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仕事で小冊子を制作(Illustrator、Photoshopなどを使用)していますが、印刷やDTPに関する知識はひじょうに中途半端な人間です。

小冊子に広告を掲載しているのですが、クライアントさんから広告原稿を「完全原稿のデータ」と言われてPDFのデータをよく渡されます。また、こちらで修正やデザインしなおす場合も素材データとしてPDFが来ます。
修正する場合、PDFでも元データがイラレで制作されていて編集機能が保持されていることがほとんどなので、出来る範囲内で何とかしている現状です。

前置きが長くなりましたが、質問は「印刷用途の場合、PDFは完全データとして通用しているのか」ということです。初歩的な質問ではずかしいですが。。。

修正が無いと仮定した場合、世の中のデザイナーさんや印刷会社さんなどは、クライアントさんから「完全データ」としてPDFを受け取っても問題なく処理しているのでしょうか。それとも、「完全データとしては通用しないが、しょうがないから黙ってそれを使ってなんとかしている」というのが現状なのでしょうか。はたまた、「PDFは基本的に拒否するが、どうしてもそれでと言われればなんとかする」というスタンスなのでしょうか。

A 回答 (5件)

自分では「PDFは完全原稿として通用しない」と思っています。


実際に新聞社宛の原稿では、締切りが短い事もあって「禁止項目」扱いです。

その上で、自分に関わる部分では採る手段は2つです。

1、自分が作成する原稿はPDFにはしない。
2、PDFデータが自分を経由して他所に渡る場合は「完全原稿」に作り替える。

現実問題として店鋪や企業、自治体などから提供されるデータは
ほとんどPDF化しているようです。
彼等には「完全原稿」「不完全原稿」という認識はありませんから
プロダクションから受け取ったデータをそのまま流しているに過ぎません。

それを何処かの誰かが「完全原稿」に作り替えているのが現実なのじゃないでしょうか。

ですから、ご質問の答えとしては

何処かの誰かが「完全原稿」として通用するデータに作り替えている。
故に、提供先にとっては「完全原稿」として通用するものと認識されてしまっている。

のだろうと思います。

ま、この類いの問題はDTPが始まる以前からよくあったことで
名刺の小さなロゴを渡されて「これを綺麗に載せて」なんてザラでしたし
それを受け取った側は、拡大したり縮小したり反転したりを繰り返して
なんとか「それらしい」原稿を作ったものでした。

その場合でも先方の認識としては
 「あの程度の原稿でも綺麗に印刷される」
  ↓
 「やっぱりプロにはプロなりの独特の技術があるようだ」
  ↓
 「だから、あれは完全原稿」
となるのだろうと思います。

つまり「完全原稿」の解釈の基準がまるで違っていると思ったほうが良さそうです。
ですから、これはどこまで行っても折り合いのつくものではないと思いますので
少なくとも、自分の関わった仕事が他所に渡った場合に恥ずかしくないように
作るべきは作る、直すべきは直す、というスタンスなのかと思います。

けっしてそれが良いとは思いませんが、
アマチュアが中途半端な知識のまま印刷データに関わる事が増えてきて
この先はもっと多種多様なデータが入り乱れるでしょうから
それを整理するのも、これからの制作者の仕事の範疇に含まれるのかな、とも思います。
ちょっと悔しいですけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>何処かの誰かが「完全原稿」として通用するデータに作り替えている―

やはりそういうことなんですね。DTPやデザインをやっている人が自分の周りにあまりいないので、とても参考になりました。

>アマチュアが中途半端な知識のまま印刷データに関わる事が増えてきて

これは自分にとっても耳の痛いお言葉です。自分の場合は印刷やDTP、エディトリアルデザインに興味があったので他の仕事の合間をぬって勉強中ですが、プロに少しでも近づけるようにがんばろうと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/02 23:01

morimori711さんはデータ制作側ですよね? 普通、



制作依頼者(クライアント)→データ制作者(デザイナー)→出力者(印刷会社)

というフローをたどると思うのですが、PDFでの「データ」のやり取りは、あるとすれば普通デザイナーが印刷会社へ出力をお願いするときのみです。クライアント―デザイナー間では、デザイナーがクライアントに「校正」をお願いするときに使用するのが普通です。クライアントが素材をデザイナーに渡すのにPDFで、というのはあり得ない話ですね。そりゃ大変ですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

自分はある小冊子の編集・制作担当(DTPオペレータでもデザイナーでもありませんが一通りこなす担当?)で、広告データを制作するときもあれば、クライアントさんが外部のデザイナーに依頼して広告を制作しそれをそのまま送ってくれる場合があります。

実はクライアントさんと直接話すのは別の人間で、そいつはあまりクライアントさんに余計なことは言いたくないようです。でもやはり皆さまの回答を拝見すると“ありえない”ことが分かってきたので、自分が直接話そうとも思ってます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/03 23:27

リンクなどの印刷に関係ないデータをすべて省いたPDF/Xという形式が提唱され、これが入稿データとして定着するよう業界は動き始めています。

出力側にフォントがなくても、OCF以外は埋め込みが効きますので、問題なくなるというものです。面付けソフトはPDFが読み込めるものがありますし、やろうと思えば今でもできるでしょう。

ただ現状、出力側でデータをいじることもあるので、なるべく編集可能な状態で渡すのがいいということです。私は今、InDesignの生データを読んでくれるところが少ないので、フォント埋め込みEPSで書き出して出力してもらっています。ほとんどPDF入稿に近い形です。

とはいっても、制作依頼者とデータ制作者の間でのPDFのやり取りはまずいですよね。テキストはプレーンで、画像は元のヤツをもらえないと困ります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。実は自分が「PDFは完全原稿ではない」ことに自信が無かったのは、PDFワークフローというものが存在していることを中途半端に知っていたためでもあります。

つまり、最新技術を持ってすればPDF入稿は可能で、将来的にもそうなりつつあるが、自分の質問内容にあるようなPDFはその段階に無い。とくに制作・修正の可能性がある段階でのPDFのやりとりは問題―ということですね。

>画像は元のヤツをもらえないと困ります

アクロバットやフォトショップで画像を取り出しても解像度が低い場合がほとんどですよね?自分のやり方がまずいのかもと思っていましたが(未熟なので実際分かりませんが)、やはり画像だけでも元データをもらえるように言ってみようと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/03 12:28

日本語環境ではフォントをアウトライン化しない限り、まだPDFは完全原稿にはできません。

まして修正やデザインしなおすために編集機能を保持して保存と言っても、フォント環境の違いでレイアウトが崩れます。DTPで前世紀の遺物のOCFフォントが未だに使われている理由は一番トラブルが少ないからです。CIDフォントを使用して作成されたファイルをOTFフォントがインストールされたコンピュータで開くとイラレはOTFの詰めに対応していないのでレイアウトが崩れます。またOTFはマック/ウインで文字化けが無いとの触れ込みでしたが約物が化けることはあります。
欧米では印刷所への出稿はPDFが定着していると聞いたことがあります。おそらくそのクライアントの担当者さんはそういった生半可な知識しかなく、日本のDTP業界をご存知無いのでは、と思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
クライアントさんから来るPDFは大概アウトライン化済みなので、修正する際は似たようなフォントでつくることになります。
フォントに関しては自分も知識不足なので勉強中ですが、OTFは「環境を問わない夢のフォント」だと思ってました(持っていませんが)。勉強になります。

>欧米では印刷所への出稿はPDFが定着していると聞いたことがあります

そうなんですか!?そういえば先方さんは海外勤務の経験があるようです。そのことも関係があるのかも知れませんね。日本は和文や欧文、縦書きや横書きが入り乱れるのでいろいろと難しいのでしょうか。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/02 23:36

アドバイスが付かないので、あまり自信はありませんが参考までに・・・。



PDFで印刷屋に入稿というのは私自身やったこともありませんし、聞いたこともありません。
印刷屋によっては受け入れるかもしれませんが、あまり積極的に受け入れられる形式ではないでしょうね。
取引先の印刷屋に聞くのが一番だと思います。

>ライアントさんから広告原稿を「完全原稿のデータ」と言われてPDFのデータをよく渡されます。

クライアントがPDFで渡してくるのは、どんな環境の人でも見れるように互換性の高い形式を配慮してだと思います。
私も相手がデザイン会社じゃない、環境が分からない時の原稿はPDFにして渡してます。
普通は相手がイラストレーターを持っているとか、デザイン会社同士等のやりとりですと、イラストレーター形式にてやりとりします。
一度イラストレーターがあるので、ai形式で送って下さいと言って見てはどうでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。やはり印刷用途として「完全データ」とは言えない、ということですね。

>私も相手がデザイン会社じゃない、環境が分からない時の原稿はPDFにして渡してます。

これは「内容確認用」のPDFってことなんですよね?クライアントさんはこのPDFを「完全データ」と思ってしまっているようなのです。

>イラストレーターがあるので、ai形式で送って下さいと言って見てはどうでしょう?

やはりそれが一番ですね。でも相手も忙しいようなので結局「これ(PDF)でなんとかしちゃって!」とか言われそうですけど。。。とにかく「PDFは完全原稿とは言えない」ということがハッキリしてきただけでも自分にとって収穫です。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/02 22:37

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