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掲題にありますように、相談させていただきたいのは40歳代既婚女性のにうつ病についてです。
約2年程精神科に通院しておりますが不眠は改善されず憂鬱感、倦怠感・記憶障害等投薬治療の成果がまったく現れません。医師は「薬を替えもう少し様子を見ましょう」というだけで時間は2年ほど過ぎてしまいました。

電気ショック療法〔無ケイレン療法もですが〕を医師に対して希望しましたが、「ここではできません」「軽度な患者さんには効果があるかどうか疑問です」の回答ばかりでまったく前に進みません。

確かに比較的軽度の症状であることは分かりますが、なぜ上記の電気ショック療法を医師は行おうとしないのでしょうか?。
長期にわたっての治療が効果ナシならば、患者は残された治療を希望するのは当然のことだと思うのですが・・・。本当に困っております。よろしくお願いします。
■大変恐縮ですが、回答は医師又は医療関係者にのみ限らせていただきますのでご了承ください。

A 回答 (5件)

>治療が長期にわたって投薬の効果が表れない比較的軽度での症状の患者には、電気ショック療法を医師は行おうとしないのでしょうか?。



やるかどうかはその医師次第ですけどね。
適応外と言うことはないと思います。軽症でも薬物無効であるなら、ECTは選択肢に入れるべきでしょう。

1995年に精神科薬物療法研究会が作成した気分障害(うつ病)の治療アルゴリズムでは、軽症例でもECTは最後の手段として位置づけられています。これに対しては、いたずらに治療を長引かせるのではなく、(医療経済の点からも)もっと早期にECTをやるべき、という意見すらあります。ECTは、もっと一般的な治療法として認知されていいと思いますね。

私の推測では、質問者さんの主治医はECTの経験が(それほど)ないので、勧めないんでしょう。ECTを考慮してくれるところで意見を聞くのがいいと思いますよ。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございました。
何度も読み返しました。おそらくこのカテではこれ以上の回答は無いだろうと思えるほど、納得できました。

>軽症でも薬物無効であるなら、ECTは選択肢に入れるべきでしょう。

そのとおりですね。私も同感です。
思考バランスのよさを感じます。

>ECTの経験が(それほど)ないので、勧めないんでしょう。

はい 確かにそのようです。その医師の下では20年ほど前にショック療法をしていらい、まったく行っていないようです。

いろいろと貴重な回答を寄せていただきましたことに深く御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。

お礼日時:2005/06/11 21:04

ECT(電気痙攣療法)については精神科医によっても意見の分かれるところです。

ECT治療を一度も行ったことがない精神科医も決して珍しくはありませんし。

個人的には「歴史的遺物」とは思いません。確かに廃れた時期はありましたが、修正型ECTの普及に伴い、その地位を再び回復しつつあるとも言えます。

妊婦や老人に禁忌とおっしゃっている方もおられますが、それも少し違うのではないかと思います。

妊婦に対しては薬物の催奇形性の問題などから、むしろ積極的に行われることもありますし、高齢者に関しても、身体面の管理さえしっかりしていれば絶対的な禁忌ではありません。

どんな薬物にも反応しなかった患者がECTで元気になっていくのを見ると、決して廃れさせてはならない治療法だと思います。

質問者さんの書かれた主治医はECTの経験がないのかもしれません。ECTを積極的に行っている施設にセカンドオピニオンを求めるのが良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答をいただきありがとうございます。
回答者の弟です。

現場に実際に立ち会われていらっしゃる様子が伺え、寄せていただきました回答に深く頷いてしまいました。

しかし
◆治療が長期にわたって投薬の効果が表れない比較的軽度での症状の患者には、電気ショック療法を医師は行おうとしないのでしょうか?。その理由をご存知でしたら教えていただきたいのですが・・・。
よろしくお願いします。

御礼が遅くなってしまいました事をお詫び申し上げます。

お礼日時:2005/06/10 22:49

 2年間療養されているとのこと、本人さんとご家族の方も大変よく辛抱されていると思います。



 さて、電気痙攣療法ですが、自分の経験でも「各大学で積極的に行われて」はいません。現在でも治療の選択肢のひとつではありますが、先の回答者が書かれているように、セロトニン関連の抗うつ剤が発売されてから、電気痙攣療法の占める位置はますます狭くなっていると感じます。そのような技法ですから、是非にというわけなら、電気痙攣療法を積極的に行っている病院に相談されることをおすすめします。

 ただ、自分の経験では欝の回復には相当個人差があり、とくに人生のさまざまな出来事の整理、意味づけという側面がある場合には、それ相応の時間をかけてゆっくりと回復される方が多いのです。2年の時間は決して無意味に過ぎているわけではありません。また、やまない雨はありません。

 あせらず、あきらめずに養生されますよう、そして恢復をお祈りいたします。
 
 
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この回答へのお礼

回答を寄せていただきましたことに感謝いたします。
再々登場させていただきます質問者の弟です。

>自分の経験でも「各大学で積極的に行われて」はいません。

どちらのご専門でしょうか・?
私が直接尋ねました東北大学医学部附属病院では年間ETC療法は500件以上にも上っています。また他の大学病院でも同じように数100例を数えており抗うつ剤の効果が認められない患者に対しては積極的な治療が行われております。

次に
>セロトニン関連の抗うつ剤が発売されてから、電気痙攣療法の占める位置はますます狭くなっていると感じます。

おっしゃられる抗うつ剤ですが、すべての患者に効果のある薬剤ではありません。服用した患者の多くても8割、少なく見ますと6割程度の人に効果が表れてはいますが、残りの人々には効果は殆ど無いということもご存知のはず!。
今回の質問はその残りの薬の効果が認められないグループに入る患者には電気ショック療法が有効なケースが見られるので・・・、と質問をしております。

最後に述べさせていただきますが、ETCは過去の治療方法でもなければ、抗うつ剤より効果が認められない危険性を持つ等と言った治療法でもありません。

実際に劇的に効果が現れるケースがあり、飲み薬以外の治療方法を否定されるのは如何なものでしょうか。

文章が食い下がるような書き方になってしまいました。お詫び申し上げます。

お礼日時:2005/06/07 20:31

#1です。

当方に対し、丁寧なお気遣いを賜り恐縮です。

さて、1938年(国内では1939)から開始されたECTですが、通電を前頭部へおこなうと意識消失と痙攣を繰返します。電気の種類的には家庭用コンセントの電気と同じようなものです。死亡事故は比較的少なくて、電気ショック治療患者さん1万人に対して数人というレベルです。直接胸部には通電しないので、心停止のリスクは高くはないのです。私の#1記載では「時には」心停止 と書いておきましたし、貴方がお尋ねになった先生の意見も「殆ど」とか「近年は」心停止事例はない とか、完全にリスクを否定している訳では有りませんよね。「リスク対効果」をどう捉えるかは、その医師によってです。(気を付けないと、舌を噛んだり肋骨を折ったりすることもありますし、一過性健忘が現れる事も多いです。)

誤解の無いように申し上げますと、「電気ショック治療」を否定しているわけではありません。有効性は有ります。(特に緊急を要する場合。)

「温故知新」という言葉がありますよね。昔からの治療法をより新しい有効な治療法にしていく研究をされておられる先生方もいます。そういった研究はとても大切です。
ただ、日本人の鬱病有病率(一生に一回以上かかる率)が6,5%と報告されている中で、400人/年 という人数が、「大学病院で積極的におこなわれている治療」と言えるかどうかです。

ちなみに一般論として、動脈硬化・脳器質疾患・高血圧・心疾患・結核・妊婦・子ども・老人等は、電気ショック治療の禁忌とされています。

「鬱病」でしたら、脳内のセロトニンなどの働きを高めてあげれば、症状改善する場合が多いです。ですから最近では、抗鬱薬で改善を目指すのが大方のやり方です。

年齢から察すると、「“更年期うつ”なのかな?」と思いましたが、記憶障害があるのですよね。「鬱病」なのか「症状としての鬱」なのか先生はどう判断されているのでしょうね。
脳器質的疾患とか血管壁弾性低下等、全身的身体状況や、あるいは緊急性が無いことなどから、ご担当医は「電気ショック治療不適応症例である」とお考えなのかも知れません。

電気ショック療法の「流行(はやり)」は、ずっと昔に終わった という意味で歴史的遺物と申し上げました。但、繰り返しますが、否定している訳ではありません。お気に触ったのでしたら申し訳ありません。

どんな手段であろうとも、患者さんの辛さを軽減出来る可能性があるのであれば検討に値します。現在かかっている病院で希望を叶えられないのであれば、「電気ショック治療」の適応になるかどうかを、実際にその治療を行っている先生にお尋ねになられるのが宜しいかと存じます。

ただ、薬もどんどん新しいものが出来て来ておりますし、薬を実際に使ってみないことには、その方に効果が有るかどうかは分かりません。現在の担当医が「さじを投げた状態」でないのであれば、時間はかかりますが、いずれきっと、良い方向へ向かうためのお薬は見つかると思います。

症状が改善されますやうお祈り致します。
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こんばんわ。


「ここではできない」というのは「電気ショック療法をおこなうための機材が無い」ということではないのでしょうか。

電気ショックが症状改善につながることは証明されていません。やってみたら良くなった人もいる というレベルに過ぎません。ショック療法が狙ったのと逆の作用として働き、悪い方向に進んでしまう場合もあるようです。

精神科分野の治療では、一般内科等と較べて「薬の様子見の期間」が長いです。ですから他の薬に換えて云々していると、2年位経過してしまう場合もあります。

精神症状が現れているからと言っても、その原因疾患が精神病だとは限りません。
他原因がある、または高い可能性で考えられる場合には、治療の目的は「改善」ではなくて「更なる悪化を防ぐ」になっている事もあります。

電気ショック療法というのは、普段経験しない刺激を与えることで改善を目指す訳ですが、欝に対してはどちらかというと「歴史遺物的な治療」です。
どんどん新しい効果の高い薬が開発されて来ている現状で、逆効果や時には心停止になる等のリスクまでおかしてまで行なうべき治療法なのか というところに先生は疑問を持っておられるのでしょう。

ただ、どのような治療を受けるかの選択は、医師がするものではありません。患者さん側でどうしても というのであれば、希望を叶えてくれる他の病院をみつけて転院するのが手っ取り早いと思います。以上、ご参考まで

この回答への補足

質問者の弟です。
回答ありがとうございます。
私も拝読して詳しい医療知識を知ることができました点に感謝申し上げます。

しかしKAAZ様の電気ショック療法についての解説は大変失礼な表現で申し訳ありませんが誤った知識と不勉強であるとご指摘させていただきます。

>心停止になる等のリスクまでおかしてまで行なうべき治療法なのか・・・。 

この心停止という事態は専門の精神科医の誰に聞いても現在の電気ショック治療の中では殆どありえない事故、と答えるほど安全です。もし事故報告があるというのでしたら是非お知らせいただきたいと思います。因みに大学病院に問い合わせましたが近年聞いたことが無いとの回答でした。

>欝に対してはどちらかというと「歴史遺物的な治療」です。
どちらの専門家なのかと疑うほどです。
現在の電気ショック治療〔ECT〕は各大学病院で積極的に行われ、また効果はとても高く、ECTグループを組織する大学病院では年間400人にこの治療を施しています。
歴史的遺物と評される点に対して訂正を求めます。

本題ですが、軽度と思われるうつ病患者に対して、何故電気ショック療法を行わないのか?については私も分かりません。知り合いの精神科医に聞いても正確にはわからないということでした。
因みに、苦しんでいる質問者に私が「可能だったら試してみたら?!」と勧めたことから始まっております。

乱文をお許しください。
よろしくお願いします。

補足日時:2005/06/03 18:01
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