ最近はメーターモジュールがあり、またハウスメーカーそのほかでは独自規格のサイズなどを設けるなどのこともしてきたため、複数のモジュールが混在しています。

ただよく使われるのは尺モジュールとメーターモジュールで、建材もこの2つのものは良く出回っていますが(メーターモジュールは多少入手性が悪い)それ以外のものはほとんど見かけません。
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 私の家の場合,単位はmmで書かれていました。


 そこの大手住宅メーカーは1820mmを1モジュールと称して,原則この半分とか1/4の寸法を基準にしてはいましたが,図面はあくまでmm単位。(でも,1箇所だけ1/4とかではうまく行かないので,調整してもらった部分はあります。)

 現在は計量法で,SI単位使用が決められていますので,「間」とか「尺」は図面などに使えません。逆に1間などの単位の感覚を捨てれば,好みに会わせて自由な設計ができるわけですから。

 便宜上1モジュールを1820mmとするのは,従来からの1間の名残なのでしょう。個人住宅の場合,やはり6畳間(約9m2)とか8畳間(約13m2)とかで広さを表したほうがm2(平方メートル)より一般的に解りやすいからでしょう。それに住宅のオーナーはほとんど素人。もしかしたら,mm寸法から平方メートルを算出する方法から説明しないとわからないかもしれません。

 まとまりない発言でしたが,とにかくこのケースでは,昔の単位を忘れることが早道かと。

 
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